今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「100分de名著「歎異抄」第1回~人間の影を見つめて~」(再放送)を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。
すっかりレギュラー視聴するようになったEテレ「100分de名著」。今月は「歎異抄」(以前に放送されていたようですね)。
一宗派の壁を超えて、多くの人たちに読み継がれている宗教書、西田幾多郎司馬遼太郎吉本隆明遠藤周作等々……数多くの知識人や文学者たちが深い影響を受け自らの思想の糧として、また、信徒であるないに関わらず、膨大な数の市井の人々の人生の指針となってきた名著。

第1回は、親鸞の人となりや弟子・唯円が「歎異抄」を執筆した背景を紹介しながら、人間の「影」を見つめ続けた親鸞の教えに迫っていく、という内容。指南役は、相愛大学人文学部教授で比較宗教学者釈徹宗さん。

私、かつて手に取ってはみたもののじっくり読んでいませんでした。ざっくり備忘録しときましょ。

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まずは基本情報から。

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仏教といえば、修行して悟りを開いたお坊様が人生の難しさや尊さを教えてくれるといったイメージがあるが、そういうイメージをひっくり返す、揺さぶるような教えを孕んでいる書。時に、喉元に刃を突きつけるような厳しさも、また、この書をむやみに人に読ませてはいけないというような注意書きまでついている。

執筆動機は・・

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色々勝手な教えを広めたり、異なった解釈をする人たちがいる、このままだと惑わしてしまうという嘆きがあって、この文章へと続く。知識とは仏の教えを説いて導く先人。決して自分勝手な解釈を振り回して、他力の教えを乱してはいけません。

 

誤解されやすい、とは何なのか?

‘易行’‘他力’とは何なのか?これは、親鸞、元を云えば、そのまた師の法然が説いた教えの基本。もともと仏教の主流は、修行や学問によって煩悩を無くし、悟りを開くというものだった。出家して世間と離れた所で難しい経典を読み込む毎日。これは誰にでも出来るものではない。だから‘難行’。僧侶が自分で努力して悟りを開くもの、自力の仏教。しかし、法然は、これに疑問を抱く。誰もが救われてこその仏教だと考える。そこで彼が注目したのは、中国・唐の高僧が伝えた阿弥陀仏の名を唱えることで誰もが救われるという教え。

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厳しい修業が出来ない凡人は、阿弥陀仏の名を唱えなさい、そうすれば誰でも浄土仏の世界に行けますよ、というもの。‘南無阿弥陀仏南無阿弥陀仏...’、この念仏を唱えるだけ。だから、‘難行’の反対の‘易行’。しかも、自分が悟りを開くのではなく、阿弥陀様がお救いくださる、だから、‘自力’じゃなくて‘他力’。これなら僧侶だけでじゃなく、どんな人でも救われる。こうして、仏教に革命を起こした法然。その教えに出会い、深く共感したのは親鸞。その教えを受け継いだ。

 

スタジオでの解説・・

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右側部分の方が最初から説かれている。仏様を信仰して救われるというのは小さな脇役だったけれど、法然はこの主役と脇役を入れ替えた。

伊集院さんは、誤解されやすいっていうのはわかります、だって、何もしなくて(修行とか)いいんならそうしますもん、と言う。

‘他力本願’っていうのと同じ?
日本語の中には仏教用語がびっしりと入り込んでいる。本来仏教の大切な教えなのに、たまに良くないこととして転用されたりする、たとえば、‘嘘も方便’とか‘有頂天’とか。‘他力本願’も、本来は“阿弥陀様の願いの力”ということなんだけど、‘人任せ’って使われている。

難行している人からすると、なんで易行も救っちゃうの?って思わない?
法然は、従来の仏教の枠組みからこぼれる人に目を向けた。一旦仏教を解体する。キリスト教イスラム教は‘救い’、救済型で、神への信仰によってのみ救われるみたいなタイプの宗教。仏教は‘悟り’、自己啓発型で、修行して大きく転換していく。しかし、‘易行’は他力の道、つまり、救い型仏教という感じがする。

 

歎異抄」の前半は、親鸞が弟子の唯円に直接語った言葉。では、歎異抄第一条。

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スタジオでの解説・・

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アミダというのは、インドのサンスクリット語に漢字を当てはめたもの。ミタは‘限り’、アがつくと否定になるので、‘限りが無い’、アー・ユースで‘命 限りなし’。アー・バで‘光’、‘限りない光’。アミダというのは、‘限りない命’と‘限りない光’のはたらき。ちなみに、‘寿限無(じゅげむ)’は寿命限りなしからきていて、阿弥陀仏のこと。

頭に‘南無’をつけると、サンスクリット語ナマスに当て字をしたもの。平たく言うと、‘おまかせします’。口に南無阿弥陀仏と唱えるのは、もともとの意味から言うと・・

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生きる姿勢を表す言葉。阿弥陀仏は、仏教が持っている救済原理の象徴。

 

伊集院さんは、僕、急に腑に落ちてきました、今感じている、この競争社会で落ちこぼれた人どうすんの?誰が救うの?落ちこぼれた人の中には、本当に努力したけどダメだった人がいるわけで、勝ち組の人は俺は難行を超えたんだから救われて当然となるけど、社会は前者を救わなきゃおかしい、なんかそれが阿弥陀様のような、と話す。

指南役は、努力して到達した人の欺瞞、高慢を鋭く突くっていう面と枠からこぼれる人たちの道筋という両面がある。しかし、こぼれる人の中に、努力してダメだった人とはなから舐めている人がいて、両方救っていいのかっていう・・概念としては・・・。

 

歎異抄第二条。
京都に親鸞のもとに関東からはるばる弟子たちがやって来て、念仏について教えを乞う。当時関東では、念仏を鋭く批判する人もいて動揺が広がっていた。念仏すると地獄に堕ちるんですか?と聞かれた親鸞、すると・・

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親鸞は弟子たちにそう言い放った。

 

スタジオでの解説・・
二ヶ月以上かかった大変な旅、それだけの時間をかけて来た弟子たちに、知らん、難しいことを聞きたかったら学者に聞きに行けと言う。親鸞という人は、こういう面に関しては本当に厳しいところがある。本当に救われるかどうかわからないけども、俺はもう、この道しかないんだというある種の独白という感じ。

 

親鸞は、京都の下級貴族の家に生まれ、9歳で出家。20年間比叡山で厳しい修行を続けたが、煩悩が消えないことに苦しんでいた。そんな折出会ったのが法然の教え。親鸞は、念仏者の道を歩み始める。念仏すれば誰もが救われると説いた教えは、武士や庶民の信仰を集め広まっていった。しかし、やがて、旧来の仏教勢力から糾弾され、法然親鸞は新潟と四国に流罪。僧侶としての資格を奪われてしまう。4年後に赦免され、関東に移った親鸞は、僧侶でも俗人でもない非僧非俗として、庶民と生活しながら教えを広めた。親鸞は、肉や魚を食べ、妻をめとり子供も7人いたと言われている。これまでの仏教の戒律にとらわれず独自の道を歩んだ。

 

スタジオでの解説・・
親鸞は‘愚禿(ぐとく)’と名乗る。おろかなはげあたま、かもしれないし、‘一人のおろかな人間’として立つ。90年生きてるが、一度も悟ったと言わなかったお坊さん。真っ暗な中にいる自分に仏教の教えという光が当たって、パアっと闇がはれて、どんな姿をしているか見えてくるし、どこに立ってるかも、どこに進んでいけばいいかわかってくる、でも、光が当たってパッと下を見ると影が出来てる・・光が強ければ強いほど、なお一層くっきりと、影が浮かび上がる・・という、ここを一生ごまかさなかった。光と影の緊張状態が生涯続く、だからこそ生まれた思想、というのが第四条に出てくる。

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この世でどれほど愛しい、不憫であると思っても、思い通り助けることは大変困難であるので、この慈悲は不完全なものである。私たちが日常生活で起こす慈悲の心や行いは不完全なものだと親鸞は言う。2011年の震災、大きな波にのまれた方、この手を離さないでおこうと思っても離れてしまい、一生愛する人と会えなくなったとなった・・思い通りにならない・・これが生きるということ。

伊集院さんは、劇薬だなと思うのが、この言葉を聞いて、あきらめちゃう人とだから頑張れる人とがいるってこと。

指南役は、NPO活動をしていて認知症や難病の方と関わっているが、時々四条が囁いてくる、おまえ、いいことしてると思ってるんじゃないのか、とか、どこまでいっても自分の都合が混じってるだろ、とか。だから続けられるという面もあるけど。何一つ思い通りにならないということが本当にわかったときに、じゃあ、何するの?っていうふうな課題も突きつけてくる、と話す。

最後に伊集院さんは、いいなと思うのは、このことを知ってて、何かにぶつかった時に、僕は、これを思い出すことはある、これをもとに、やらないいいわけにするくらいなら、今は知らなきゃいけない言葉がある、このあとも理解していきたいと締めくくる。                   (完)

 

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そもそも「歎異抄」の意味からして誤解しておりました。今回再放送して頂いて良かったな、これも何かの縁だと思います。真っ暗闇の中にいる自分に光が当たって、その光が強ければ強いほど、影がくっきり出来る・・自分なりの解釈しか出来ませんが、生きるってそんなこと。私は、太陽の光が苦手です。真夏の戸外は苦手です。単に紫外線や日焼けがいけないというだけですが、明るく照らされることが苦手です。舞台でもスポットライトが当たるのも苦手で、そこから逃げたくなります。自分の本性がさらされるのが怖いのかもしれません。って、別に何を隠し持ってるわけでもないのですが。

それと、指南役さんのおっしゃる、何か人のために良い事をしてる時に、四条が自分をつついてくるというあたり、よくわかります。私ならそれに負けて、何もしなくなるんですが、だからこそやり続けるんだというお言葉に、そうかぁ・・常に内なる自分と自問自答しながら行動なさってるのだなと考えさせられました。自分だけがぐじゃぐじゃ考えて身動き出来なくなってるんじゃないんですよね。

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日々感謝です。


 

相田みつをさんのお言葉を備忘録。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

本日は、雨。

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図書館でお借りしている相田みつをさんの本、数冊。編み物の合間の気分転換に、書写?してみました。

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昔、会社員30代の頃でしたでしょうか、部署異動で全く別世界の仕事場に行ったとき、まるで転職!のような環境に愕然とし、毎日かな、救いを求めるかのように図書館や映画館、そして本屋を彷徨っていましたら・・目に飛び込んできたのが本屋に並んでいた相田みつをさんの本たちでした。じーっと眺めて、じわじわと目頭が熱くなり、思わず購入いたしました(後に断捨離で処分してしまいましたが)。その時から心に焼き付いているのが、“根っこ” “憂いのまなこ” “ただ咲く”エトセトラ。

久々に借りてみましたら、懐かしくて、懐かしくて・・でも、返却しなきゃいけませんし、買えないし、で、ならば書き付けておこうと、いつもの思い付きでボールペンでサラサラと。あっ、ダメだな、曲がるし、思うような字が書けない・・。書いてみて気づいたのですが、相田さんの書、作品はすごいなと。バランスとか筆遣いとか凄く考えられていて真似できません。いえ、真似て書くつもりは毛頭なく、言葉を記しておくだけなのですが、実際横に置いて、言葉をなぞってみると素晴らしさがよくわかります。自分の浅ましさといいますか、未熟さ、甘さを思い知らされました。とほほ。

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そして、夕方から先ほどまで朗読勉強会に出席してました。今回は、メンバーの方に、ちんすこうを頂戴いたしました。

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私の課題「蜘蛛の糸」も終盤に入り、先生の指導も厳しくなりました。しかし、なんだか楽しいです。私と真剣に向き合って下さってるんだと思うとうれしいです。顔の赤みとかゆみが引かなくて、ほぼすっぴん状態なので欠席しようかなと思ってましたが、えいっ!と出席して良かったです。継続は力なり。

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日々感謝です。

 

 

 

 

 

ほったらかしをすっきり。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

どうにもこうにも限界でしたので、本日、やっとこさ、美容院に行ってきました。まだ白髪スタイルにする勇気もなく、白髪染めとカット。春夏は男性のように刈上げスタイルにしていましたが、この秋冬は、少し襟足は残してみました。どこにでもあるスタイルです。やっぱり、気質的に刈上げが似合うかなぁ。

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美容院って、パーマとかヘアカラーとかにすると・・一日仕事になりますよねぇ・・。

 

帰りに、ただ今熱中している編み物の毛糸が足りなくなりましたので、追加購入。袖口とタートル部分の端を、色を黒にしてみようかなと。

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午前中に、各パーツは編みあがりました。他には何も手をつけておらず、TV番組備忘録もさぼってます。編み物の方が好き、楽しいってことなんでしょうか。

 

こんな風になるはずなんですが、どうやら、でっかくなりそうです。コンパクトだから素敵なのに・・。ここのところのブログもコンパクトです。

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日々感謝です。

 

 

 

すこぶる良いお天気でしたのに、本日もお籠り・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

本日も朝から良いお天気でございました。風が強く吹いていましたが、とても気持ちが良くて。

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先日もブログに載せましたが、ハナミズキの実?何なのか不明なのですが、日増しに赤くぷくぷくになっております。ネット検索しようしようと思いながら・・。

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f:id:sumikichi52:20171004192650j:plain これは来年咲く花の芽ですよね?

一体何なのでしょうか。って、毎回言ってます。

 

こんな良いお天気の日は、外に出て思う存分お日様の光をうけるべきところでございましょうが、ここ数日、編み物に熱中しておりまして、本日もお籠り。前回のブログ更新時より、だいぶ進みました。前身頃と片袖完成。ただ今はもう片袖の作業中。

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sumikichi52.hatenablog.com

 

あまりにも動かなさすぎでしたので、夕方日が落ちてから、気分転換に気になる草むしりをちょこちょこっといたしました。

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あんまり変化ないですね。とほほ。

f:id:sumikichi52:20171001211741j:plain 放置してる所はこんなにボウボウ

 

明日も、三ヶ月ほったらかしのヘアをカットしに美容師へ行く以外は、引き続き編み物に熱中予定。お気楽なもんでございます。これから(21時に)、居候Kくんのお迎えです、車で30分かけて。なんて素晴らしい姉だ、私は!

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日々感謝です。

 

 

 

 

 

NHK「ドキュメント72時間~基地の町 大人のロックフェス~」を観て。負けねぇぞ!

こんにちわ、SUMIKICHIです。

最近よく観る「ドキュメント72時間」。今回は、~基地の町 大人のロックフェス~。米軍の横田基地がある東京・福生。音楽やファッションなどアメリカ文化が根づいたこの地で、30年以上続くロックフェスティバルがある。他のフェスと違うのは、ステージで歌うミュージシャンの年齢がちょっと高めなこと。多くは地元で働く40代から60代。「ラブ&ピース」を叫んでいたかつての若者たちは今、何を叫ぶのか。その歌は観客に何をもたらすのか。夏の終わり、手作りのカニ坂ロックフェスに密着する3日間。ざっくり備忘録しときましょ。

 

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8/25(金)12:00
初日に合わせて会場へ。夕方には始まるそうだけどまだステージを作っている。出演者たち自ら作る。

◆カフェバー経営 46歳男性
耳にピアスがついている。嫌なことがある度にあけてきたらしい。

10回位あったということですね。いい意味で不良たちの集まりですね。実行委員長も65歳過ぎてまだ不良です。あちこちでやってるフェスとは違いますんで。

 ・・実はこのロックフェス、今年で34年目を迎える歴史あるイベント

 

◆英語塾講師 53歳アメリカ人男性
30年位日本に住んでいるけど、ここにいる人たちはみんな知ってる。今日は夏休みで時間があったから、ちょっと助けに来た。

基地の仕事をきっかけに福生で暮らし始めたそう。

 ・・ロックフェスは地元の交流の場にもなってきた

 

◆カニ坂最古参 宙さん 水道工事 67歳男性
一回目からステージに立つ街のスター。渋いオーラ漂う。20歳で鹿児島から上京、働きながらロックの道へ。若い頃は米軍基地を回って、演奏もしていたそう。米軍ハウスを借りて、そこに住み始めたのが福生。もう47年、歳を重ね家族もできたけど、第一線に経ち続けている。

いつも肉体労働でほとほと体をいじめながらやってます。ほとんど音楽に費やしてきたから、僕の場合は。

 

 

17:30 いよいよスタート
入場無料、3日間で30組が演奏する。

◆おっさんだらけのカニバンド。福生を象徴するような「白いハウス」という曲を歌います!米軍用の住宅が並ぶ街を歌った若かりし日の一曲。

  ♪ あの角で待っているって言うけど
     白いハウスばかりで どこかわからない

 

 ・・福生の若者にロックを教えたのは ―
      基地から流れてくる米兵向けのラジオ放送だった


◆地元ライブハウス経営のママ 65歳
  ♪ 今がすべて
     ビール片手に 私に尋ねた
       人生は何のためにあるのかって

演奏を終えたママがステージから降りてきた・・
ライブハウスやってるから、時々歌うんです、お店で。歌い続けるエネルギーをくれたのは、20代に会ったアメリカ兵だという。

あの頃福生に来てる外国の人は、徴兵制でみんな嫌々来てる人が多かったので、戦争は反対だし、(お店で)ストレス発散して帰るみたいな、そういう人が多かったですね。特に印象に残っているのは、ベトナム戦争が終わった時、軍服を脱ぎ捨てて、自分の足で踏んで、ライターで火をつけて燃やして、泣いてた人がいっぱいいたし、戦争が終わってバンザーイみたいな、そういう人が多かった。その光景が今でも鮮明に焼き付いて
ますけど、忘れられない。

 ・・当時の若者たちが感情をぶつけたロック
        その情熱は今も街に こだまし続ける

 

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8/26(土) 8:58
福生には日本語学校や工場が多く、50ヶ国以上の人が暮らしている。だから、露店も国際色豊か。

11:14

◆基地輸送関係 48歳男性&基地自動車整備 49歳男性
出番を待っているミュージシャン2人。高校生の頃からカニ坂に来ている。30年位前から・・いつの間にかそんなに経ってるんだよね、未だに若手だけどね。二人とも基地で働いてるけど、基地反対、戦争反対、矛盾だね。しょうがないっすよね、25年以上働いてるもんな。

気づけば40代後半、色々あるけど折り合いをつけてきた。

20代とか昔はこれで食っていけたらなぁと思ったりもしてたけど、今はもう(プロに)ならない方がいいですね。それよりもプロになんない方がロックですよね。

 

徐々に集まるお客さん、やっぱり年配の人が多いみたい。ノリノリで踊るワンピース姿の女性がステージに上がっちゃった。

◆元ゴルフキャディ ちょっとご高齢
毎年来てるんですよ、無料だから。ロックが大好き、曲に合わせて腰を振るのが大好き。女性に歳を聞くのは失礼よ、相当歳だけどね。通い始めたのは5年前。行きつけのお店のマスターが誘ってくれたそう。昔からロックが好きだったわけじゃないけどね。10年前に旦那に逝かれてしまって、夜も眠れなくなったの。みんな私みたいな気持ちになるはずですよ。

そんな時にロックに触れて、生前夫が褒めてくれた得意のダンスを思い出したそう。

死んだ旦那が言うの、あなとはカリスマ性があるとかって。ひとりで生きてるんです、ロック貰って。負けねえぞ、とか言って生きてるんですよ。

◆近所にお住いの中高年ご夫婦
初めて奥さんを連れてきたんどけど、うるさいって。


 ・・全身から絞り出される大人のロック
      心の奥に眠っていた青春が解き放たれていく

 

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17:02

◆飲料プラント営業 49歳男性
最後のバンドを待ってます。‘狂育委員会’、福生では有名ですよ。20年前からやる曲は変わらないんで、そこがいいんですよ。息苦しさを吐き出すような演奏がたまらない。  

 

◆狂育委員会のステージ 御年64歳の3人組
    ♪ これから始まるクソたれバンド
             本音半分 建前半分

 ・・昼の最後のを飾る、会場の熱気も最高潮に

 

18:51
演奏後の狂育委員会のメンバーに声をかけてみた。

プロじゃないですよ、植木屋です、造園業。今は騒いでんけど昔から‘NO NUKES(反核)’。広島のいろいろなところで・・。

学生運動の余韻が残る70年代、同級生と始めたバンド。今も歌っているのは昔と同じ曲。

ここから世の中変えようとか思いたいけど、無理だよな、でも無理だろうけど思ってる、ってそんなもんだよ。いくらワーワー言ったって、たかが植木屋が言ったってしょうがねぇじゃん。結構あちこち行きますけど、俺たちはウケるんですよ、なぜか。桑田圭祐ほど良い詞もないのに。

 

◆朝会った基地で働く男性2人バンド
    ♪ 手をつなGO
        手と手をつなごうぜ
           別に何もできなくても

      今夜も空に向かって矛盾を叫ぶ

 

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8/27(日)12:49
ロックフェス最終日。初日に出会った67歳の街のスター登場。ステージ下で声援を送るひとりの女性が。

◆精神福祉士 66歳女性
この場が大好き、みんなフリーで。ここにいると、自分らしく、自分自身でいていいんだろうなって。

ひとつ上の宙さんの歌に自分の人生を重ねてるみたい。

世の中で生きてるとさ、いっぱい制約とかあるでしょ、会社や近所でこうやっちゃいけないとか、でも、そうじゃなくて、こいつらって、魂を歌ってるんだから、凄いよ。

    ♪ できることの できるすべてに
            感謝 感謝 感謝感激

宙さんにとってロックとは? ロックは俺だよ。


 ・・最後の曲まで 人々は踊り続けていた

 

◆癌手術を乗り越え2年ぶりに踊る女性
入院中に、私のために、このカニ坂の様子を撮りに来てくれた友人がいて、本当に嬉しくて涙が止まらなくて、本当に有難かったです。自然体で生きられるだけで有難いな、幸せだと思います。

 

8/28(月) 9:08
宴が終わり、ステージ解体が始まる。大人のロックフェスに朗報?30代のメンバーが加わり、新たな風も。

若手が台頭してきたから、我々は追い出されるかもしれない・・ハハッ。 (完)

 

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ライブハウス経営ママの忘れられない光景・・ベトナム戦争終了後、基地駐在の外国人兵たちが軍服を脱いで、燃やし、涙を流しながら喜びを表していた・・ママの歌う姿に重ねて観ていると、なんでしょうね、やりきれないですね。そんなときにも、どんなときにも、音楽は人々に寄り添ってますよね。ワンピースのお姉さまの‘負けねぇぞ!って言いながら、ひとりで生きてます’にも、あっ、そのフレーズ、いいかも、と思ってしまいました。誰に対しての‘負けねぇ’なのかは深く考えずに、人智の及ばない何かに向かって。そうそう、私、ロック好きと言ってはおりますが、なんだか、違うなぁ、ただのポップス好きでしかないな、と反省いたしました。魂の叫びを口から発する、自分を解き放すことは出来ないなぁと。しかし、つくづく、やり続けることの偉大さに心惹かれる今日この頃でございます。Vocal発表会、島ライブ、私らしく楽しみましょ。

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日々感謝です。

こんな時期に剪定?しかも名前をしらないままのグリーン。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

本日は、一日中、久々の大雨でございました。気になって仕方がなかった、名前を調べていないグリーンの剪定?をいたしました。約一ヶ月前に一回り大きめの鉢に植え替えたのですが、その際にすべきでした。先延ばしにするんですよねぇ、私。

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sumikichi52.hatenablog.com

 

 成長期ではないこの時期にするのはどうかと思いましたが、赤丸部分から新芽が生えているのと、一ヶ月前の植え替え時に一部切って水挿ししている枝から根が生えているのを見て、まだ大丈夫かもと素人判断してしまいました。

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 で、こんなにバッサリ。

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切り落とした塊(ほとんどクネクネした枝葉)から真っ直ぐに切って水挿しできそうな枝を作りました。

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葉を数枚残したものと試しに茎だけのものを。

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まとめ、ビフォーアフター

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さてさて、どうなることでしょうか。え?そんなことより名前調べたら?そっか。

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日々感謝です。

 

悩んでも仕方がないときは・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

ここのところ、居候Kくん問題でモヤモヤ悩むことが増え、でも、考えてもどうしようもないことばかりですので、だんだんとこの悩む時間がもったいなく思えてきまして、とうとう、よし!この無駄な時間を形あるものに変えよう!と、先日買った毛糸で早速、セーター編みにとりかかりました。昨夜から本日の夜まで延べ10時間位で、後身頃と前身頃の下部分を編みました。

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モヤモヤしながらでも、編み始めたら憑りつかれたように手を動かし続け・・ふと、こういう状態って、好きってことなのかな?悩んでばっかりでも10時間、同じ時間の経過をたどるなら、形あるものが出来てる方が生産的かな。

順番が逆ですが、こういうデザインのセーターになるはずでこざいます。

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5年前くらいに編んだものがこちら。

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断捨離を潜り抜け、手元に残してあり、毎年ヘビーローテーションで着ています。もうヨレヨレ。けれど、結構高かった毛糸で編んでいるせいか、持ちが良いです。洗濯機でおうちクリーニング仕様でガンガンに洗っています。この調子でいくと、来週週末は出来上がってるかな。そうですねぇ、間に合えば、来月のVocal発表会用に、また毛糸を買ってセーターとか編んでみようかと、思いつきです。

 

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そうそう、Kくんに少しでも元気になってもらおうと、夕方から近くのスーパー銭湯に行ってみました。人もまばらで、ひろーい銭湯にゆったり浸かって、体もホカホカ、気持ちいいねぇ、とKくん、ご満悦。私もにんまり気分。

 

とにかく、本日は部屋にこもって、編み物に熱中でございました。PCも、このブログ更新のために、銭湯から帰宅して、夜、初めて立ち上げ。ある意味、充実した日だったと言えなくもないのでは?

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日々感謝です。