昨日、神楽を堪能。神楽って、新喜劇?
こんにちわ、SUMIKICHIです。
最近よく利用している区民図書館の掲示板であるイベント告知を見つけ、おっ、これは絶対観たい!と昨日いそいそと出かけました。それは、神楽!しかも今回舞う神楽団は、以前NHK番組の神楽特集で出演していた神楽大好き少年二人の憧れの神楽団だというのが頭に残っていたものですから(勘違いでしたらすみません)、是非ともこの目で確かめたかったのです。
私は、素人なのですが、番組の影響ですでに生神楽を2回ほど観ており雰囲気はつかんでおります。自分なりに。
団体名は横田神楽団。海外遠征をするほどこの世界ではかなりの実力派で、5年先までスケジュールは埋まっているそうです。今回はチャリティショーですが、地元住民で活動する郷土を愛する会の主旨に賛同して出演を快諾されたとのこと。プログラムを見てびっくり。『滝夜叉姫』『悪狐伝』『八岐大蛇』と3演目、なんて贅沢なんでしょうか。え?単独公演の場合は普通?迷った結果全て観ました。会場には、神楽ファンが大勢かけつけ、約1,300人はいらっしゃったと思います。立見もいました。
このチャリティーショーは4年に一回開催されるそうですが、こんなに席が埋まったことはないそうです。恐るべし、神楽。「うわぁ、滝夜叉姫やってくれるんじゃね、好きなんよ」「三つもあるよ、すごいね」「横田って、有名じゃろ」などなど周囲がワイワイやってました。へぇーっ、とただただ感心していた私。
備忘録として雰囲気の写真を載せときましょ。ボケてるけど。席が遠かったんですよねぇ、って言い訳。
『滝夜叉姫』
この姫(鬼)様は20代男性らしい。
重い衣装で、高速回転。豪華な衣装。
『悪狐伝』
お寺の住職さん(役)が、いきなり観客相手に漫談を始めて、驚き。こ、こんな演出するんだ。姫(狐だけど)にアドリブで話しかけるから困ってるし。
しかも、40代だとバラしてるし。
一応、ストーリーをすすめながらなんですけどね。各団体でいろんな演出があるとは聞いてましたが、漫談とは。そろそろ真剣に・・
と思いきや、鬼から化け物になってもまだ続き・・
挙句の果てには、観客サービス・・
頃合いを見計らって本来の神楽に戻っていきました。住職さん、あとで団長さんに“長すぎる”って叱られるらしい。
ある意味、私の中では神楽継承の課題が浮き彫りになったりしましたが、サービス精神にいたく感動してしまいました。
『八岐大蛇』
大蛇に飲ませる酒造り。二つの樽なんですね。
大蛇たちのパフォーマンスが素晴らしい。団体ごとに型が違ってたりしますね。
横田神楽団さん、ありがとうございました。堪能いたしました。
まだ数回しか観てなくて流れは何となく理解したくらいで、上手い下手とか舞に関してとやかく言えませんが、もし、ブログを見て下さる方がいましたら、是非とも一度生神楽をご覧頂くと楽しいと思います。自分も舞っている気になって凝視していると、舞い手の大変さが伝わってきます。手作りの衣装やお面も。な〜んて。
そうそう、最前列に高校生たちがかぶりつきで観ていましたが、神楽部の生徒さんたちみたいでした。少し前NHK番組の特集で高校生の神楽甲子園っていうのを知ったのですが、、本番では10㎏以上の衣裳を身に着けて舞い続け、酸欠で倒れそうになりながらも最後までやり抜く姿にじわっときました。しんどくっても、プレッシャーがあっても幼い頃から親しんできた神楽が大好きなんですって。
アスリート並みの身体作りと地方の伝統継承を併せ持った神楽部。高校に神楽部があるなんて素敵なことだと思いました。いつか番組に出演していた神楽大好き少年たちの舞が観れることを楽しみにしています。それにしても、知らないコトが多過ぎでございます。
日々感謝です。