図書館で借りた書籍記録⑦
こんにちわ、SUMIKICHIです。
私の記録用。今回は、この3冊。
↑ なぜこれを借りたのかな?なんとなく。
↑ 前回借りた高橋源一郎さん関連かしら。
ところで、返却本の中から、内田樹氏の「もういちど村上春樹にご用心」について少し。内田氏の「街場の〇〇論」シリーズは何冊か読ませて頂いており、わかりやすくて割と好きな思想家・哲学者 です。その内田氏が村上春樹さんを題材にされているとは存じ上げませんで、ちょっと覗いてみようかと思いお借りした本。
空き時間にちまちま読んで、先日読み終えました。最初の、初心者のための“村上春樹の「ここが読みどころ」”から徐々に深くなっていく(私にはのっけからへぇー、ん?の世界でした)のですが、う〜ん・・自分のバカさ加減にがっくり。書評は苦手ですので、詳細は割愛しますが、小説家とか翻訳とか、物書きを生業としている方達の世界は異次元な感じで、自分が怖いもの見たさで足を踏み入れようとするとぼわっと瞬間に消えて無くなりそうです。とても引き込まれて興味深くて、読んで良かったと思っているんですけどね。特に今頭に残っているのは、「口からべらべら語ったものではなく、何を語らないか、語らなかったのかが重要」みたいな言葉。しかし、私の読書活動は、つららーとうわばみを掬ってるようなもんだなー。今後、変わるのかなー。
そうそう、どうでも良い点ですがふたつ。
ひとつは、先日更新した「校閲ガール」感想記事にも綴ったのですが、また本文中の“校閲”の文字に目がとまりました。
・・・「ビートルス」とか「キンクズ」とかいう表記を講談社の校閲が黙過するはずがないということを勘案すれば、「ズ」でも「ス」でも、そんなことどうでもいいじゃないか程度のバンドだったということが知れるのである。・・・
ほほぉーっ、恐るべし校閲!信頼度半端ないですね。私、校閲オタク化してる?
ふたつめ。
・・・ウェーバーとかマルクスとかフロイトとかレビィ=ストロースといったレベルの人々は、「自分はどうしてこんなに頭がいいのかわからない」という「不能の感覚」がリアルに実感されるほどに頭がいい・・・
・・・僕は「ブリコラージュ」というレビィ=ストロースの術語を借りて何度か論じています・・・
ん?レビィ=ストロース?待てよ、Eテレの番組「100分de名著」での紹介著者が先日からそんな名前の人で、誰?と興味が湧き、録画したままのはず。なんたる偶然!他にもこの本の中に、前回借りた高橋源一郎さんの名前もたびたび登場していましたし、偶然の芋づる式読書かな。とにかく、忘れて消去してはいけないので早めに観ましょ。
日々感謝です。