NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎 〜第33回嫌われ政次の一生〜」を観て。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
昨夜、NHK大河ドラマ「おんな城主 直虎」を観ました。
毎回、予め番宣を詳しく見ないのですが、政次が死んでしまうらしいというのは知っており・・が、まさかあのような最期を迎えるとは・・。
このシリーズにはあまり興味のない居候Kくんも、クライマックスあたりから、TVの画面にかじりつき・・直虎が突然走り出し、薙刀?かな、それを奪い取り政次の胸に突き刺した時点で、我々は、ありゃあ〜とも言わず、息をのんで、ただただ沈黙。続く、というナレーションが流れた後も、無言。
“本懐”って・・。政次の想いを汲み取っての直虎の行動、政次はさぞかし本望だったことだろう、そうなのか?・・。
史実に、スタッフの想像力を加味しての役だったとのことですよね。直虎も、家臣も、心が引き裂かれたでしょうね。
少し前に、ブログで、この政次が切なすぎるといった内容を綴った(たった一言ですけど)気がしますが、切ない、と言っておしまい、というにはどうもやり切れない感じでございます。
沈黙を選ぶ男
どれだけ抑え込んで内面を隠すか、
座しているだけでどこまで表現することができたのかな
政次の在り方は美しい
寡黙で何を考えているのか
一番親しい人ですら分からないくらいの人間って好きだなと
囲碁をやっている人間なので、同時進行で5手も6手も先を考えていたはず
その果てに政次が選んだのは、最後の瞬間まで“嫌われ政次”を全うする
というものでした
彼にとっては最高の選択
同じ表情でも見る側の受け取り方で見え方が変わってしまうとしたら、
なるべく見る方に与えるイメージを広くとりたいと、
限定しないお芝居を心がけました。
フラットな表情でどこまで伝わるか、政次を通して
挑戦させていただいていたような気がします
以上は、番組HPの高橋一生ロングインタビューに掲載されているものですが、
出番が終わっても、しばしまだあの世界観の中で漂ってらっしゃることでしょう。
だいたい番組や本などで影響を受けたものは、何か私の人生に活かせることがないかなぁと、自らを顧みたりするのですが、今回は・・私には政次のような生き方は出来ません。えっ?求められてない?
唯一、活かせる可能性があるとしましたら、そんな方がもしこの現代にいらっしゃったならば、その方の本懐を推し量れる人間になる努力はできるかも、ってことなのかな。えっ?そんな人間いないって?
ここまで綴っておいてなんなんですが、‘政次さん、切ない’もさることながら、Kくんの行動にも多少驚きましたので、今回ブログの裏テーマは、‘Kくんもかぶりつきで観たシーン’ということになります。政次亡きあと、どうなって行くのか、見守りたいと思います。
日々感謝です。