今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

本日も、皆様からの恵みでほっこり幸せを感じました。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

本日は、今週土曜日に行うライブの音合わせをするために、自宅から車で40分位のカラオケ店にでかけました。ライブと申しましても、島で行う先輩男性M氏主催の‘ゴスペル&良いお話’無料ライブで、私が厚かましく参加させて頂いてるんですけどね。今回で3回目になります。 

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参加させて頂く上に、ギター伴奏までして貰い、いやはやホント厚かましゅうございます。驚いたのが、最近のカラオケ店って、エレキギター持込みOKで、カラオケにつなげられるんですね、びっくり。えっ?常識?つなげる作業でてんやわんやで写真を撮り損ねてしまいました、残念。今回の私のライブ曲は、「遠くで汽笛を聞きながら」と「なごり雪」にいたしました。なにやら明日あたり、東京の方で「なごり雪」が降るかもしれないらしいですね。奇遇です。それと、以前歌った事のある「アメージンググレイス」をM氏とハモることになりました。ハモりもなかなか楽しいです。そのうち全曲ハモったりして。

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一生懸命集中して(?)練習した後、M氏のお宅にお邪魔しまして、奥様と三人で語らいのひとときを。って、私が、たいして面白くない話をペラペラ喋った感じでございましたが。これでまた当分ひとり寡黙生活に耐えられそう。そうそう、中高年夫婦のこれから先の生き方は些細(?)な価値観・優先順位の違いがきっかけで熟年離婚に発展しかねないよね、なんて話も出たりしました。自宅の湯沸かし器(だったかな?)が古くなったから買い替えるとするか、が、この際だからエコキュートにしたら年間のランニングコストが激減すると営業マンが試算してくれ・・けどリースだと十数年使わないといけないから縛られるみたいで・・この年齢になると先の事なんてどうなるかわかんないし・・うんぬんかんぬん意見が食い違い・・離婚届にハンコ押す、みたいな。そうでなければ、壊れてからにするか、と何事もなかったかのように話はおさまる、まるでコントのような展開。ネタ、頂きました!M氏ご夫妻は、何が起きても安泰でらっしゃいます、きっと。

そして帰り際、なんと、昨日に引き続き、ご夫妻からも贈りものを頂戴しました。

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私は、質素なお菓子を差し上げただけですのに、お恥ずかしい限りでございます。とほほ。

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有機栽培ものの食材のようで、すごく気分が上がります。早いうちに食してみなくては。楽しみです。みかんもぴかぴかして美味しそうです。有難いことでございます・・これ以上何を望むことがあるでしょうか。

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日々感謝です。

昨日市民演劇公演無事終わり、本日ケーブル回線切断につきしばし音のない世界で・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

只今午後7時過ぎ。昨日、無事我が劇団の公演が終わりましてホッとしております。

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舞台は、午後2時から一時間程度、台詞は一部余計な単語が入ってしまいましたが、練習中のときほどひどい事にはなりませんでしたので、本当にホッとしております。そして、放心状態でございます。本番中の写真は撮れていないのが残念ですが、私たちの劇団の公演前はちびっこミュージカルでしたので、会場の雰囲気だけでも備忘録しときましょ。

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三つの団体を足して観客の発表数字は200名らしいですが、私たちの公演の観客数は40〜50名といったところでしょうか。ご年配の方々がほとんど。

地元ネタ(加計の鮎最中とか可部のかりんと饅頭、ゆあさの二重焼きなど)が散りばめられていますので、結構笑いを頂戴しておりました。

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とにかく、台詞を忘れて流れを止めるようなことはありませんでしたので、演技力がどうのこうのよりも、だだそれだけでも御の字です。全員揃ってのリハーサルが出来ていないのにもかかわらず、です。そして、練習期間中、あんなにモヤモヤしていた気分がどこ吹く風です、ホント人間ってやつは。

しかし、今回は(も)、色々勉強になりました。芝居を面白くしようと思ってやってたつもりが、間違った方向に向かっていたのに気づきましたし。団体で作り上げていくものは、各々が勝手によかれと思ってオーバーに芝居をしていたら収集つかなくなり、リズムも狂うので、与えられた台詞をきちんと素直なリズムで話し息をあわせてこそ、脚本が生きるんですよね。つくづく、自分は‘我’が強いってことを再認識いたしましたとさ。決して目立ちたがり屋ではございませんよ。

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そして、観客のみなさんがクスッと笑うところが、予想外の台詞だったりしますので、どの台詞も話もおろそかにはできないということも再認識。今頃?って感じ。

この年齢になりますと、本番前と最中の緊張感、心臓のドクドク感は身体によくないですね、ホント。楽しさを通り越して自虐空間ですね。しばらくしたら、またやりまっす!ってなるかしら?ならない気が、今はします。

 

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嬉しかったことを少し。
夜の芝居の練習の帰り、年下のメンバー女子をいつも車で送ってあげていましたら、ある日の帰り道「これを受け取って下さい、いつも送って頂いて・・ありがとうございます。たいしたものではないんですけど・・」と車を降りる間際に頂戴いたしました。

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同じ方向なので全くお世話してるつもりないのに、返って気を遣わせてしまったなぁと思いましたが、彼女が言うには、人から親切にして頂いたら感謝の気持ちをお伝えしなさいといつも母から厳しく言われているので、とのこと。なるほど、彼女の几帳面さはそんなところから生まれてるのですねと頭が下がりました。実は、私は断捨離でヒラヒラのハンカチは処分しましたので、いつもタオルハンカチを使用してて、ある時、正装した際、あららぁーヒラヒラハンカチを残しておけばと思っていたところでしたので、とっても有難かったのです。彼女は私がいつもタオルハンカチを使っているのをチラッと見ていて一瞬迷ったようですが、ならばハンカチにしてみようと決めたみたいです。重ねて、頭が下がります。

もうひとつ。メンバー女子から、鮎最中のお返しにと、自身のお気に入り店のジャムをくれました。

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トーストにつけて食べるのに丁度良かった、と大喜びの私でございます。大切に食したいと思います。

 

最後に、公演終了後、たまに出張ランチしてくれる後輩女子宅に立ち寄らせてもらった際、なんと小さな花束(ブーケっていう?)を頂戴しました。

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ここ当分、いえ、ずっと長い間、自宅に花がございませんでしたので、これまた心が華やぎました。なんだか、素敵なこともございますね。それにしても、こんなにブーケの写真を載せなくてもいいですよねぇ。

     

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そんなこんなでいい気分でしたのに、本日の朝、ケーブルテレビ回線がなにやら調子がおかしく、TVも電話もネットも見れず情報から遮断されてしまったのです。まぁ・・しゃーないか、とケーブルTVに連絡だけはして、伸ばし伸ばしにしていました確定申告に再挑戦。

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保険会社から退職金の源泉徴収が届きましたし、もうすぐ締切ですから。税務署に出かけ、大混雑の中待つこと一時間で申告をすませ帰宅。

 

それから、作業員さんが来られるまでの約5時間、しーんとした空間で散らかった部屋をゴソゴソ片付け(さほど綺麗にならず)、同録観たり・・結構楽しいもんでございました。忘れていたこんな静かな時間。たまにはいっか。

芝居活動もひと段落・・さぁ、次は歌うたい活動!明日は先輩男子と島でのライブ(お客様はいらっしゃらないかも)の音合わせをいたします。あまり歌いこんでいないのでトホホでございます。まぁ、楽しんで! 

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日々感謝です。

Eテレ「まる得マガジン〜マインドフルネス・第3回自己主張ストレッチ〜」を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

“ストレス社会と言われて久しい現代。怒りや不安、悩みなどと上手くつき合っていくためにはいったいどうしたらいいのか。そこで、心を今に向けるマインドフルネスを始め、身体をリラックスさせたり、行動を見直したりして、ストレスに対処する方法を紹介”という番宣(5分番組)を拝見し、8回放送のうち6回分(2回分見逃し)を観ました。ざっくり備忘録しときましょ。

    ストレスに負けない心のストレッチ
     初めてのマインドフルネス

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日頃、人に言いたいことが言えなくてストレスが溜まったことない?グループでいると、全然興味ないところでも“いいね、いいね”とまわりが言えば自分も言って、興味ないと言えなかったり。そうすると、だんだん嫌になってくる。

そこで今回は・・・言いたいことが伝えられる自分になるための練習

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帰宅して、その日の夜にでも試してみる。

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できるだけ毅然とした表情で。鏡に向かってなので気楽。この練習を繰り返していくと、だんだん思ったことが言えるようになるらしい。そうなると、ストレス、不安、緊張が日頃から溜まらなくなってくるということがわかっているそうだ。

また苦手な相手の場合にも

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「その仕事は私のやることではありません」と、鏡の前なので毅然と言いやすい。実際に相手に伝えてみると、あれっ?自分の意見が通ったな、とか、意外と怒らなかったなと感じられることもある。

この他、話しやすい状況を選ぶのも重要。大切な話は食事をしながらだとリラックスして話しやすくなる。ストレスが溜まらなくなると心のストレッチになってほぐれてくるので試してみよう。

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たった5分の番組ですが、ふーん、簡単だなぁ、やってみましょとトライしてみました。丁度芝居の稽古期間で、モヤモヤすることもございますし。鏡でシワシワの自分の顔を見て話すのは、誰も見てないとはいえ、ちょっと恥ずかしゅうございましたが、慣れると少し気持ちがすっきりしますね。感情にまかせて喧嘩腰にではなく、冷静に真顔できちんとやった方が良さそうですね。私は、つい、笑いながら、茶化しながら言ったりするんですよね。すると、相手も冗談めかして返してくるから余計疑心暗鬼になりますよね。でも、個人的には、なんでもかんでも自分の意見を言うのが良いとは思っていませんのでTPOをわきまえて実行できるようになるといいのかなと思っております。

日々感謝です。

市民劇団公演、いよいよ明日本番!鮎最中も準備万端!

こんにちわ、SUMIKICHIです。

年明けから練習してきた市民劇団公演が明日に迫ってまいりました。

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日劇用の小物を買いに山間地の商店街(と言ってよいのかな)まで車でひとっ走り。家から1時間位かしら。日中は絶好のドライブ日和でとても気分最高!

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途中、私の近所ではみかけない紅色の梅?が目に入り、パパッと撮っておきました。

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広島の安芸太田町の加計に到着。

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知る人ぞ知る「ヨコタ製菓」。団長が地元を題材にした脚本を書くために、以前県内の名産品を調べた際に見つけて以来、たびだび劇中に登場しております。特に、鮎最中がお気に入りで、中の白あんがほんのり甘くてとても美味。おじい様とおばあ様、お二人で細々とお店を営んでらっしゃいます。

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スタッフ分たんまり購入しほくほく気分の帰路、素敵なお店が目に入りカフェタイム。可部の国道191号線沿いにございます。

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店内こんな感じ。窓際の席からはこんな風景が眺められます。春や秋はもっと素敵でしょう。

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なんと、珈琲はサイフォンごとテーブルに。まろやかな味で美味しかったぁ。

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そして、夜。お芝居の練習。なかなか全員揃いませんが、楽しくやっております。早速買ってきた小物を使って。

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メンバーが私の練習風景をこっそり撮ってくれてました。普段、自身を撮れないので嬉しゅうございます。私の役は、元気なおばさん事務員ですので、その雰囲気に合わせたアングルが面白くて、勉強になります。本日は夜からまた会場でリハーサル。本番の舞台に立つと、照明(簡易だけど)が入ると気分がかわって緊張するんですよね・・。よし、あと二日で演劇生活終了、ふぁいと!お客様に楽しんで頂けますよーに。

日々感謝です。

 

 

図書館で借りた書籍記録⑬

こんにちわ、SUMIKICHIです。

私の記録用。今回は、この7冊。今回はわりと統一感ございます。早期退職して9ヶ月、会社員時代には知らなかったNHK番組を観るようになり、いろいろ刺激を受けておりまして、これまで敷居が高くて敬遠してました詩の世界に浸ってみたいということでしょうか。

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とは申しましても、成人対象用ですと、以前お借りした中原中也さんのように挫折しますので、小学生対象の詩集シリーズから選びました(前回の谷川俊太郎さんと金子みすゝさんも小学生対象用)。以下の二冊はある番組で出てました詩人。おさらいの意味で。

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sumikichi52.hatenablog.com

 以下三冊もおさらい、ですかね。

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 f:id:sumikichi52:20170309124707j:plain 電車は利用しませんが。

f:id:sumikichi52:20170309124706j:plain 詩集ではないけど、興味深かったので。

日々感謝です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

Eテレ「100分de名著 宮沢賢治スペシャル・第1回〜自然からもらってきた物語」を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

すっかりレギュラー視聴するようになったEテレ「100分de名著」。今月は、「銀河鉄道の夜」「春と修羅」などの作品で今も多くの人に愛される宮沢賢治スペシャル。代表作を絞るのも難しいほど多面的な作品群に4つのテーマから光を当て、宮沢賢治の奥深い世界に迫る、という内容のようです。

最近よくTVやネットでお名前を目にしますが、お恥ずかしながら個人的には「注文の多い料理店」を幼い頃読んだだけでしょうか。近いうち「銀河鉄道の夜」をしっかり読んでみたいと思っていましたので、丁度タイミング良かったと喜んでおります。ざっくり備忘録しときましょ。 

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まず、宮沢賢治さんの経歴紹介。
  明治29年岩手県花巻に生まれる
  中学生の頃から短歌作りを始める
  岩手で土壌研究員、農学校教師、農業技師などをしながら詩、童話を書く
  昭和8年 肺炎により死去(37歳)

生前はほぼ無名。童話で原稿料が出たのは一作だけ。当時のお金で5円(4,500円)。没後作品が発掘され有名になる。

今回の指南役は、日本大学芸術学部教授の山下聖美さん。ゼミの学生と作品が生まれた花巻をたびたび訪れ、新世代ならではの視点で宮沢賢治の実像に迫る研究者。

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現在復刻版は2冊。本物は買うと200万は下らないとか。生前は一般には理解されにくい内容のため売れず、古本・古書市場で極めて安い価格で売られる“ゾッキ本”扱いだった。しかし、賢治は、家がお金持ちだったので物書きで食べていくつもりはなたったよう。

しかし、一部の人には、東北岩手にすごく変わった詩人がいると知られており、特に草野心平中原中也などは賢治の本に大きな衝撃を受けていた。
草野心平が賢治についてある言葉を残している。

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日本の近代文学史には、東大出身など頭の良い作家、夏目漱石森鴎外などがいるが、秀才には違いないであろう賢治は、そういうのを超越した特別な感性を持った存在だったのでは、と山下先生は言う。

 

特異な感性はどうやって育まれたのか?ある物語の序文にそれをあらわすところがある。

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伊集院さんは、序文を読んだだけでなぜか、評価しづらいのがわかる気がすると感想を話す。

出版当時、花巻の農学校の教師をしていた賢治は、岩手の山野を歩き回るのが日課だった。植物や動物、土、風、雨、雪・・岩手の豊かな自然からエネルギーをキャッチしてただ書く、書かされているだけだと、しつこく賢治は言っていたそう。賢治の創作方法は一風変わっていて、手帳やペンなどを首からぶらさげて外に飛び出していた。内から湧き上がってくるのではなく、降りてきたものを書く。

 

ところで、最近では、“共感覚”というキーワードで賢治の特殊な感性にアプローチしていく研究がされている。“共感覚”とは、一つの刺激に対して二つ以上の感覚(五感)が反応してしまうことをいう。色やカタチを目で見て、色が聴こえたとか色が匂うとか。誰で三歳頃までは持っていたとか。芸術家はそういう感性を利用して作品を残している。

伊集院さんは、“共感覚”のない自分でも、むかし‘風を食べよう’と思ってたし、どきどきする、俺は何か大切なものを失くしたってことに気づかされる、と話す。

 

そんな賢治の感性を存分に味わえるのが「イーハトーボ農学校の春」

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文章が始まったかと思いきや、段落と段落の間に楽譜が入って(写真中の♪部分は実は楽譜)いたりする。これは、当時の人たちが戸惑うのもわかる、掟やぶり、果たして詩なのか、文学なのか、こういうふうに頭の中で鳴ったのを報告したいってことですかね、と伊集院さんはあ然とする。

山下先生は、賢治の感性では、春の太陽の光が音として感じられている、ジャンルとかを越えていく、絵も描くし、曲も作る、全てふくめて文学に昇華していくのが賢治の特徴、ストーリーやオチは関係なく、だからどうした、どこで感動したらいいの?なんなんだって時に、それを理解しようとするのではなく感じるだけ、そんな読み方をしよう、と解説。

さらに、賢治は、もともと理系の人で、熱心な法華経の信仰者なので、“光炎菩薩”などの仏教用語やコロナなど科学用語を包括して芸術を作り出している。

 

さて、他にも特徴がある。「風」が童話に吹く。

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賢治の場合、「風」が吹くと異界が現れ、あやしい世界が動いて行く。「注文の多い料理店」でも、風が吹くとあやしい店が出てくる。風というのは何か得体のしれない息吹、命として賢治がキャッチしていたのではないかと山下先生は分析する。

伊集院さんは、‘風向きが変わった’という言葉もあり、説得力あると話す。

私たちが発する言葉も、まず息を吐く。物語の中で、吹いていた風が人間の言葉に聞こえてそれを記録したと出ていたが、言葉と風のつながりも描いていたのかもしれない。

 

最後に、山下先生は賢治の魅力を以下のように話す。
注文の多い料理店」で、“山がすごいから”山猫が泡を吹いて倒れて、その後また復活して・・まぁ、童話だからと読み過ごすよりも、“山がものすごい”ってなに?って、いちいち立ち止まると、ものすごいものが見えてくる、自分のわからなさを解釈したくてたまらないって欲求を持つ方が多い。

伊集院さん、考える楽しさがよくわかりました、先生がこのなぞにハマっていくのも、とひとこと。                

続く・・。

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今回は、朗読の尺が長かったように思います。たしかに、物語(賢治)の特異性を端的に抜粋するのは至難の業ですね。私もかなり大雑把に抜粋してしまいまして、なんのこっちゃか不明状態。まぁ、個人の備忘録なんでお許しを。

ここまで深く存じ上げていない宮沢賢治さん。よく演劇の台本に用いられていますよね。これまで、なぜなんでしょう?と不思議でしたが、最近ほんの少しわかり始めてたところで、シリーズ全編観たらもっとはっきり見えてくるのかしら。声に出して読むと不思議な世界がひろがりますよね、たしかに、言われてみれば。

だいぶ前ですが、オリラジ・中田さんが民放TV番組で「銀河鉄道の夜」の解説をしてまして、ちょっと感動といいますか、興味津々で図書館に予約したような気がします。ん?その本、どうなってるんでしょ?

また、少し前にこの番組で勉強した中原中也さんが賢治さんに衝撃を受けたというのを知り、つながってる感半端ないです。どうりでって感じ。物知りでしょ、私って気はさらさらないのですが、少しずーついろんな事柄がつながり、積み重ねる行為の尊さを噛みしめております。全く社会貢献してませんけどね。

日々感謝です。

今朝、モヤモヤ気分を一掃してくれたモノ。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

昨日に引き続き、今朝も雪がハラハラと舞っておりました。こちら西日本の比較的温暖な地域(市だけでみると奥地の田舎ですけど)ですのに、この時期にもなっても雪というのは、本当に何年ぶりでございましょうか。スタットレスタイヤの交換をしなくちゃと思っていますが・・まっ、それは大丈夫ですかしら。

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それはさておき、早朝からブログ更新しましたのは、なんと!芽がとっても可愛くて、思わず写真撮って・・それで。あっ、観葉植物たちの芽なんですけど。最近、いろんな事で忙しく、心に余裕がなかったのかすべてを大雑把にやり過ごしていたのでしょうね、気づかなかったのでございます。

なんだか、モヤモヤするなぁーと思いながら、ふと、水やりの時、じーっと見て回りましたら、あらら!一瞬テンションあがりました。ひとり暮らしのモノトーンの空間が薄桃色に染まりました、ホントに。 相変わらず写真のピントが合ってないのですが記録、記録。

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↑ 挿し木で育成中のアイビーの根元に芽が。ここから出るのを初めて見ました。

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↑ 高さ50㎝位のチビシマトネリコ。スカスカ状態の中、柔らかそうな色合いの芽が。こんなカタチしてたんだぁ。生きてくれてるのね。

f:id:sumikichi52:20170308134126j:plain カポックからも

f:id:sumikichi52:20170308134125j:plain アラレアからも

水やりの間隔が空き過ぎてるのに、みんな頑張ってくれてるなぁー・・何だか嬉しくて元気を貰えました。

しかーし!洗濯物を室内干ししてる時に、タオルをパタンパタンしていたらパキラに当たって・・・ありゃーっ!

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去年成長した部分がそのまま無かったことになってしまいました!つかの間の朝の一喜一憂でございました。とほほ。本日も素敵な一日になりますよう。

日々感謝です。