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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「100分de名著〜レヴィ=ストロース『野生の思考』〜」第3回、単なる意地で観てる?

こんにちわ、SUMIKICHIです。

引き続き、Eテレ「100分de名著〜レヴィ=ストロース『野生の思考』〜」第3回の放送を観ましたが、やはり難解。もはや意地。“最後(4回)まで観る”をテーマにまたもや自分の備忘録としてざっくり割愛して綴っときましょ。消化不良なのに。情けないけど。 

sumikichi52.hatenablog.com 

ブリコラージュという考え方をする『野生の思考』というのを、私たちも持っているとのこと。どういうことなのか。
1951年フランス・ディジョンで衝撃的な事件が起こった。キリスト教原理主義的な聖職者と信者が、サンタクロースがクリスマスを異教化していると有罪判決を下し、サンタクロースの人形を火あぶりにした。
レヴィはこれに注目し、論文を発表。

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まず、クリスマスの起源とされる古代ローマケルトの祭りを分析。
祭りは12月の下旬。太陽の力が一年のうちで最も弱くなるこの時期を人々は最も危険な季節ととらえていた。
昼が極端に短くなることで聖者の生命力が弱まる、夜が長くなって死者が聖者の世界に侵入してくると考えられていた。
祭りでは、若者や子供たちが仮面をかぶって死者に扮する。
大人たちは死者に贈り物を用意。贈り物で死者の機嫌をとり、死の世界へ戻ってもらうことで再び世界の秩序を取り戻そうとした。

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こうした異教の祭りをキリスト教はイエス生誕祭であるクリスマスに組み込んだ。
死者が徘徊する冬至の時期にイエスが誕生することによって光がもたらされると意味づけた。
その後、祭りの構成は変化。
死者に扮するのは、子供から大人へと代わり、鞭打ちじいさんと呼ばれるようになり、悪い子は鞭でたたき、良い子には贈り物をあげるように。
近代になると、子供たちの守護聖人である聖ニコラウスになってサンタクロースが登場。                    

このように、古代から冬は死者に贈り物をする贈与の季節であったことをレヴィは明らかにした。“冬は贈与の季節”という未開社会以来の「野生の思考」が働いているのだと分析。

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さらに、この分析は経済システムにも及んでいる。
第二次世界大戦後、フランスは国の復興をアメリカの経済支援に頼っていた。
そこに、アメリカの商業主義が入り込み、クリスマスには人々はデパートでプレゼントを買って交換し、アメリカ風のサンタクロースが人気を集めた。レヴィは、“冬は贈与の季節”という「野生の思考」を巧妙に利用したのが現代の資本主義だと考えた。
こうしてクリスマスを盛大な商戦が繰り広げられる祭りの時期へ変貌させたのだと。
そして、キリスト教原理主義者たちがサンタクロースを火あぶりにしたのも、消費文化とともに異教思考が復活することに危機感を感じたからだと。

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うーん、神話的な野生の思考と資本主義が合体したけど、また野生が幅を利かすのは困ると思った団体が火あぶりにしたってこと?よくわかりませんが、シンプルに“サンタクロース”の誕生話は勉強になりました。そもそもの起源なんて考えたことがなかったもので。

 

そんなこんなの「野生の思考」が、どうして今の我々に必要だと言ったのか?
コンピューターの発達によって情報検索が発展することを予測しこう書いている。番組内の文章引用。

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現代の情報検索の専門家が知らず知らずのうちにしているのは「野生の思考」にほかならない。レヴィは、コンピューターの基本が見えてきた時代、1950年代に未来の「野生の思考」、今起こっていることを予見していたようだ。

グーグルをみてもわかるように、コンビューターの機能で最大のものは情報検索。「野生の思考」で自然界レベルで種や類に分けるやり方と同じ。ある分類コードが適用できれば世界は分類できる。情報検索世界で「野生の思考」が復活するとレヴィは言う。

科学者たちが最新の発見をシェアリングをし始めた。ベースにあるのは贈与。お金をもらうために提供するのではなく、研究者共同体に向かって知財を贈与し、別の共同体の科学者が受け取って、知財に発見を付け足して別のところへ流す、この情報の循環・拡大を通じて科学的な知識が拡大、例えば素粒子の世界、遺伝子のゲノム解析が進んだ。

 

ここでMCの伊集院さんは、例えば、良い映像を作ったよ、とみんながネットにあげるのはいいんだけど、僕らみたいな著作権で仕事する立場だとちょっとややこしいんですよね、他にも盗用なんかもあったりしてと先生にたずねると、今は、過渡期で面倒くさいことがいろいろ起きる、だが、この過渡期的な状況をもっと進めていった時にできる世界は「野生の思考」に近いだろうと言う。うーん、どういうことだろう?

 

最後に、今過渡期にいる我々が「野生の思考」を読む意味って何ですか?
今、飽和的に起こっている思考方法がいろいろある。リユースとかシェアリングとか贈与とか、経済的な格差をなんとか是正していこうとする再分配を上手くやって行こうとか。これらひとつひとつを見直して組織化する必要がある。

「野生の思考」をベースに、離れたところで起こっていること、お笑いの世界で、経済の世界で、生物の、数学の、どこも本質は同じなんだということを確認し、もう一回組織化すること。うーん・・・?

 

ここでまた、伊集院さんがわかりやすく・・シンプルに僕が思ったのは、ノウハウ本がいっぱいあって、あまりに多すぎて混乱している、そもそも、どうしたい?何が好き?みたいなことを確認しなさい、ということ?とたずねてくださり、それに対して先生は、「野生の思考」は非常にシンプル、人間が生まれたままの状態で自分の心、感覚を動かして世界を眺めたときにつくられるもの。誰もが持ってる能力。それをシンプルに生かしていけばよいのだと思うと答えてらっしゃいました。

はぁーっ、それでよろしいんですか。それにしても学問って・・。

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次の最終回では、“日本こそ「野生の思考」と近代文明が共存している稀有な国”みたいな内容のようです。しつこいようですが、このシリーズの記事(戯言)は内容うんぬんかんぬんは棚上げして、最後の回まで番組観た、そしてなんか書いた、がテーマでございます。なので、何か縁あってお読みくださった方、怒らないで下さいまし。これも私の一日なのでございます。

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日々感謝です。