今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

これって、NHK連続ドラマ「火花」の影響?「笑×演」番組

こんにちわ、SUMIKICHIです。
現在放送中のNHK連続ドラマ「火花」を毎週観ております。売れない若手芸人と天才肌の先輩芸人との魂の交流の軌跡を描き、芥川賞を受賞した又吉直樹さんのベストセラー小説「火花」。

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小説の世界観(特に芸人役の俳優選び?)を映像で描けるのかなと半ば期待せず、観始めましたが、結構ハマってきますね。青春ロードムービー風なのかな、ちょっともったりするところもありますけど。林遣都さんや波岡一喜さんが、俳優が演じている芸人さんからだんだんそのものに見えてきてます。

トーク番組などで、林さんがすごく真剣に取り組んでらっしゃるのを聞くと、なるほど、あの劇中の漫才シーンはそうやって成り立ってるのね、と感心いたします。料金を頂いてプロとして舞台に立つ漫才ってそう簡単に出来るものではないですもんね、しかも、裏でこんなに頑張ってるんです!ってところはカットですし。

林さんは、正統派の美男子なのに派手さがなく地味な感じだと私は思ってましたが、民放ドラマ「異常犯罪捜査官」あたりから、あら?なんだか役者さんの顔になって行ってらっしゃる?と見方が変わってたんですよね。ドラマの内容は、小説を読んでいるのでだいだい想像はつきますし細かい所は割愛しましょ。ただ、毎回、せつない気分にはさせられます。

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それはさておき、本題に入りましょ。
数日前、民放深夜枠で放送された、芸人さんがネタを書き、役者さんが演じるという画期的?なバラェティ番組についてです。100人の観客投票で面白かったコンビが決定。笑いのプロ・芸人と演技のプロ・役者、一体どんな化学変化が起こるのかというネタ番組

出演者4組の組み合わせは下記の通り。お顔はよく拝見してると思います。
  【ネタ書き】            【演者の役者】
  ナイツ・塙さん      ×  渡辺哲さん&不破万作さん
  ハライチ・岩井さん    ×  池田鉄平さん&迫田孝也さん
  ニッチェさん       ×  西尾まりさん&松井玲奈さん
  さらば青春の光・森田さん ×       前川泰之さん&木村了さん

死ぬまでに一度でいいから漫才をしたい、Mー1地方予選会の舞台に立ちたい(参加日払えば誰でも参加OK、但しひやかし程度なら周囲からヒンシュク買う)と勝手に思っている私としましては、深夜枠といえども興味津々。何か笑いのヒントにと思い録画いたしました。

興味深かったのは、尺は短いのですがハライチさんチームの顔合わせ時や練習風景。最初は台本がちょっと意味不明なので、役者さんはポカンとされてました。今回は漫才ではなくコント。そうでしょうね、漫才は短時間ではきついかも。岩井さんの演技指導が細かくて面白いです。
「この(相方の)リズムだと台詞が埋もれがちなので、
   ‘メンタルボロボロじゃないか!’ の‘メ’を立たせてほしい」
トーンを多少憂いを帯びた感じで、でも、声は張って言ってほしい」
「虚ろにハイトーンで」などなど
ご自身でも劇団をお持ちで脚本も書かれる池田さんは、「独特の世界観!初めて受けた演出ですねー」と驚嘆のまなざし。しかし、そこはお二人とも活躍中の役者さん。岩井さんは「演じる力が半端ない!」と大満足のご様子。

他にも、ニッチェさんと組んだ西尾さんは、さすが役者さん、「この役の背景は?」って質問し演技プランを練ろうとすると、ニッチェさんたちは「いや・・わたしら、勢いでやるタイプなんで、それはいにらないかなと・・」と早くも芸人と役者の取り組み方の違いが露呈。

また、さらばチームは、木村さんの演技が凄過ぎると森田さんが大絶賛、前川さんのツッコミが鍵を握るとのこと。

ナイツチームは、もはやいぶし銀の味としか言いようがないほど、お二人の立ち姿だけで笑えます、いえ、決してバカにしているのではございませんから。

投票結果で一番面白かったのは、ハライチチーム。なるほど、お客様もちゃんと観てらっしゃいますね。よーく見ていると、すっごく難しいことをやってらっしゃいました、そういえば。リズムネタに絶妙なタイミングでツッコミを入れるのはかなり練習されたのだなとお見受けします。

よくわからないんですけど、やはり、芸人さんの漫才とかコント、具体的には“間”かな、それって、役者さんがやる“間”とは違いますよね。同じ台本でもです。何なんでしょうね。気持ち、かな。その立ち位置の背景、歴史とかかな。うーん、舞台から観客を見渡す“目”が違うような気がします。“目つき”“目力”。芝居では、役の目、漫才では自身の目。いえ、どちらも職業として演じてらっしゃるんですけどね。上手く表現できずすみません。うーん、私にネタが書ける日は訪れるのでしょうか。また神頼み?他力本願?目指せ“わたしワールド”!!

話がソレました。で、この番組を拝見してまして、ふと「火花」を思い出したのです。林さんと波岡さんが結構頑張ってらっしゃるのでこんな番組制作したのかなと。そんなわけないか。でも、最近、深夜帯でコアな音楽ネタ番組もポツポツあり、曲の作り方などを紹介していたりするので、いつか漫才ネタの作り方とかやってくれる番組ができたら嬉しいです!ネット検索したらたくさんあるんでしょうけどね。

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日々感謝です。

Eテレ「まる得マガジン〜マインドフルネス・第7回音探しストレッチ〜」を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

“ストレス社会と言われて久しい現代。怒りや不安、悩みなどと上手くつき合っていくためにはいったいどうしたらいいのか。そこで、心を今に向けるマインドフルネスを始め、身体をリラックスさせたり、行動を見直したりして、ストレスに対処する方法を紹介”という番宣を拝見し、8回放送のうち6回分を観ました。ざっくり備忘録しときましょ。

   ストレスに負けない心のストレッチ
     初めてのマインドフルネス

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今回は・・・心のフォーカスを広げて現実を感じ取る

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音に耳を澄ますことで集中力を高めながら現実をしっかりとらえられるようになるらしい。

自然のある公園などの椅子に座って(立ったままでも?)、5、6種類の音を探して3つのステップで聞いていくトレーニング。

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音の例として・・聞こえるものは何でも良いみたい。

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まず・・・
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合計5〜6分間行なう。
途中、雑念が出てきたら、その雑念も音の一種類くらいに考えて、「雑念がなんか聞こえるなー」と漂わせて無理に消そうとしない。音が鳴ってるなーくらいにしておいて別の音に意識を向ける。

 

続いて・・・
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これも5〜6分間続ける。
スパンが短いので切り替えるスイッチが入るというか、切り替えてる気持ちになる。少し難しくなるが、この練習が出来るようになると気持ちの切り替えが早くなってくる。

不安なことをずっと考えている時でも、切り替えて目の前のことに移れるようになる、そんな効果がある。

 

最後に・・・
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自分の頭の中の空間を広げて、いろいろなところから音が聞こえてくるイメージを持つ。このステップは、雑念が浮かんできにくくなる。いろんなところに意識がいくので、余計な事を考える暇がない。それが大事。

いろんなもの(現実)に気を配ることによって現実をきちんと、ありのままに感じとろう、雑念の中に取り込まれないようにしよう、という練習。日常的に行うと効果的。

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試してみましたが、雑念が湧き上がってきてなかなか難しいです。日常的に継続する方が良いらしいのですが、それもなかなか難しいです。しかし、鳥の鳴き声と川の水音に集中するときは、いかにも自然を感じているようで気持ちは良いですね。出来る時に、したい時にやりたいと思います。

日々感謝です。

 

庭の植木のための寒肥のはずでしたのに・・これはこれで興味深い。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

私の思い過ごしだと思いますが、2月頃、植木の根元付近に寒肥をしたところ、ふと気づくとその場所に雑草たちがわやわや生えており、きれいな円を描いております。大丈夫かしら、植木たち。まあ、これはこれでおもしろいなぁーと口元がゆるんでおります。 

sumikichi52.hatenablog.com

 

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      ↓ 二ヶ月後 

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寒肥場所にちゃっかり雑草が・・。

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なんだかおもしろくないでしょうか?えっ?常識?

 

ところで、そろそろまた雑草たちを抜いていかなくちゃなりませんが、ぼうぼうするまでしばらく様子見。

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他に、ここ数日の暖かさ(日中だけ)で一気に若葉が出始め、心躍ります。

数日前のヤマモミジの芽(左)が右のような形に。初めてまじまじ見ました。

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細い棒のような枯れ枝はミント。それをのけると、下からミントの若葉が。おそるべしミント。ほのかに香ります。

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ほとんど訪問客のない玄関脇の植木にも若葉がわさわさと。非常に可愛い。

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日々感謝です。

本日は、挿し木で育てているアイビー&プミラのその後⑦(4月)のご報告。凄い!

こんにちわ、SUMIKICHIです。

気づいた時に更新しています挿し木成長記録を掲載しときましょ。4月になりました、まだ朝晩寒い日が続いてますが、越冬後といってよろしいでしようか。 今のところ順調のようです。

 

【アイビー】 

f:id:sumikichi52:20160804220417j:plain 昨年6月頭 鉢植えの頃かな

         ↓

f:id:sumikichi52:20161202083936j:plain7月 約一ヶ月後

         ↓

f:id:sumikichi52:20161202083935j:plain 12月頭

         ↓

f:id:sumikichi52:20170109163320j:plain 1月10日

         ↓

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f:id:sumikichi52:20170306112659j:plain 3月6日

     ↓ ふと見ると、スカスカだった根元から芽が出始めてました

f:id:sumikichi52:20170308134124j:plain 3月9日

      ↓

f:id:sumikichi52:20170402095828j:plain 4月2日 こんなに成長

全体的にもわさわさしています。

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スカスカしていた根元全体もわやわやし始めています。新芽も続々。

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【プミラ】

f:id:sumikichi52:20161202083937j:plain6月頭

        ↓

f:id:sumikichi52:20161202083938j:plain12月頭

        ↓

f:id:sumikichi52:20170109163341j:plain 1月10日 

        ↓

f:id:sumikichi52:20170306112658j:plain 3月6日

        ↓ 

f:id:sumikichi52:20170402095832j:plain 4月2日

左右逆位置ですみません・・。根元付近からも芽が出てきて嬉しいですね。

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挿し木から10ヶ月経過でこの成長具合。私にしましては順調でございます。過去記事を確認しましたら、『アイビーもプミラも、挿し木直後から3ヶ月位は成長が遅く、枯れるかなと心配していたが、9月頃からちゃんと根付いたのかぐんぐん育ってきたと記してありました。現在はまだ寒い日が続きますが、ぐんぐんまではいかずとも成長してまして、ちいさな小さな芽も出続けています。多少、葉に茶色いしみが出来てます。

水やりは、記録を見ますと、なんと5日間位あけていて、ひどい時は一週間やってなかったり。日には当てるようにしています。寒くなってからは液肥も栄養剤もあげてません。階段の窓側に置いてあり、常に視界に入るので、元気だと安心ですし、嬉しくなります。またぐんぐん育ってくれることを祈っております。あっ、栄養剤とかもあげないと』と綴ってました。越冬してくれてありがとう。

これから暖かくなりますのでとっても楽しみです。が、しかし、去年の経験から、水やりと置き場所をちゃんとしないと枯らしてしまいますので、心して取り組みましょ。

日々感謝です。

 

 

Eテレ「団塊スタイル」最終回を観て、‘終わりではなく始まりに近づいている’。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

10ヶ月前に早期退職してからよく観るようになったEテレ「団塊スタイル」が昨夜、
最終回となりましたね。なんと5年間も続いていたんですねぇ。そういえば、番組スタート時は、団塊世代がどっと退職して第二の人生をどう過ごす?ってニュースでよく取り上げられてた頃で、その案内人みたいな感じがしていました。

最終回の今回は、第二の人生を趣味や仕事に打ち込んで輝いている姿を紹介してきた、視聴者からの投稿コーナー「私の団塊スタイル」のスペシャル版。印象に残った先輩たちをざっくり備忘録しときましょ。

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まずは、宮崎市在住の押川義克さん、82歳。妻カネ子さん73歳と二人暮らし。

うつ伏せ状態の体を両腕だけで支えて水平に支える、インドヨガの“くじゃくポーズ”を軽々とこなす。この驚異の体幹力の秘密は?

押川さんの日課の紹介。
朝6時起床   日課その①テレビ体操からスタート
          その②筋力トレーニング 腕立て伏せ 50回×②セット
                      スクワット 50回×2セット
7時30分朝食 リンゴ・らっきょう・きんびら・ハムエッグ・にんにく・
        あんず・梅干・味噌汁・牛乳・ヨーグルト・大根おろし
        しらす入り納豆   少量ずつ多種
        野菜のほとんどは、夫婦で作っている無農薬の有機野菜。
朝食後     日課その③農作業
          その④一万歩ウォーキング
午後1時    スポーツセンターでマシーントレーニング 1時間
                 水泳トレーニング   1時間

上記を毎日。なぜ?
以前、ねんりんピックで銅メダルを獲ったが、この色が悔しくて、2年後開催のねんりんピックで金メダルを獲るため指導者について本格的トレーニングをしている。夢は、水泳で金メダルを獲ることだが、さらに100歳でギネスに載ることらしい。だから、今は‘歳をとるのがすごく楽しみ’なのだ。

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次は、横浜市在住の菅野弘道さん、75歳。

退職後、豆を挽きサイフォンで淹れる本格的なコーヒー作りを始め、今では仲間たちとグループを作り、地域のイベントなどに出向きボランティアで出張サービスをしている。サイフォンだと味がまろやかで香りが良いのだそう。独りで飲むより、地域に出て、皆さんに喜んで貰えると疲れもとれるし、おかわりって言われるともっと嬉しいと笑顔で話す。

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続いては、人生の節目を迎えて新たな生き方を選んだ人たち。

大阪在住の草葉加代子さん、68歳。7歳年上の夫と別居して第二の人生を謳歌、趣味の写真撮影が高じて自費出版で写真集を出すほど。40年前に夫と職場結婚(ともに高校教師)し、共働きで子ども3人を育てた。育児も炊事もすべて加代子さん。

転機は、加代子さんが53歳のとき。先に退職した夫が岡山の古民家を購入し、コツコツ自分で改修しながら田舎暮らしを始めた。美術教師をしていた加代子さんのアトリエも作り、7年後に退職した加代子さんに岡山に来てほしいと伝えたら・・

「私は自分のための時間が欲しい、10年くらいそっとしておいて」と別居。自分でつかんだ自分だけの時間、写真集を出し続けたいと思っている。月に一度夫が暮らす岡山に行く。夫は、一緒に敷地内にいるだけで安心するんだけどなぁとつぶやく。一昨年二人で久しぶりに蒜山高原に行ったが、つかず離れずの夫婦関係、別居生活きまだ続く。

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最後は香川県在住の遠藤和代さん、専業主夫67歳。
去年『さぬき映画祭2016』で最優秀作品賞を受賞し、話題になった映画「帰ってきまい」を作った女性。

この映画祭は2006年から毎年開催されており、映画を完成させることが条件で制作費50万円が支給される。和代さんは、そのための脚本に応募し、見事選ばれ、50万円と制作権利を勝ち取った。和代さん自身の家族の物語。長女が実家を離れて売れない役者をしていたのでなんとか協力してやろうかというのが動機だったが、実は、夢に決着をつけて故郷・香川に戻ってきてほしいと長女に向けた母の願いが込められた脚本。和代さんは、最初登場人物は家族全員で演じればいいし、監督も編集も自分がやれば50万円かからないと簡単に考えていた。

しかし、いざやろうとすると自分で書いたのに台詞が覚えられないし、カメラ代、宿泊代、スタッフ弁当代、レンタカー代などよくよく見積もると100万円以上足らない、スタッフも集まらない。見かねた夫が、断りなさいと助言すればするほどムキになり絶対やり通すと言う和代さん。

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ご夫婦が結婚したのは夫27歳、和代さん23歳。夫は大型タンカーの機関長でほぼ一年不在という感じで、28年間子ども二人を和子さんが一人で、ほとんど母子家庭状態で育てた。寂しさを紛らわすため、小説を書き始め、船乗りの夫を持つ想いを綴った小説が香川菊地寛賞奨励賞を受賞。平凡な主婦にも胸に溜めたいろんな想いがある、これが映画にも引き継がれている。

和代さんは諦めることなく、市役所や地元の商店街などを駆けずり回り頭を下げた。目途が立ったのは2015年10月、撮影開始。監督・編集は、長女の友人でプロの監督・山口清威さんがボランティアで参加、その他スタッフ30名もボランティア。予算の都合上、撮影期間は一週間。無事完成後は、香川県内で4日上映され、観客が選ぶ最優秀作品の栄冠に輝いた。

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スタジオの皆さんは、劇中の「ふるさとはやさしいけんね」の言葉に思わずもらい泣きしますね、と感想を話す(同感です)。

最終回を迎えての挨拶で、これまで紹介された輝いている先輩方を拝見して“終わりに近づいているのではなく、始まりに近づいている”という言葉がぴったりだと言う(同感です)。

風吹じゅんさんは、「本当に勉強になりました。自分だけで出会うには限りがありますが、こうして番組を通してたくさんの方と出会えて楽しかった。こういう生き方があるんだなと希望が持てます。そして、番組を楽しみにしてくれた方々のおかげで5年も続けられ、感謝の気持ちでいっぱいです」とにこやかに話す。(終)

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寂しいですね。見えないところで日々努力して、いえ、その努力も実に楽しそうにですが、輝いてらっしゃる諸先輩方のマネはできないかもしれませんが、心持ちだけは変えられる気にして下さってました。実は、今まさに、フォークギターを始めようかと真剣に検討中なんですね、私。やって何の意味がある?とか、どうせやっても・・みたいな気持ちはいけませんね。また、元気を頂戴しました。頑張ってみよっかな、新年度に入ったことですし。とにかく、番組スタッフの皆様、5年間お疲れ様でした、そして、ありがとうございました。出演され方々も元気をありがとうございました。

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日々感謝です。

Eテレ「まる得マガジン〜マインドフルネス・第6回呼吸ストレッチ〜」を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

“ストレス社会と言われて久しい現代。怒りや不安、悩みなどと上手くつき合っていくためにはいったいどうしたらいいのか。
そこで、心を今に向けるマインドフルネスを始め、身体をリラックスさせたり、行動を見直したりして、ストレスに対処する方法を紹介”という番宣を拝見し、8回放送のうち6回分を観ました。1回分ずつざっくり備忘録しときましょ。

    ストレスに負けない心のストレッチ
      初めてのマインドフルネス

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今回は・・・呼吸に意識を集中させてリラックスを感じとる

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ひとつ何かしていると違うことを考えてしまう、今ここにいられなくなる、そんなときに役立つ。呼吸をしている自分の身体に注意を向け続ける。そういう練習をすることによって、今“ここ”にとどまれるようにする方法。
これをやっていくとストレスに強くなるだけではなく、集中力も続き、視野も広がってくる。

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手は太ももの上に置いても、お腹の前で組んでも良い。リズムを気にしたり、深く呼吸したりせず、自然に。このとき、お腹や胸が膨らむのを感じたら、“膨らみ、膨らみ”と、息を吐いたら“縮み、縮み”と心の中で実況する。

最初は、いろんな事を考えると思うが、5分でも10分でも出来れば良い。慣れないうちは、雑念がすごく多くなるが、“だめ、だめ”と思わずに、出てきたときに気づき、“雑念、雑念”と自分に声をかける。そして、“戻ります”と唱え、呼吸に注意をもどす。

雑念が出てくるのが自然なので、気づいているということが大事。身体の動きも気づいている、雑念にも気づいている、呼吸にもどせることも気づいている、このいろんなことに気づいていると視野が広がってくる。大事なポイント。

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歩きながらでも出来る。呼吸の速さと歩く速さはつながっているが、まず呼吸に気持ちを向ける。吸う息で三歩なら、歩きながら“1.2.3”と数える。吐く息も同じ。呼吸に合わせて数える速さを変える。そうすると。呼吸に合わせて身体が動いている感じがつかみやすくなる。いわば、“歩く瞑想”。歩きながら、今“ここ”に意識を集中。日常的に行うと効果的。

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ごくたまにですが、気づいた時に試していますが、たしかに気持ちが落ち着きます。Vocal lessonで腹式呼吸なるものをしますが、その際は歌うこと、声を出すことに気が行ってますので、静かに集中してやるのが良いんでしょうね。え?日々腹式呼吸の練習してないの?って・・うーん、してるような、してないような。

日々感謝です。

Eテレ「100分de名著 宮沢賢治スペシャル・第4回〜「ほんとう」を問い続けて〜」を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

すっかりレギュラー視聴するようになったEテレ「100分de名著」。今月は、「銀河鉄道の夜」「春と修羅」などの作品で今も多くの人に愛される宮沢賢治スペシャル。第4回は、「銀河鉄道の夜」「マリヴロンと少女」などの作品や彼の晩年の生き様を通して、「ほんとう」とは何か、そして、それを求めていくことの意味とは何かを考える、という内容です。ざっくり備忘録しときましょ。

 

まずは、こちらの作品「学者アラムハラドの見た着物」から。

学者アラムハラドが教え子たちと物の性質について問答をしている。
アラムハラドは云った。
 「小鳥が鳴かないでいられず、魚が泳がないでいられないように
  人はどういうことがしないでいられないだろう
  人は何としてもそうしないでいられないことは一体どういうことだろう
  考えてごらん」
子どもたちが答えていく。

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問答をする中でアラムハラドは、とりわけ聡明なセララバアドという子が何か云いたそうにしているのに気づく。発言を促すと、セセラバアドは云った。

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アラムハラドは、ちょっと目をつぶった。目をつぶった暗闇の中ではそこら中、ぉーっと火のように青く見え、ずっと遠くが大変青くて明るくて、そこに金の葉を持ったりっぱな木がぞろっと並んで、さんさんさんとこずえを鳴らしているように思ったのだ。アラムハラドは云った。

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スタジオでは・・
いいことをするということが正解とするなら、じゃあ何がいいことなのかは人によって違う、本当のいいことってなんなんだろう。賢治は、‘ほんとうの道を求めること’というのを、ひとつの人間のやられずにいられないことであると云っている。古今東西の芸術家、哲学者、学者がしてきた真理探究のまなざしが賢治の中にあると解説。

では何をすればいいのか、何がみんなにとっていいことなのかを考えるとき、賢治の頭の中には母の言葉がずっとあったのではないか。

   賢治の母イチの口癖
    「ひとというものは、ひとのために
     何かしてあげるために生れてきたのス」

それが、信仰、哲学、芸術を求めることになったのだろうと。伊集院さんは、間違ってるかもしれないが、僕たちいつも、これでいいのか?って自分の行動に疑問を持ってたりするが、そんなこと?と言う。

 

そもそも、私たちは自分のことは何も知らないんじゃないかと云っても過言ではなく、何で生まれてきたのか、いつ死ぬのかわからない。賢治は、人間にはどうなっていくんだろう、どうなるんだろうって考えていくという本能があるんだよと言っている。

 

もうひとつ、賢治の“ほんとう”を求める心が表れた童話「マリヴロンと少女」を紹介。

音楽を学んでいる牧師の娘・ギルダ。赴任する父親に付き添って、明日アフリカに旅立つという日、彼女は日頃憧れてやまなかった著名な声楽家・マリブロンの姿を目にする。ギルダは感極まって、マリブロンに心からの尊敬の念を伝える。自分の命などなんでもない、あなたのためなら100ぺんでも死ぬ、というギルダ。それに対しマリブロンはこう云う。

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マリブロンは思わず笑った。

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この童話はめくらぶどうが虹に憧れる「めくらぶどうと虹」を人間に書き換えたもの。
自分で美しくないと思っている野ぶどうは、実際には動物や人間のお腹を満たすのに役立っている、虹は美しいけれど直接的に役だってはいない、しかし美しさで人々の心をいやしてくれる・・このように、少女はこれからアフリカに行って力強く生き、世の役に立つことができる、野ぶどうと同様特別ではないかもしれないが、全ての人に芸術はあるよ、“ほんとう”のものを各自意識してそれぞれ表現していこう、というもの。さらに、‘時間のうしろ’とあるが、生き様とか、過去、未来を含んだ芸術だよと。

 

農民の生活の向上を強く願った賢治。彼の思想をまとめたのが『農民芸術概論鋼要』。

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‘道を求めるのが道’、とても深い。農村では、農閑期になると神様に踊りを奉納したあと、能舞台や神楽をしたりする。さっきまで畑仕事をしていた方々がいきなり衣裳を身に纏い舞う。

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そもそも、全て一体であった。近代になって、芸術、宗教、科学などがバラバラに区分けされたが、賢治は全部を包括して捉えようとした。この著書では、農業を芸術にしていく必要があると言っている。賢治は、たまたま農業といっているが、現代に生きる私たちが読む場合は、自分の仕事をあてはめて見ると良いかもと先生は話す。

これらに関連して、伊集院さんは心に残るエピソードがあるという。
昔、今は亡き伊丹監督の映画に出演した際、助監督さんがみんなのためにカレーを作っていたら、監督が「君はカレーを作ってるんじゃないよ、映画を作ってるんだからね」と声をかけ、それが助監督さんの胸に響いたらしい。それも面白い映画を作る作業のひとつで、にんじんの皮を剥いている、おそらくその作業にも芸術性がある、どのような仕事、労働にも‘美’を見い出すことができるつてことですね、と話す。

 

最後の作品紹介。代表といってもいい「銀河鉄道の夜」にも“ほんとう”が出てくる。

先生は、黒板につるした大きな黒い星座の図の上から下へ白くけむった銀河の帯のようなところを指しながら、みんなに問いかけた。

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天の川とはほんとうは何なのか、星の集まりという科学的な知識がジョバンニの心の中で揺らぐところから、この物語は始まる。

祭りの日の夜、ジョバンニはいつの間にか不思議な鉄道に乗って、親友のカンパネルラと天の川を旅する。ここでも二人は、“ほんとう”について話し合う。

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 「僕はもう、あのさそりのように、ほんとうにみんなのさいわいのためならば、
  僕の体なんか100ぺん焼いてもかまわない」
 「僕だってそうだ」カンパネルラの目にはきれいな涙が浮かんでいた。

石灰袋とカンパネルラが呼んだ底なしの闇を見つめていたジョバンニ。気がつくとカンパネルラの姿は消えてしまっていた。

伊集院さんは、何度聞いても泣いてしまいそうだと言う。

この作品は、“未完の大作”と呼ばれているが賢治の集大成で大変な問題作。近代文学とか童話の枠を超えて世界文学の域にいってる作品。物語のテーマは“死”。考えれば考えるほどわからなくなってくる、賢治が“死”や“ほんとう”のことを求めたことが描かれている。そして、賢治は、何度もこの物語を改稿しており、そのたびにぼんやりしてくるのだ。どんどん何かわからない闇を私たちにつきつけてくる。

第2回で、妹のトシが亡くなって旅に出るあたりを紹介したが、その頃のこととオーバーラップしますね、と伊集院さんは言う。

先生は、そのとき賢治は、わざわざ夜発の列車を選び、その夜の闇の中で、あちらの世界を考えて、感じるにはどうしたらよいかと追求して、追求した結果が、この「銀河鉄道の夜」だと話す。

 

私たちが、“正しい”こと、“ほんとう”のことをわかったような気になったときは終わりである、考える、問い続けることが大切、“永遠の完成これ未完成”。私たち個人の解釈で、その解釈にも答えが無く多様である、それゆえに後々まで生き残る作品。

 

最後の最後に、賢治が作った曲で締めくくる。

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宮沢賢治。勉強になりました。いえ、決して全てわかった気にはなっておりません。これまで、バラバラだったピースが少しハマった感じかな。私の思い違いだとは思うのですが、中原中也の「お母さん、人間、考えないでいることってすごく難しいね」みたいな言葉やデカルトの「我思う ゆえに我あり」名言などにもあるように、“考える”ことはやめられないですよね。ちょっと使い方違う?なにも高尚なコトばかりがその行為の範疇ではないけれど。日々の単調な生活の中にでも‘なぜ’は散らばっています。答えのない‘なぜ’のなんと多いことか。

先程観た映画の中で、「生きる意味を見つけるためにも子どもを産みたいの」って奥さんが叫んでいました。人はみな、おひさまの日を浴びながらも、ふっと、自分の心の深淵を覗き込む瞬間ってありますよね。

そうそう、伊集院さんの映画エピソードを聞いて思い出したことがございます。番組制作していた若かりし頃、ある日、番組スタッフではない契約女子さんに料理コーナー用に適当にキュウリを切ってほしいと頼んだら、「どちらが画面に映ったときに美しいですかね」とキラキラした眼差しで二種類持ってきてくれました。このとき、はっとしました。自分が仕切ってる!という気持ちが緩んで、一人じゃ何もできないな、キュウリがアップで映ることはほぼないであろうに、こういう表からは見えない丁寧さ、気持ちが物を作るってことなんだなと。これぞ、芸術性。しかも、彼女は制作希望ではないのです。ちよっと脱線?この話は、ほかの記事でも綴ってるかも。

それと、早期退職後、神楽も見るようになりまして、まさに、芸術の必要性をひしひし感じます。

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日々感謝です