今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ〜セカンドライフの快眠法〜」を観て。へぇーっ、睡眠計ってものがあるの。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

レギュラー視聴しているEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」、今回のテーマは〜セカンドライフの快眠法〜。仕事に追われ、慢性的な睡眠不足を抱えていた現役時代から解放され、やっと時間が自由に使えるようになった60代半ばから不眠を訴える人が増えている。専門家が快眠を得るための考え方、方法を解説というもの。ざっくり備忘録しときましょ。

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最初に登場したのは、太田和彦さん62歳。国家公務員だった54歳で早期退職。マンションの管理人をしていたが、4年前に完全リタイア。現役時代は睡眠不足を感じる毎日だったが、リタイアしたら思う存分寝られると思っていたら、週に2〜3回、真夜中にトイレに行きたいわけでもないのに目が覚めて寝れなくなったり、もう終わってるはずの昔の人間関係の夢を見て気分がモヤモヤしたりするようになった。

そこで睡眠専門クリニックを訪れる。最初に普段の睡眠状況や自身の性格の問診。太田さんはどちらかというと内向的らしい。そして、3日間小型の睡眠計(丸い万歩計のよう)をつけて睡眠時のデータを取ることに。この睡眠計は、パジャマのズボンや下着のにつけると寝ているときの状態(眠っているか起きているか、体の向きと動きを記録する)がわかるもの。

数日後、データの解析。横軸に時間、ベッドに入っている時間にどういう状態にいるかを色分けで表示。水色はしっかり寝ている、黄色は10分以上目覚めている、黒の棒グラフはその時の活動量といった感じに。先生が注目したのは2日目のデータで、夜中に一時間以上も目が覚めているところ。丁度撮っていたカメラ映像と照らし合わせると、目が覚めて眠れず、一旦リビングに行き眠くなるまで待って、再びベッドに入って眠り始めている。

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そもそも、眠りには、レム睡眠(浅い睡眠 夢をみる)とノンレム睡眠(深い睡眠)とがあり、60歳世代からは眠りが浅く、夢を見る回数が増える。そこで、リアルで一番見たくない夢を見るようになる。だから、まずは歳をとったんだなと思おうとのこと。

そして、先生は、データの結果を見て、3日のうちベッドに入ってる時間が8時間というのは寝過ぎだと言う。逆に、比較的良い睡眠がとれてる日は、ベッドに入っていたのが6時間の日。いつもより、2時間遅く入っている。こうすれば寝つきも良くなる、途中で起きなくなる、変な夢も見にくくなる、こんな感じで当分対処というアドバイス

太田さんの場合、人間関係を引きずってるのではなく、おそらく、自分の持っている老化のスピードに合わせて睡眠が悪くなっているだけだと先生は診断。2014年に厚生労働省がまとめた「健康づくりのための睡眠指針」では、‘長く寝なさい(8時間)’という指導から‘適切な長さで寝なさい’に変わった。

このようなアドバイスを受け太田さんは、今まで悩んでいたのは何だったんだろう?と思って、ある意味ホッとした、と話す。

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一方、思い通りに睡眠がとれないという働き盛りの人が増えているらしい。かつて大手企業に勤めていた男性Aさん50歳。7年前から治療を受けている。40代前半に、関連会社の重要な役職を兼任するなど大きな仕事を次々と任され、それに伴い責任も大きくなっていた。帰宅するのはいつも深夜。その日の疲れがなかなかとれない日が続き、しかも実家の母親が大病を患い、それも大きな負担となっていたはずだが、自分では全くストレスは感じていなかった。寝付けない日は酒でも飲んで寝れば大丈夫くらいに思ってた。昔はそれでも平気だったが、この頃になると、いくらお酒の力を借りても眠れなくなっていた。ろくに眠れないまま朝を迎える日が多くなり、会議中にぼーっとするなど仕事にも悪影響を及ぼすようになる。Aさんの様子がおかしいのに気づいた会社の人は、クリニックに行くよう勧めた。睡眠計のデータは、ベッドに入っている時間も5時間半、さらに寝ているのは1時間40分。診断は、過酷な仕事と母親の病気が重なった過剰なストレスによる睡眠障害。そして、‘仕事を休んですぐに寝なさい。何も考えなくていいから’とアドバイス

50代前後の不眠症は大きく分けると、年齢変化で眠れなくなることと過大なストレスがかかって眠れないこととがある。その二つは分けてきちっと考えなければならない。50代って、いろんな意味で分かれ道があって、その状況を見極め、一旦その過酷な状況、舞台から降りなさいと即座に言って上げなくてはいけない。

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その後Aさんは会社を休職し、睡眠導入剤を処方してもらい、眠れる生活習慣を取り戻すようつとめた。そして、落ち着いた頃復帰したが、仕事が忙しくなるとまた症状がぶり返す。そこで大きな決断をする。25年間勤めた会社を退職し、自由な時間を手に入れた。今、山道を長時間走るという過酷なトレイルランニングに夢中。次の仕事は、自分で飲食店を始めようと準備中。最近は症状もすっかり良くなっている。

クリニックには月に一度通っている。まず先生が質問するのは、‘この一週間何かありましたか?’という台詞。Aさんは、‘前回は30km位で完走できたけど、その次は20km地点でリタイア’と答える。まず、この趣味の話から話すというのは、Aさんが回復傾向にあるという証らしい。睡眠の話や過去にかかったストレスの話をほとんどしない、今関心があるのはいかに昼間の生活を充実させられるかということに集中している。そういう点では良い傾向と先生は言う。          

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さらに、睡眠障害だからと睡眠のことばかり考えがちだが、実は、良い昼間の生活が夜の良い睡眠につながる、その人が今何が出来るか、何が関心があるか、そこの舞台にどうやって戻してあげられるか、そういうところに精力を注いで治療にあたっていると話す。

一般的な良い睡眠は、昼間の活動した適度な疲労がもたらしてくれるので、高齢者の方々にも昼間、出来る範囲で一生懸命動いて貰いたいとのこと。

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最後に、睡眠についての質問&クイズ。

Q.眠れなくてもベッドで横になっているべき?
   眠れない時間が床の中で長く続くと‘不眠症’になることもある。

Q.シンデレラタイム(美肌ケアに良いといわれる時間帯 夜10時から深夜2時)という説は正しい?
   眠ってから3時間が成長ホルモンの分泌が活発な時間帯、これを睡眠の
   ゴールデンタイムといい、こだわらなくてもよい。

Q.寝る直前にお風呂で暖まるのは?
   良い。上昇した体温が下がるときに眠くなるから。風呂に入っても
   体温が下がってからではそれ以上体温が下がらず眠りにくい。
   寝る直前に‘適温’のお風呂に入る。

Q.昼寝はいつしても良い?
   15分程度の眠りであれば夜の睡眠に影響を与えない。
   午後2時以降に2時間以上眠ると夜の睡眠に悪影響。 

諸説あるな。  (完)

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特に目新しい情報はないのかなとは思いますが、睡眠時間は8時間じゃなくてもいい(私は6時間位)、そして、美肌のためのシンデレラタイム説は正しいというわけではない、にはびっくりでございます。もし、私が睡眠計でデータをとりましたら、きっと睡眠の質は良いと思います。その時々の身心状態にもよりますが、だいたいベッドに入って‘今日も一日有難うございました(誰に言ってるのかは不明)’と心の中で唱えたら、即、眠りにおちているようですので。滅多なことでは途中目覚めないですね。心配事とか抱えているときは、早朝5時前に目覚めたりしますが、じたばたせずそのまま起きてごそごそしております。ああ、私は最近調子良くないんだな、でも最低4時間は寝れてるから、まあいっかと。この睡眠については、深刻な状態になったことはないので有難いです。癌治療中は薬の副作用で眠りが浅かったけれども、原因がわかっていましたので受け入れてました。

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そういえば会社員時代、周囲の50歳以上の男性多くは、あっ、女性も、結構睡眠導入剤のお世話になっているようでした。やはり、老化現象が影響してるとわかっていても眠れないのは恐怖ですよね。見極めが難しいと思います。精神の病気も関連しますよね、素人判断でまず、眠れるかどうかを基準にしたりしますし。以前は、自身もなんか気分が沈むなぁと気になりましたら、睡眠状態を思い出して、ああ、まあ眠れてるから大丈夫だなと判断してました。すると、いつの間にか元気になってました。なんじゃそりゃ。

そうそう、逆に、最近、社会人活動している30代男性でも、眠くて眠くて仕方がなくて、遅刻したり納期遅れになったりと仕事にも支障をきたすっていう症例が多いらしく、身近にもいると話で聞いたのですが、ちゃんとした病気(名前忘れた、発達障害系?)であることがわかり、それもびっくりです。対処法としては、何やら周囲が手助け、つまり遅刻や納期の遅れは目をつむるみたいな感じらしいです。

それと、最近‘睡眠負債’とかいう言葉を聞くのですが、何なんでしょう。番組で紹介されるのかなと思いましたら、なかったので後日調べてみましょ。たかが睡眠、されど睡眠でございます。

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日々感謝です。