今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「団塊スタイル」最終回を観て、‘終わりではなく始まりに近づいている’。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

10ヶ月前に早期退職してからよく観るようになったEテレ「団塊スタイル」が昨夜、
最終回となりましたね。なんと5年間も続いていたんですねぇ。そういえば、番組スタート時は、団塊世代がどっと退職して第二の人生をどう過ごす?ってニュースでよく取り上げられてた頃で、その案内人みたいな感じがしていました。

最終回の今回は、第二の人生を趣味や仕事に打ち込んで輝いている姿を紹介してきた、視聴者からの投稿コーナー「私の団塊スタイル」のスペシャル版。印象に残った先輩たちをざっくり備忘録しときましょ。

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まずは、宮崎市在住の押川義克さん、82歳。妻カネ子さん73歳と二人暮らし。

うつ伏せ状態の体を両腕だけで支えて水平に支える、インドヨガの“くじゃくポーズ”を軽々とこなす。この驚異の体幹力の秘密は?

押川さんの日課の紹介。
朝6時起床   日課その①テレビ体操からスタート
          その②筋力トレーニング 腕立て伏せ 50回×②セット
                      スクワット 50回×2セット
7時30分朝食 リンゴ・らっきょう・きんびら・ハムエッグ・にんにく・
        あんず・梅干・味噌汁・牛乳・ヨーグルト・大根おろし
        しらす入り納豆   少量ずつ多種
        野菜のほとんどは、夫婦で作っている無農薬の有機野菜。
朝食後     日課その③農作業
          その④一万歩ウォーキング
午後1時    スポーツセンターでマシーントレーニング 1時間
                 水泳トレーニング   1時間

上記を毎日。なぜ?
以前、ねんりんピックで銅メダルを獲ったが、この色が悔しくて、2年後開催のねんりんピックで金メダルを獲るため指導者について本格的トレーニングをしている。夢は、水泳で金メダルを獲ることだが、さらに100歳でギネスに載ることらしい。だから、今は‘歳をとるのがすごく楽しみ’なのだ。

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次は、横浜市在住の菅野弘道さん、75歳。

退職後、豆を挽きサイフォンで淹れる本格的なコーヒー作りを始め、今では仲間たちとグループを作り、地域のイベントなどに出向きボランティアで出張サービスをしている。サイフォンだと味がまろやかで香りが良いのだそう。独りで飲むより、地域に出て、皆さんに喜んで貰えると疲れもとれるし、おかわりって言われるともっと嬉しいと笑顔で話す。

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続いては、人生の節目を迎えて新たな生き方を選んだ人たち。

大阪在住の草葉加代子さん、68歳。7歳年上の夫と別居して第二の人生を謳歌、趣味の写真撮影が高じて自費出版で写真集を出すほど。40年前に夫と職場結婚(ともに高校教師)し、共働きで子ども3人を育てた。育児も炊事もすべて加代子さん。

転機は、加代子さんが53歳のとき。先に退職した夫が岡山の古民家を購入し、コツコツ自分で改修しながら田舎暮らしを始めた。美術教師をしていた加代子さんのアトリエも作り、7年後に退職した加代子さんに岡山に来てほしいと伝えたら・・

「私は自分のための時間が欲しい、10年くらいそっとしておいて」と別居。自分でつかんだ自分だけの時間、写真集を出し続けたいと思っている。月に一度夫が暮らす岡山に行く。夫は、一緒に敷地内にいるだけで安心するんだけどなぁとつぶやく。一昨年二人で久しぶりに蒜山高原に行ったが、つかず離れずの夫婦関係、別居生活きまだ続く。

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最後は香川県在住の遠藤和代さん、専業主夫67歳。
去年『さぬき映画祭2016』で最優秀作品賞を受賞し、話題になった映画「帰ってきまい」を作った女性。

この映画祭は2006年から毎年開催されており、映画を完成させることが条件で制作費50万円が支給される。和代さんは、そのための脚本に応募し、見事選ばれ、50万円と制作権利を勝ち取った。和代さん自身の家族の物語。長女が実家を離れて売れない役者をしていたのでなんとか協力してやろうかというのが動機だったが、実は、夢に決着をつけて故郷・香川に戻ってきてほしいと長女に向けた母の願いが込められた脚本。和代さんは、最初登場人物は家族全員で演じればいいし、監督も編集も自分がやれば50万円かからないと簡単に考えていた。

しかし、いざやろうとすると自分で書いたのに台詞が覚えられないし、カメラ代、宿泊代、スタッフ弁当代、レンタカー代などよくよく見積もると100万円以上足らない、スタッフも集まらない。見かねた夫が、断りなさいと助言すればするほどムキになり絶対やり通すと言う和代さん。

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ご夫婦が結婚したのは夫27歳、和代さん23歳。夫は大型タンカーの機関長でほぼ一年不在という感じで、28年間子ども二人を和子さんが一人で、ほとんど母子家庭状態で育てた。寂しさを紛らわすため、小説を書き始め、船乗りの夫を持つ想いを綴った小説が香川菊地寛賞奨励賞を受賞。平凡な主婦にも胸に溜めたいろんな想いがある、これが映画にも引き継がれている。

和代さんは諦めることなく、市役所や地元の商店街などを駆けずり回り頭を下げた。目途が立ったのは2015年10月、撮影開始。監督・編集は、長女の友人でプロの監督・山口清威さんがボランティアで参加、その他スタッフ30名もボランティア。予算の都合上、撮影期間は一週間。無事完成後は、香川県内で4日上映され、観客が選ぶ最優秀作品の栄冠に輝いた。

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スタジオの皆さんは、劇中の「ふるさとはやさしいけんね」の言葉に思わずもらい泣きしますね、と感想を話す(同感です)。

最終回を迎えての挨拶で、これまで紹介された輝いている先輩方を拝見して“終わりに近づいているのではなく、始まりに近づいている”という言葉がぴったりだと言う(同感です)。

風吹じゅんさんは、「本当に勉強になりました。自分だけで出会うには限りがありますが、こうして番組を通してたくさんの方と出会えて楽しかった。こういう生き方があるんだなと希望が持てます。そして、番組を楽しみにしてくれた方々のおかげで5年も続けられ、感謝の気持ちでいっぱいです」とにこやかに話す。(終)

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寂しいですね。見えないところで日々努力して、いえ、その努力も実に楽しそうにですが、輝いてらっしゃる諸先輩方のマネはできないかもしれませんが、心持ちだけは変えられる気にして下さってました。実は、今まさに、フォークギターを始めようかと真剣に検討中なんですね、私。やって何の意味がある?とか、どうせやっても・・みたいな気持ちはいけませんね。また、元気を頂戴しました。頑張ってみよっかな、新年度に入ったことですし。とにかく、番組スタッフの皆様、5年間お疲れ様でした、そして、ありがとうございました。出演され方々も元気をありがとうございました。

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日々感謝です。