今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

NHKドラマ「コピーフェイス」全話観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

よく観るNHKドラマ。「コピーフェイス」も全話観ましたが、毎回“もし自分だったらどうするだろう?”と真面目に考えておりました。事故に遭遇して目覚めたら別人になっていたという現実的にはありえないんじゃないかと思えるドラマですのに。原作がアメリカの作家・サンドラ・ブラウン(恥ずかしながら存じ上げません)という外国の方で、妙に納得しました。

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たまたま乗り合わせた航空機、たまたま首につけたネックレス、とったさに抱いた他人の子ども、“たまたま”で目覚めたら全身整形で全くの別人になり、そこから物語が始まる。そもそも、全身整形でそんなことが出来るのか?なんて無粋なことは置いといて。小説だよな、ドラマだよなと思いつつも、いちいち、この人の立場だったら?とあの人だったら?と思考が飛んでました。ほとんどの方はそうですよね、私も、いつもと同じなのですが、特に今回は、根底に設定を“ありえない”と思っているので余計に刺激されたのかな。

 

私なら、“ふゆこ”の体のまま“のどか”として記事を書いたか、いえ、まず、自分が“のどか”だとわかった時点で記事を書こうとするか、誰にも言わないでおこうとしないのか、どうする?どうする?と問いつめて(追いつめてではないです)行くと、自分は“正義・真実”についてどう思って生きているのか、何を信念として生きているのか、に行きついてしまい、ドラマが終了しても答えがまとまらない状況でございます。

最終回でそれぞれが自分の判断をするのですが、それぞれに生きてきた時間の長さと対峙するのはしんどいよね、と、ドラマなのに感じました。これをハマってるというのでしょうか。いえ、素晴らしい大作だ、と持ち上げる気分でもないのです。何なんでしょうね。

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ドラマは、一応主人公にとってはハッピーエンドでしたので、良かったね、とほっこりはするものの、気持ちの整理をするために、番組HPを覗いてみました。

脚本家さんのコメントでは、強い女がもがきながらも最後には極上の男と幸せを手に入れる羨ましすぎる夢物語を描こうと思っいたが、書き始めると信じる道のために必死でもがいて闘う、優しくいるために強くありたいと願う女の矜持が男と勝利をもぎとっていく女性への応援歌だ、とありました。

演出・制作サイドでは、資産家で素敵な男性の妻になっていた場合はどうですか?その夫が悪い男だと気づいてしまったら?昔から「変身の物語」は多く語られてきたが、実際に付合ってみると話はそう簡単ではない事が分かってきた。(原作が海外作家で)ほんの1cmほど現実から離れつつ、日本人にもジャストフィットする繊細さを併せ持つドラマ、だと。

 

なるほど、まんまと私は演出・制作サイドの思惑に乗ってしまったのですね。ふと、カフカの「変身」が脳裏をよぎりました。答えは出せないままでございます。

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余談です。純粋な恋愛物語には今関心薄い私ですが、本当に強いのは看護師長・三島さんだと思うんですよね。最初はなんて気の強い上から目線の女性なんでしょと観ていましたが、とても信頼できる“ハンサム女子”じゃないでしょうか。ふと「地味にスゴイ!」の藤岩さんを思い出しました。キャラは違いますけど。

そして、弟のひろと。誰でしょ?単なるタレントさんじゃないよね、歌舞伎俳優さん?と気になり、これもちょっと先程検索してみましたら、舞台役者さんで「真田丸」にも出演されてた(気づかずすみません)ようですね。昔、「医龍」で初めて観た高橋一生さんに抱いた感情と似てました。好みのタイプとかそんなんじゃなく、私、男女問わず舞台出身者の役者さんの佇まいに惹かれるもので。なんか違うんですよね、個人的見解ですけどね。

次は、どんなNHKドラマなんでしょう、楽しみ。

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日々感謝です。