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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

日本シリーズ前に、Eテレ「オイコノミア 野球を100倍楽しむ!経済学」を観て。

TV番組 働き方 日々のコト

こんにちわ、SUMIKICHIです。

いよいよ明日、プロ野球日本シリーズ開幕しますね。ドキドキします。少しでも野球の面白さを理解したいと思いまして、少し前に放送されたEテレ「オイコノミア 野球を100倍楽しむ!経済学」を観たのです。んーっ・・・勉強の方向がズレてるかなとは思うのですが、この番組、前回の独身ネタでハマってしまいまして、野球にかこつけてって感じでしょうか。

やっぱり、こじつけ?(失礼!)が面白かったです。けれど、野球のかけひきとかド素人の私にとりましては、結構イメージとしては勉強になりました。が、イマイチ身になっていないので、自身のおさらいのために番組を振り返ってみようと思います。

ざっくりの番組内容は、広報資料をお借りしますと、

ゲストはピエール瀧さん。草野球チーム「ピエール学園」のGMを務めて20年余りという筋金入りの野球好き。今回、又吉とピッチャー・バッターを交互に務め対決したところ、思わぬ盛り上がりを見せた。そこには経済学のゲーム理論が潜んでいたのだ。他に、低予算ながらビッグデータを駆使して効率よい資本投下をおこない、20年間の負け越し生活から脱出したメジャーリーグ・パイレーツ躍進の秘密を経済学で徹底解剖!・・です。

では、かいつまんで、まず、野球はピッチャーとバッターのかけひきが見どころのひとつですが、戦略的に経済学の『ゲーム理論』にあてはめることが出来るそう。

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どういうことか、実際に、番組特製カードを使って、又吉さんとピエール瀧がピッチャー・バッターを交互に務め10回戦対決することに。図に示した通りの方式で、お互い一斉にカードを出し合い進めますが、結果は共に2得点。相手がどう出るか、盛り上がっていました。

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ピッチャーの視点から見ると、フォークを投げておけばいいが相手もフォークで来たら、最低5点は取られる、もっと頭を使えば、5点より減らせる、そのためにはストレートを混ぜる、どの位混ぜればよいかが大事。そのバランスを取っている状態を、このゲーム理論では『混合戦略ナッシュ均衡』という。

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そこで、導き出されたピッチャーにとって最適な戦略が・・・

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ピッチャーがその割合で混ぜて投球すると、一試合あたり平均3.33・・まで抑えることができる、つまりこれが分岐点。とすると、フォークの数が又吉さんは6球、ピエールさん7球、最適な配球6.66・・に近く、得点がそれぞれ2点なので平均失点3.33・・より低い、以上のことから、二人ともよく抑えたといえるらしい。
うーん、この私の文章で、分かった!と言える人は皆無に違いない。

実際の野球だと、この理論に、変化球とか相性だとか、癖なども加わり、より詳細なデータが出るので相手の傾向に合わせて自分の戦略を微調整して行くことが求められる。

続いて、野球は様々なデータが多く、何を重視するかが大切。
ここでクイズです。

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大バッターなんだから、4打席目はそろそろ打つんじゃないの?とか3割バッターだから、残り7打席で3本打たなゃならないなら4割2分8厘?とか言ってましたが、確率的な考え方では正解は『3割』。
このそろそろ打つんじゃないの?という考え方のことを『ギャンブラーズファラシー』という。

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前に起こったことに引っ張られるのは気をつけましょう。3打凡退しているのなら、次は打つだろう、ではなく代打を出すなど今から先をどうするか考えましょう、というメッセージ。

 

ところで、GM・経営者の立場で強いチームはどうやったら作れるか、お金をかけずに作りたいならどうする?
その前にクイズです。

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打率は違っても、ヒットを打った回数は同じだたとしたら・・ヒット150本は同じで打数が500と501なら、それぞれ3割と2割9分9厘。たいした差ではない。アメリカのデータでは、『打率3割のバッターの方が、翌年の年俸が2%高い』と出ている。0.1%の打率の差が年俸で2%も違う。チームを作るという観点から2割9分9厘の選手の方が安くても働いてくれるとも考えられる。

これをパイレーツとヤンキースで比較してみると

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弱小チーム・パイレーツは、2013年からデータ重視のチーム作りに転換し3年連続でプレイオフ進出を果たしている。過小評価されている選手を集めて成功した例だ。

選手の選び方として、例えば、下記のタイプもあり。
①打率は悪いが出塁率の高いバッター
②勝利数が少なく防御率も悪いが、三振をとれるピッチャー

ここでクイズです。なぜ②のタイプでも良いのか?
答えは、
◆三振をとる能力(奪三振のデータ)は練習では伸ばしにくい
◆コントロールは練習や経験で改善する(四球が減少した多くのデータ)

このような考え方を取り入れ、他のチームが気付かなかった能力を秘めた選手を獲得し育成した。そして勝利に導いた。そうするには、そういう選手を見ぬくスカウトを育てないといけない。

ここで私は、即広島東洋カープを思い浮かべました。まさしくカープのことじゃないですか!カープのスカウト陣はその道の職人さんだと素人ながらに聞き及んでおります。

 

しかし、一般的にはなかなか変えられないものですよね。それを経済学用語で・・・

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パイレーツは20年以上うまくいってなかったから変化しようとしたのです。

 

話は変わって、野球を見る側として楽しむために“ドラフト”についてみてみよう。
日本のプロ野球ドラフト制度のルールは、1巡目は指名希望選手を提出し、重複あれば抽選、2巡目以降は下位球団より順に指名するウェーバー制。メジャーリーグでは、1巡目からウェーバー制を導入している。戦力の均衡のため、チーム力が拮抗しているほうが面白い。ただし、デメリットもある。最下位の方が翌年良い選手が獲得できるので、わざと無気力試合をして負けたりする危険性があるかも。

経済学では、その人を責めるのではなく、仕組みが悪いと考える。もっと良いルールで普通に振る舞ったら良い結果になる仕組みを作るべきだと。ルールの抜け道を塞ぐこともしている。

このドラフト制度を、新入社員の配属先を決めるのに採用している企業があるそうだ。配属先の各支店長に求める人物像(特定の人物指名ではない)と育成プランを提出させ、人事部が総合的に判断して決める。人事部は入社前から新人を見ているので適正などを鑑みて決め、支店の方も人物像を指定しプランも出したので責任感をもつようになったそうだ。新人も納得感があるとのこと。

人事制度が正当に機能している会社は良いと思いますが、改革真っ只中の雰囲気の良くない会社だと、人事部の社員の質も問われますよね。最終的に、あなたに言われたくない、評価されたくない、に辿りつきますから難しいと思います。結局、周囲のせいにせず、一人ひとり自律して仕事に向かうことが大切なのでしょうか。

そうそう、昨日のドラフト会議は、ふぅーん、・・・存じ上げない選手ばかりだな、当然か・・としか思えなかった私。とほほ。

なんだかんだで、お決まりの番組を締めくくる又吉さんの経済ポエムは『工夫でお金に対抗する』でございました。

 

個人的には、へぇーっと勉強になること多しでしたが、野球に詳しい方々は、子供でも知ってるぜ、と思われたことでしょう。知合いの先輩達は、かけひきなんて最初はちんぷんかんぷんだけど、ずーっと見てたらなんとなく分かってくるもんよ、と仰せになりますが、ストレートとボール、変化球の区別もつかない私には無理なんじゃないかなーと思うのです。とほほ。それにしても、ここであてはめてる経済学用語ってホントにそういう使い方?って首を捻りながら、でも吹き出しながら視聴している今日この頃でございます。明日からの日本シリーズ、黒田投手の最後の勇姿も含めて、ひとり静かに見守るつもり。

日々感謝です。