今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

本日は、「HOPE〜期待ゼロの新人社員〜」&「仰げば尊し」の第4話を観て想ったコトを綴ってみます。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

「何のために働く」のでしょうか。永遠のテーマですね。

「HOPE〜期待ゼロの新人社員〜」&「仰げば尊し」の第4話を観ました。「HOPE」第3話は、丁度おやじバンドライブと重なったので観れませんでした。何かで無料視聴できるらしいですが、そこまではしない時代遅れな私です。

 

「HOPE」を観る時間は、ドラマの展開とか誰の演技がどうとかの視点ではなく、もはや、自分の中から仕事論や葛藤を引きずり出して自分と闘う時間になってますね。そんなに重いドラマではないはずですし、若者が成長して行くお話であって50代のおば様がいちいち考えなくてもよろしいのに。早期退職直後というタイミングがそうさせてるんでしょうか。ブログで人生棚卸日記を書いてサッサと手放したはずですのに、まだ、昇華できてないのかなぁ。


「何のために働くのか」。断言できるのは、人間も動物、命を維持するには食物を食べねばならぬ、その食物を得るにはお金が必要、ならば労働を提供して働かなくてはならぬ、食べて生きて行くため。しかし、文明・文化が発達し、やがて人間の欲求ピラミッド(専門用語がありましたよね)の最上位に位置する「自己実現」を求めるようになる・・すみません、こんな事が言いたいわけではなく。

 

「何のために働くのか」。自分の中でも歳を重ねるうちに変化して行きました。20代・30代の頃と今では真逆といっていいほど。若い頃は、あの大平さんのように誠実過ぎて上手くいかない雰囲気を纏いつつも、一方で、あのめがねのエリートくんのように「仕事は自己実現の場」だと、稲盛和夫氏「生き方」とかカーネギー「人を動かす」なんぞ啓発本を読み漁ったりもして、いつしか「自分を犠牲にしてまで・・何のために」と迷い始めてわからなくなり・・まっ、私の場合は、癌が気付かせてくれたので今こうして早期退職して好きなように生きていますが、そうでなければ、ぷつぷつ燻ったものを抱えながらも食べるためだと定年まで働いたんでしょうね。ですから、組織から離れた私が、ああだこうだと言う資格はないんですよね。

 

ただの戯言として、大平さんもいていいし、エリートくんも、太鼓持ちも、優秀ちゃんも、色んなタイプがいる組織って、俯瞰して上から眺めるとあらゆる状況に対応できますよね。この対応にはこれが得意なこいつ、とか。そういう意味では社員は駒ですよね、いい意味での。そこに個人の感情は必要なくて、ただ得意なことや長所を磨いておけば良いのかな。そういう意味での滅私奉公はありですよね。特殊な団体を除いて、一般企業において社員全員エリートくんだったら、逆に成り立ちませんよね、っていうか面白くないですよね。
あっ、余談ですが、組織というものは全体の1割が優秀、8割が普通、残りがそれ以下という構成に自然となり、普通より下の1割をカットしても、8割の普通の中から1割が下に落ちて行くようになっているとかなんとかの話を聞いたことがあります。他に、グループの中に出来の悪い人間をひとり置くことで、チームが上手くまとまるとかも。なんだか嫌な話ですみません。そんなこんなで私は、団体行動が苦手だったなぁ、でも、30年勤続できたんだから良しとしましょ。


「何のために働くのか」。その答えを自分で見つけるために働くのでしょうか。う?ん、そんなことを考えられるだけまだ有難い境遇に居られてるとも考えられますよね。早期退職して好きなコトに没頭しようとしているおば様の私の、‘今’時点での答えは‘食べる’ため、ですかね。

ひとつ嬉しかったのは、一ノ瀬くんが‘囲碁の一手’と心の中でつぶやいたことです。彼の蓄積してきたものがドラマの中でちょっとでも表現されて安心しました。厳しい囲碁の世界で修練してきた経験を学歴の無い奴と切り捨てられることに、どうもひっかかってしまって、私のどうでも良いこだわりで、すみません。
それと、女性の白井課長と娘さんの関係で、すごく尺が短いのですが、子どもが描いた母親の後姿と振り向かない母親をいつまでも見つめる子供の姿だけで、役職を持って働く子持ちの女性の葛藤がよく表現されていて、松島菜々子のドラマ「営業部長 吉良奈津子」より説得力あるなと感じました。子育てもせず独り者の私が云うのも憚れますが。


録画視聴の「仰げば尊し」については、早く演奏風景が観たいですねぇ。そうそう、色んなタイプがいる方が面白いと前述しましたが、この吹奏楽もそうですよね。樋熊先生の深い眼差しとお言葉には私も救われておりますが、たまに娘さんの喝が入ると元気になります。一気に停滞したムードがいい感じで壊れて助かります。こうしてみると、バランスって大切ですよね。思慮深い人だけでは進まない事もあり、かといって若さだけでは軽くなり、年齢に応じた役割がちゃんとあるんだよなぁとつくづく思います。ここでも、ドラマへの意見というより、もはや自分の人生を見つめ直すという作業の時間となってしまって、ドラマ視聴もちょっぴり疲れます。


いつもだらだら長くなってますが、よっぽど話し相手がいないんだなぁ、私。こういう話をしていた同期は仕事で忙しいから。
近いうち、内容よりも「この俳優好きなんだよねぇ、カツコイイよねぇ」バージョンの日記も書きたいです。

本日は、午後から天皇陛下の生前退位特番が控えてますね。自分には何も語ることの出来ない分野ですが、何やら象徴としての天皇が身近に感じられるのは私の勘違いでしょうか。「丁寧な生活」病にかかり気味の私としましては、とりあえずTVを観ていようかなと思います。

 

では、最後に、のどかな風景のひとこま〜本日11日目、頑張って咲いてます〜

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