今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「100分de名著 維摩経〜第4回 あらゆる枠組みを超えよ!〜」を観て。苦難の世俗を生きろ!かぁ・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。
すっかりレギュラー視聴するようになったEテレ「100分de名著」。今月は「維摩経」。聖徳太子によって日本で初めて解説された仏典の一つ。

かの文豪・武者小路実篤も「維摩経を読んで偉大な知己に逢ったような気がした」と述べるなど、日本人に親しまれてきた経典です。しかし、現代人には、意外にその内容は知られていません。第4回は、既存の枠組みにとらわれず、解体、再構築を繰り返しながら融通無碍に生き抜く自由なあり方を維摩から学ぶ、というもの。

指南役は、如来時住職・相愛大学教授の釈徹宗さん。著書「なりきる すてる ととのえる」「お世話され上手」で知られる宗教学者・僧侶。

お恥ずかしながら、聞き馴染みのない「維摩経」。ざっくり(としか言いようがない)備忘録しときましょ。

 

最終回は、中巻の第9章“入不二法門品”から。

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“不二”は“2つではない”、二項対立を解体した世界、悟りの世界へと入る道の章、と考えれば良い。“不二法門”について、維摩が並み居る菩薩たちに質問し、30人以上の菩薩たちが次々と答えていく場面。

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維摩の問いに菩薩たちは、“対象と主観”“聖と俗”など、様々な例を挙げながら、

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それを解体した世界こそ“不二の法門”だと答える。

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例えば、徳頂菩薩は、

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仏教では、“死”があるのは“生じた”からと考える。大きな生命の流れで考えれば、結び目があって、またほどけて、を繰り返している、そういう目で生命を捉えれば、生まれもしなければ、亡くなりもしないと。この場面で伝えたいのは、“聖”と“世俗”は別々ではないということ、ここにこの経典の主眼がある。

“善と悪”を区別するのは、私たちの日常では非常に大事だと思うが、どうしてこの二項対立はダメなのか?確かに、善悪の区別がないと社会適応できないが、そこにある種の罠がある。例えば、町のゴミ拾いのボランティアをしている人がいて、それ自体はとてもりっぱだが、そのうち、ゴミのボイ捨てをする人に腹が立ち、怒りさえ覚えてくるだろう、これを突き詰めていくと、ゴミを捨てる人と拾う人の二項対立がおこる、世界を二分して考えるのが原理主義、信仰のある人とない人に二分すると世界への認識が歪む、とのこと。

 

続いて、珠頂王菩薩がこんなことを言う。

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これまで維摩が説いてきた大乗仏教と初期仏教の対立すら否定。いわば、維摩経自体の立ち位置すら外そうとする言葉。

 

維摩は30人以上の菩薩たちから意見を聞いたあと、ついに文殊菩薩にも言う。

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ここは、なんといっても維摩経の有名な場面。

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維摩が沈黙を示したことで、みなが雷に打たれたように“不二の法門”について悟るという場面。宗教というものは、限界まで知性と学びで行くけれども、そこから先行き着けないところまで行くと、黙って飛ぶしかない、ということがある。

 

では、最後の下巻へ。第10章“香積仏品”。

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香りに満ちた仏の国で、香りで教えを説く衆香国の菩薩たちが維摩の所へ来る。仏の国は一つではない?我々のこの世界にお釈迦さまは登場して下さったが、パラレルワールドのように、様々な次元があって、様々な仏の国で、様々な仏が教えを説いている、そういう思想が大乗仏教の大きな特徴のひとつ。

話を戻して、衆香国の菩薩たちは、自分たちの国では香りで教えを説いているが、そちらはどうなんですか、と維摩に問うと・・

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これ、この経典の根っこの部分。普通の暮らしが理想だが、出来ないなら出家するしかないという思想。

伊集院さんは、大事なことは何ですか?って話だと思うが、有り難いお経を聞くと悟れるんだって時に、じゃあ、耳が聞こえない人は悟れないのか、この香りで満ちてる国の人たちが香りでいろんな教えを聞けるならば、大事なことはそこじゃないってことになりますね、と言う。

指南役は、香り・音・光など、あらゆるものが仏教の法(真理)を説く、求める心さえあれば、大きく言えば、仏教の構造自体がひっくり返ってる話だと解説。

 

続く、第11章“菩薩行品”。

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無事に維摩のお見舞いを済ませ、第9章“入不二法門品”も聞けた文殊菩薩一行は、釈迦のもとへ戻って来る。素晴らしい香りを放ちながら戻ってきた文殊菩薩たちを見て、釈迦のもとに残っていた阿難は、香りの意味に気づき感嘆の声をあげる。

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釈迦は阿難に応えて言う。

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さらに、釈迦の口から維摩の正体が明かされる。

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なんと、維摩仏国土からやってきた人だったのだ。‘妙喜国’とは、西方にある阿弥陀仏の極楽浄土に対し、東方にある阿閦仏の仏国土

伊集院さんは、やはりただ者ではなかった、ひねくれ者でもなくその国での素直な意見だったのかもと驚く。

異世界から来た人物の話は経典に多い。維摩の娘が登場する経典『月上女経』もある。光の中から生まれた絶世の美女で、次から次へと来る求婚者に対して難題をふっかけて断るという、『竹取物語』の源流だと言われている。

 

そして、第13章“法供養品”。仏道修行で拠りどころとなる“法四依”が釈迦によって語られる。

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       ①言葉に振り回されない
       ②本質を見抜く
       ③語る人に惑わされない
       ④経典の枝葉末節に捉われない

現代の我々に特に大切なのは、①と②ではないか。情報過多の現代、時間がかかっても自分で咀嚼して身につけよう。

指南役は、学生たちにも、次から次へと情報を消費しているタイプと少なくても自分なりに情報を消化するタイプがいて、後者の方が失敗した時に立ち上がる力が強いと話す。

 

ついに最終章の第14章“嘱累品”。“嘱累”とは、釈迦が教えを人に託すこと。集まった弟子や菩薩たちを前に、釈迦は最後にこう語る。

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続いて、仏道を歩む者の在り方や躓きやすい事柄などを説いた。次の仏陀となる弥勒菩薩を始め、一同は釈迦亡き後もこの教えを正しく守り抜いていくことを誓う。フィナーレを迎えた維摩経、最後に阿難が釈迦に問う。この教えを何と名づけましょうと。釈迦は答える。

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最後は釈迦の言葉で終わるっていうのは経典らしいと伊集院さんは言う。指南役は、一応仏教経典の様式に沿っており、お坊さんの間で、法話や説教をする極意として・・『はじめしんみり なかおかしく おわりとうとく』という言葉があり、そうすればみなさんに聞いてもらえる。まるでその通りの経典。

伊集院さんは、維摩経を振り返って、在家の在り方を教えられたと言う。例えば、研究者の人が、世の中のことなんて一切関係なく、籠ってひたすら研究だけしていたい!というと、それも一つの在り方だけど、社会生活で見た事が、あっ、これって自分が研究してることとつながるんじゃない?と、より自分の大切にしている世界に厚みを与えたりする気がすると。

指南役は、これはりっぱなお仕事で、これはつまらない行為っていう枠をはずしてみると、世界が違って見えたりする、何回も出てきたが、世俗の中に紛れてこそ悟りがあると話す。さらに、どこにも逃げ場がないんだ!っていう気がする、今を引きうけて・・

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というメッセージだと思うと。また、仏教が説くように、自分という枠が強いほど我々は苦しむ、自分というものを守るために、いつもバリアを張っている、それを外すために、人の世話をしたり、されたりするっていうことを考えてみようじゃないかって提言している。

“お世話上手 お世話され上手”という言葉を使って、指南役は高齢者の介護施設を運営しているNPO法人代表をしている。そこで気づいたことがあるよう。ある年代から急にお世話されるのが苦手な世代があることに。だんだん都市化するにつれて、人に迷惑かけたくない、迷惑をかけなければ自由という価値観は美徳ではあるが、傲慢でもあると言う。自分というバリアをおろして、人のお世話になるのに達者になっていかなければならないのでは、そして、この維摩経が説くように、次々と枠を解体・再構築して生きていけっていうのは我々にとって大きな知見・ヒントじゃないかと締めくくる。                    

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伊集院さんの感想で・・僕は、貸し借りのない人生がいいんだと思いがち、まあ、それには限界があって、最後の下りはずしっとくるお話しで・・とあり、全くの同感でございます。私、現在、身内の問題で、ここのところずっと思案中。自分という枠が強すぎて、返って自分を苦しめている、人のお世話をする、誰にも迷惑かけなければ自分の自由でしょって価値観は傲慢でもある、などなど、痛いところを突かれてます。

“苦難の世俗を生きろ”、逃げ場はない、ですかぁ、そうですよねぇ、そうハッキリ言われますと、潔しではありますが、重い腰を上げるといいますか、よし!と全てを引きうける覚悟をするには時間がかかりますね。私、面倒臭がりで諦めが早いので、ずーっと考えても堂々めぐりですと、やがてマイナス思考パワーに疲れて、まあ、命までは取られまいと開き直って受け止めてしまうんですよねぇ。貧乏性です。二項対立をなくす不二の法門とか空の思想というより、“虚”です、“虚”。生きることは苦行ですよねぇ。維摩経・・とても興味深くて楽しゅうございましたが、身内問題と重なってしまい、リアル過ぎてずしっときました。ふぅ。

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日々感謝です。

 

 

水挿し中の観葉植物〜ウンベラータ・プミラ・アイビー・マドカズラ〜を土に植替え。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

ここのところ気になっておりました水挿し中の観葉植物たちを、やっと土に植替えてみました。そのままでも構わなかったのですが、マドカズラとウンベラータはちゃんと大きく育ててみたかったのです。本日はお天気が不安定でしたので、デッキではなく、なんと、玄関先で道具を広げて作業いたしました。まあ、誰も来ませんので。

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右奥から時計まわりに、ウンベラータ、アイビー、プミラ、マドカズラですね。仕立て直しに挑戦した際に切った枝たち。根っこがもさもさ生えているものもございます。

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sumikichi52.hatenablog.com 

 

【ウンベラータ】これは根付いてくれそう

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マドカズラこれも期待できそう

f:id:sumikichi52:20170625141208j:plain 丈夫そうな根

f:id:sumikichi52:20170625141209j:plain くねくね茎は切った方がいい?

f:id:sumikichi52:20170625141210j:plain あまり活発ではないグループ

 

結局、今回は、ウンベラータ2本、マドカズラ3本にしました。

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ウンベラータは真っ直ぐなので、そのまま深めに植えましたが、マドカズラはくねくねしていますので、なんとか真っ直ぐになるようにくねくねした部分が隠れるように深めに土をかけました。どうしても自立不可能なものは添え木を。

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【アイビー&プミラ】

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根が出ているものとそうでないものとに分かれます。

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以前も使ったことがあるロックウールブロックというものが余っていましたのでこれを使用。これに根が張ったらそのまま土に入れても良いのです。前回失敗したものもあります。今自宅で育っているアイビーとプミラは、これで成功したものです。ちょっと時間かかるのかな。

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もともと真ん中に小さな穴は空いているのですが、竹串などでさらに広げた方が、根が出ている場合は傷つきにくいかも。今回、結構根が長くなっていましたので、ゆっくり丁寧に挿しましたら、飛び出してしまい、無理やり折り返して入れ込んで大丈夫かどうか悩みましたが、根の先を出したままにして乾いてはいけないと思い、やさしく入れ込みました。なにやら失敗の予感?

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この後、水をたっぷり吸わせて出来上がり。当分乾かないように、でも腐らせないように水やり。明るい日陰に置くんですよね。このブロックを入れるプラスチックの箱、製氷皿みたいな感じかな、それも売ってると思いますが、横着な私はこれで。

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モンステラも健康そうな根が生えているのですが、土も無くなったことですし、もう少しわさわさするまで先延ばしです。

f:id:sumikichi52:20170625141118j:plain 日増しにアナベルがでかくなる気がする

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ホント、こんなに増やしてどうしましょ。

日々感謝です。

Eテレ「オイコノミア〜お笑いで読み解く! 貿易の経済学〜」を観て。ただただ懐かしい・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

レギュラー視聴しているEテレ「オイコノミア」。今回のテーマは〜お笑いで読み解く! 貿易の経済学〜。1960年代から現在までのテレビを中心とした「国内東西お笑い史」を題材に、貿易の古典的理論からノーベル経済学賞候補の新理論まで学ぼうという前代未聞の大胆企画!という内容。ゲストはラサール石井さん。ざっくり備忘録しときましょ。

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貿易というと、国と国の間でモノが行き来することを思い浮かべるが、サービスもその対象。東西のお笑いで考えると、大阪の芸人が東京で仕事をするのは、大阪から東京へのサービスの輸出(今回は、東西それぞれを一つの国として考える)。また、消費者が移動するサービス貿易もある。例えば、日本人が海外旅行に行く場合、その国の観光サービスを受けることになる、これは日本がサービスを輸入していると経済学では考える、逆もしかり。私たちが想像する以上にいろんな貿易のかたちがある。


では、お笑いの歴史をみていく。

【1960年代〜】
東京・・1966年結成 コント55号
    1964年結成 ザ・ドリフターズ
大阪・・1966年結成 横山やすし・西川きよし
    1966年デビュー 桂文枝(三枝)

この頃は、東西交流はなかったよう。いつ頃から交流したか?大阪で1967年から放送した深夜ラジオ番組MBSヤングタウン」で、仁鶴さんや三枝さんが人気となり、テレビ番組「ヤングおー!おー!」スタート、それがまた人気となり、全国ネットになった。大阪発信の番組で、若手芸人の登竜門と言われていた。

 

【1970年代〜】
東西の貿易が始まった。東京は主に俳優さんを主としてドラマを制作し、大阪に輸出。大阪はお笑いが得意で芸人を東京へ輸出。それぞれの地域で得意なものを輸出し合っている。こういう貿易のことを・・

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19世紀、イギリスの経済学者・リカードが唱えた。大阪は、俳優よりもお笑い芸人に比較優位があって、東京はその逆。絶対優位ではない。わかりやすく言うと、例えば、ひとつの番組に芸人と俳優の両方が出る場合、番組の出演料を生産性とみなして考えると、仮りに大阪で養成された芸人の生産性は300、俳優の生産性は200、一方、東京の俳優は200、芸人は100とする。もし、大阪で俳優も芸人も要請すると、大阪の生産性の合計は500、東京は300。

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大阪は豊かだからこのままでいいかな、東京もまあいいかなとは思うが、実は、大阪の人は俳優にならずにみな芸人になり、東京の人は芸人にならずに俳優になる、そして需要ににって大阪の芸人は東京に輸出、逆もありとしてみたら・・

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お互いが得意なことに特化して貿易すると、大阪の人の生産性は600、東京の人は400になる。ということは、大阪も東京も得をする。

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ここで、日本で実際に行われているサービスを利用している例の紹介。フィリピン人女性の家事代行サービス。フィリピンは世界でも有数のサービス輸出国。英語を話せる人が多く、現在の人口の10人に一人が国外で働き、GDPの約1割がサービス輸出の収入。フィリピン政府も国外で働くことを積極的に進めている。また、養成学校や国家資格を作り、世界中に質の高い家事代行サービスの輸出をしている。日本で利用する人は、日本人だと年上の方が来られて頼みにくいのとフィリピンの方なら慣れてらっしゃるからということで人気が高い。さらに、子供の英語教育のため英語が話せる点が良いらしい。この家事代行サービスは日本政府も注目しており、今年3月には家事支援を目的とした在留資格を持つフィリピン人25名が来日。

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話しは戻って

【1970〜80年代】
1970年代後半に人気だったテレビ番組「8時だヨ!全員集合」「欽ちゃんのドンとやってみよう!」など放送。萩本欽一さんやザ・ドリフターズの番組、北野たけしさんのツービートが1973年結成。東京のお笑いもこの時期どんどん発達。ただしネタ番組ではない。大阪はこの間、どんどんネタを作っていて、それをフジテレビが目をつけて、東京の番組に呼ぶ、ここに火が点いて1980年代の漫才ブーム到来。火付け役となった番組が「THE MANZAI」。これにより、大阪のお笑い芸人が一気に注目を集めると、その多くは活動の場を東京に移し、東西の芸人が全国ネットの番組で一緒に活躍するようになった。

その頃、さんまさんは大阪ではスターだったが、MANZAIブームが過ぎ去って先輩たちが疲れたころが自分の出番だと、力を蓄えていた。そして、「笑っていいとも!」の前身番組「笑ってる場合ですよ!」で東京に来て、通いは効率悪いからと東京に移り住んだらしい。東京に居を移したのはさんまさんが最初の人。

この頃になると、大阪の芸人だけではなく、東京の芸人も活躍するようになった。全国ネットだから大阪の人も東京の芸人を観るようになった。ということは、お笑い先進国同士が、同じお笑い貿易をし始めたということ。これ、大阪の人にとってみれば、東京にも大阪にもお笑いがあるのに、どうしてわざわざ貿易をするのかという気持ち、これを経済学で説明すると・・アメリカの経済学者 ポール・クルーグマンは先進国同士が、同じ産業で貿易する理由について考えた。

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お笑い芸人がたくさんいたら質が上がっていく。そして、東京と大阪の目指すお笑いはタイプが違い、視聴者はどちらも見ることができる。こんなふうに産業内でも貿易が行われるようになった、これが新貿易理論。こんな東西のお笑いが融合した番組としてブレイクしたのが「オレたちひょうきん族」。

 

【1990〜2000年代】
お笑い界で様々な芸人が活躍するようになつた時代。ウッチャンナンチャンダウンタウンとんねるず、ナンティナインなど。経済界では、メリッツが提唱した貿易理論が注目を集めるようになった。

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これを考えた人は将来のノーベル賞候補じゃないかと言われている。きっかけは、2000年にアメリカで行われた調査。アメリカで創業している約550万の企業の中で、輸出しているのはわずか4%、さらにこの中の上位10%が輸出総額の96%を占めていることがわかった。つまり、貿易で利益を得ているのは、輸出大国と言われた国でもごく一部の企業に過ぎず、多くの企業は貿易を行っていなかった。生産性の低い企業の多くは輸出企業としては参入できないし、してもすぐ撤退する。

この構図はお笑い界に似ているよう。たけしさんやタモリさんたちが頑張っていて世代交代ができていないと言う。この頃、人気芸人は番組の司会もしたり、冠番組を持つことが増えていった。「ぐるぐるナインティナイン」「ダウンタウンガキの使いやあらへんで」「ウッチャンナンチャンウリナリ!」「とんねるずのみなさんのおかげでした」など。売れる芸人が増えても、そうでない芸人もいる。これをどうやって“新々貿易理論”で説明するかというと・・

まず、移動しなきゃいけない、例えばその舞台まで行く交通費があるかどうか、そのコストを超える生産性があるかどうか。もうひとつ、一度移動したらたくさんの仕事が出来て、人気が上がる、大きなマーケットが広がる、そのラインを超えるか超えないか。つまり、貿易をする企業としんい企業で格差が生まれる、これが“新々貿易理論”。

これが、大阪芸人が東京に住むってことらしい。さらに進むと、大阪は芸人を送り込んだだけじゃなくて、東京にも養成所とか事務所を設立したりする。

では、ここまでのおさらい。

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ここまでは、何の制限もなく芸人が自由に行き来できる“自由貿易”。ところが、この逆を行こうとする流れが。アメリカ大統領のトランプ氏は一貫して唱えているのが“保護貿易”。この政策もお笑いで読み解くと、国内・国外にどんな影響をもたらすのかがよくわかる。東京国の大統領がトランプ氏だとすると、大阪国からどんどんやって来る芸人に対して、壁を作ったり、東京で仕事をする際に税金をかけたり、こうなると、税金を上乗せしたギャラになり、東京のTV局からすれば高いので、結果大阪の芸人を呼ばなくなる。

実際の貿易だと関税のこと、輸入品には高い関税をかけて自分の国の産業を守ろうとする、トランプ氏もアメリカ産業を守ろうとしている。さらに、参加予定だったTPP(環太平洋パートナーシップ協定)からの離脱を表明。保護貿易を推進することでアメリカの失業者を減らし、雇用を増やそうと考えている。

しかし、こうした政策は本当に有効なのか?
お笑いの話でいえば、面白い人が東京に来なくなり競争が減り笑いの質が低下、東京の芸人の仕事は増えるかもしれないが全国ネット番組の質も下がるかも、すると困るのは視聴者、質の低い番組は視聴率も下がるから、ギャラも下がるかも、そして国民の所得も下がっていく可能性も出るという話。

トランプ氏の話に戻ると、自由貿易よりも、国民の所得が下がる可能性があっても保護貿易による雇用の確保を目指している。

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スタジオでは、5年後、10年後のことを考えると自由貿易の方がいいんじゃないかと思ったりしますけどね、と話している。

又吉さんは、お笑いの場合は、食べるためにやっているというよりは、好きなことで食べてたいという人たち、本当に食べれなくて生きて行くために他の職業を選ぶのも一つの手、そこがわからないと別のチャレンジもできない、また、すごい人は入って来ないで、こっちはこっちでやっていくからと同じメンバーでやっていって、果たしてお笑い界の進歩や劇場にお客さんを呼べる可能性があるのか、ですよね、と話す。さらに、その中にもし、自分が入れないんだったら別のチャレンジをするタイミングなのかなって考えておかないと、ほかに、ライバルは貿易だけじゃない、娯楽はお笑いだけじゃなくて、ゲーム、スポーツ、音楽などたくさんあり、ブームを終わらせてしまうと才能を持って行かれる、と付け加える。  (完)      

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この「オイコノミア」、一般常識として知られている事が多いのかもしれませんが、私には初耳ネタが結構ありまして毎回丁寧に工夫されているなと思います。お笑い大好きで、コント55号やドリフの番組なんてリアルタイムで観てまして、貿易とは関係ないけれどとても懐かしゅうございました。

備忘録には綴ってませんが、ラサール石井さんと又吉さんのさんまさんネタに笑えました。ある番組で、たけしさんが、さんまさんのそばの床にそっとバナナの皮を置くのを、さんまさんは何気に横目で密かに見ていて、ひとしきり喋って、立って歩いて、あららと滑る、また、置く、横目で見る、滑る、今度はさんまさんが、たけしさんのそばにそっと置く、密かに横目で見ておく、滑る・・滑るたびにドカンドカンと笑いが起こる・・この二人のアドリブで10分間笑わす光景を見た石井さんは、凄いな、俺、ついていけない、と思ったらしいです。

又吉さんは、さんまさんとコントをする機会があり、本番5分前にコレとコレとコレって振りを言われて、スタッフさんも大騒ぎ、おいっ、又吉、大丈夫かっ?応えられるかっ?って、で、少し僕をひとりにして下さいっ!と言って一生懸命考えて、紙に書いて持っていたら、本番寸前でさんまさんに、おまえ、こんなん見んとアドリブでやれっ!って取り上げられたと話していましたが、これには笑うというより、笑いに命賭けてる感が伝わってきました。

ん?今回は、私にとりましては、ホント、貿易より、お笑いのおさらいの回でございました。

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日々感謝です。

 

仕立て直しに挑戦中の観葉植物たちの約3週間後。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

6/6に仕立て直しに挑戦しました観葉植物たちの経過観察。 

sumikichi52.hatenablog.com

モンステラ節から力強そうな芽がちらほら

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マドカズラわずか一週間でこんなに成長

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f:id:sumikichi52:20170624200707j:plain 切り口の節の横からニョキニョキ

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【アイビー&プミラ】

配置がバラバラで比較しようがないですね。     

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【アルテシマ】

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油断してましたら、いつの間にか若葉に成長。5本とも根付いてくれてるようです。

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あれだけ根っこがわさわさ生えたまま水挿しにしてたんですから当然でしょうか。けれど、半年も水に入れっ放しというのもいかがなものか、です。

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日々感謝です。

 

 

 

我が家の庭の観察記録㉜〜ヤマモミジの赤ちゃん〜

こんにちわ、SUMIKICHIです。

また気が向きましたので、我が家の庭に勝手に種が飛んできて自生してくれてるヤマモミジの赤ちゃんたちの成長具合を記録しときましょ。左側が発見した日付、中央はその一週間後位、右端が一週間前位、その下が本日、それぞれの写真。ボケてます。写真の大きさを揃えてないのはダメですね。

 

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  ↑4/23頃                 ↓

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              ↑6/25

 

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   ↑4/24頃              ↓

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              ↑6/25

  

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   ↑5/16頃                ↓ 

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              ↑6/25

 

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   ↑5/20頃              ↓

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              ↑6/25

 

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  ↑5/23頃 木の下にあるので日照時間が短い?   ↓

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               ↑6/25

 

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   ↑5/23頃                 ↓  

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               ↑6/25

  

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  ↑5/25頃 デッキ下にあり日照不足?       ↓

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               ↑6/25

 

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  ↑5/25頃                 ↓

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              ↑6/25

 

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   ↑5/31頃 なんか成長してくれてる!   ↓

     f:id:sumikichi52:20170624201510j:plain でも、誘拐された?

 

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   ↑ 6/13 やっぱりダメかな       復活しそうにない ↑6/25

 

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   ↑6/14                    ↑6/25

 

置かれた場所によって成長のスピードが明らかに違います。先日、9番が何者かに連れ去られたようですし、10番はやはり復活の兆しがないようですし、木陰の5番とデッキ下の7番は成長が足踏み状態ですし、様々です。ふと、出遅れているモミジは、しばし様子見も良いのですが、植え替えてみるという手もございます。いつのタイミングがベストなのでしょうか。樹木は秋頃がいいんでしたっけ。たくさんあるから一つくらい実験してみてもいいんじゃない?とは思いますが、どれも愛着が湧いていてダメにしたくないのでございます。って、土と一緒に植え替えするから、そんなに悩まなくても良いのかしら。梅雨明けまで待ちましょ。

日々感謝です。

  

 

Eテレ「100分de名著 維摩経〜第3回 縁起の実践・空の実践〜」を観て。ここでも“泥”が・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。
すっかりレギュラー視聴するようになったEテレ「100分de名著」。今月は「維摩経」。聖徳太子によって日本で初めて解説された仏典の一つ。

かの文豪・武者小路実篤も「維摩経を読んで偉大な知己に逢ったような気がした」と述べるなど、日本人に親しまれてきた経典です。しかし、現代人には、意外にその内容は知られていません。第3回は、維摩がもたらす予想外の答えや不思議な出来事から、単なる観念の遊戯ではなく、生きるための智慧として示された大乗仏教の精髄を学ぶ、というもの。指南役は、如来時住職・相愛大学教授の釈徹宗さん。著書「なりきる すてる ととのえる」「お世話され上手」で知られる宗教学者・僧侶。

お恥ずかしながら、聞き馴染みのない「維摩経」。ざっくり(としか言いようがない)備忘録しときましょ。      

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前回、文殊菩薩維摩を見舞って病状の話をしたところまでだったが、今回は、文殊はふと、維摩の部屋が空っぽなのに気づき、どうして?と尋ねると、空だから、と空の話をし始めるところから。

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空とは、無分別?整理すると・・初期の仏教では、空は‘牛はいない’という自体を‘牛は空である’と表現し、単純に‘無い’だったが、大乗仏教では、一切の固定観念を外す方向に空の思想は発展。様々な物事の垣根を外し、全てを分け隔てなく捉える‘無分別’を目指した。(???)

“空と縁起”。そもそも、この空というのは、初期仏教における“縁起”の教えを発展させたもの。“縁起”という独特の因果律に立つところに仏教最大の特徴がある。例えば、ここ(スタジオ収録)の場は、どんな縁によって成り立っているかというと、そもそも「100分de名著」という番組がある、我々出演者が風邪もひかず事故もなく、たまたまここに来た、スタッフの皆さんが集まって、という事象によって一瞬この場が成り立っている。という風に物事を考えて見ていくのが“縁起”の立場。

それが、大乗仏教では“縁起”の思想が進化して、全てのものは関係性で成立しているというところまでいく。あらゆる現象・存在は固定的ではなく、実体はない、それが“空”という立場。

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ここで伊集院さんは・・
例えば、僕が太っているのは、カロリーをたくさん摂ったから、なぜ摂るのか?ストレスによって食べちゃう、そのストレスはなぜ?と考えていくと、幾つかの複合的な要因があって結果、今太っている、という縁起についてはわかる。けれど、それを“空”に転換し始めると、とたんにわからなくなると話す。

指南役は・・
自分のなまけ心が原因で太ったなどと特定の原因にしがみついて、このなまけ心を失くして‘刻苦勉励’しなければならないとなりがちだが、それは言ってみれば、きれいな“花”の周りの“雑草”を抜こうとするような努力。初期仏教ではそういう努力を考えたが、大乗仏教となると、“花”と“雑草”を区別しているのは自分の心だという見方をする、区別なく見ていこうというのが“空”。

すると、伊集院さんは、そもそも太っているって何だよ?みたいなこと?と尋ねると、指南役は、そうすると太ってるの意味も変わるし、日常生活の意味も変わる、つまり、自分が何となく暮らしている‘枠組みを疑え’というところから“空”への第一歩が始まると説明。(???)

 

これから“空”についての問答が始まる・・

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“六十二見”とは?
仏教以外の思想や信仰のこと。維摩は“空”へと至るために、仏教以外から学べと言う。とても不思議な理屈。異説・異論を排除しないという大乗仏教的態度、もともとは排除していたが、“空”が発展することによって、学ぶという心さえあれば異論からも仏教がわかるからと。この文殊維摩のやりとりは、まさにらせん状に論が深まる仏教の手法。

問答はさらに続く。

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これは、苦しみの中でどう生きれば良いかという問いでもある。維摩の答えはここでも“空”へと向かう。

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我々は生まれた限り、刻々と死につつある。生と死の連続体である。そのように生命や世界を捉えると、自分にしがみつく心が弱まり、苦しみが低減。この取り組みが“空の実践”。実体的・固定的に捉えないモノの見方が大事。しかし、‘これは空なんだ’と空に捉われてもだめ。このことを維摩経では“空病”と言っている。‘空たちがいない!’と思ってることも空に拘っていることになる。(???)

“空”の思想は、真ん中が空。真ん中に、理論を持ち込むと、正統・異端・順列が生まれる。真ん中がからっぽだったら、みな同じように丸テーブルに着席可能。真ん中が空いていることがポイント。

 

さらに維摩は次のように語る。

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悟りに安住しない、日常の中を生きる。このあたりが、維摩経に影響を受けた日本仏教の方向性と考えて良いだろうと指南役は言う。日本仏教は、出家の形態もあまり重視せず、普通に暮らすような仏道を目指した。半僧半俗の層が厚いのが特徴。

 

では、不思議品に。

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維摩文殊菩薩の話を聞いていた舎利弗が椅子を探すシーンから始まる。

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それを察して維摩は言う。

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慌てて答える舎利弗に、維摩は意地悪な言葉を投げかける。

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さらに維摩は神通力で3万2千もの巨大な椅子を出現させる。維摩文殊も座れるのに、なぜか他の者たちは座ることが出来ない。困り果てた舎利弗の様子を見て、維摩は助言する。

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その言葉に従うと、みなもようやく座れた。不思議な現象に驚く舎利弗維摩は言う。

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何を意味してる?
悟りの世界は、通常の知恵では認識できないという神秘的な表現。この世界の認識を変えろと言っている。

 

続いて、観衆生品。

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維摩の部屋に天女が現れ、維摩文殊の間で素晴らしい教えが説かれるごとに、花を振りまいた。菩薩に振りかかった花びらは床に落ちるのに、舎利弗たち弟子の体には張り付いたまま離れない。懸命に払いのけようとする弟子たちを見て、天女は尋ねる。

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すると天女は答えた。

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振ってきた花は何を意味する?
舎利弗にとっては欲望の象徴でしょうと指南役は言う。菩薩たちにとってはただの美しい花びら。舎利弗たちは、この花びらにこだわりがあるため、返ってくっつく、こういう欲望は払わねばならないという思いに捉われているので、ますますくっつく、そういう状況。

伊集院さんは、そんな舎利弗のことを好きになっちゃいそう、本当に一生懸命で、観察しようとすることで自分をがんじがらめにしていく・・と話す。

 

舎利弗は、天女があまりにも見事に仏法を説くので、最後に凄く感じ入って・・

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当時、ヒンドゥー文化圏では、女性は汚れたものであるという文化があった。これが、仏教にも投影され、女性が悟りを開く時には、“変成男子(女性の身のままでは仏に成れないのでいったん男子に変わってから成仏するという思想)”といって、いったん男性になる必要があった。


すると天女は、舎利弗を女性に変え、自分は舎利弗になった。舎利弗は自分が今まで見かけの現象に捉われてきたことに深く気づく。

伊集院さんは、とても優秀な女社長さんに対して、まるで男みたいですね、女にしておくのはもったいないってお世辞を言う、勘違い野郎がこの場面の舎利弗ですね、とわかりやすい例えを言う。

 

そんな不思議な場面も一段落して、仏道品へ。

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迷いがなければ悟りもない。悟りを開く種があるとしても、空中では芽も吹かず花も開かない。泥の中にあってあってこそ芽を出し花が開くように、悟りなしに迷いもなく、迷いなしに悟りもない。我々日常にも当てはまる深い言葉。芽を出し花が開いても、自分の実力だと思いがちだが、むしろ、周りの泥があるからこそ花は開くんだという物の見方。

 

続いて、維摩の詞が登場。長い詞の中の一部だが、指南役の好きな部分らしい。

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こだわりのない心で活動をすれば、人々に恵みを与える“空の実践”になる。様々なコミュニティに関わる“縁起の実践”、そこにしがみつかない“空の実践”、この2本柱の態度が、地縁・血縁が薄れた現代には必要。

最後に伊集院さんは、ふわっとですけど、‘あっ、行けたら行く’っていう人になりたい、来ることをみんなに望まれてるんだけど、もし来れなくても、あの人が来れないんなら仕方ないやって、ほんとうに力の入ってない人が“空”っぽいですね、維摩っぽいですね、と締めくくる。    (完)

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最後の伊集院さんのコメントに一票!って、なんとなーくでしか理解出来ておりませんけど。しかし・・なんですねぇ・・この備忘録、本当に備忘録なのかしら。番組内容をなぞっていて、ん?へっ?で?みたいな消化不良、完璧に。正直、本人は結構面白くて、楽しんではおります。

こめかみがぴくぴくと反応しましたのが、天女に対して言った舎利弗の言葉。何の悪気はないにしろ、いえ、ないのは返って始末におえないかな?、“女性のままで、なぜ男性にならないのか”という言葉。私はフェミニストではありませんが、どうにもこうにも、この古い価値観に多くの女性は苦しめられてきたと思います。まあ、この歳になり第一戦を退いてからは、心波打つことは激減してますけれどね。それに、世の中かなりのスピードで変化していますから、随分女性も生きやすくなってるのかな。ん?もしかして、こんなことに捉われ続けるのは“空の実践”に反するのでしょうか。

ふと・・人類みな“空の実践”パーフェクト集団になりましたら、どんな世界になるのでしょうか、面白味のない感じがするのですけど・・。

そうそう、泥があるから花が咲くというフレーズは、つい先日知ったことでもあります。つながってますねぇ。

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日々感謝です。

 

 

 

たかが東京、されど東京。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

6/21〜22、一泊二日で東京に行ってまいりました。過ぎ去ったことですが、備忘録しときましょ。

      f:id:sumikichi52:20170623102147j:plain 出発の朝は雨上がり

今月上旬から東京で働いている身内が体調を崩し、どうしても様子を見ておかなければならなくなりましたので上京。正直、なぜに私が、と渋々。
観光や出張以外で、しかも身内の住まいまで足を運ぶのは初めて。私、遠出と人ごみは体力に自信がございませんので内心ビクビク。東京までの新幹線料金+宿泊料パックでお得!を利用。それですと、乗車できる便の時間帯が限られており、どうせならと8時57分発かな、早くから乗りました。天気情報をちゃんと理解していれば良かったですよ、なんと、京都、名古屋を過ぎた頃からウトウト・・

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気づいたら、停止してまして、なにやら優しい声色のアナウンスがしきりに流れ・・はっ!?静岡辺りが激しい雨、しばしらく運転見合わせ・・ドンピシャ遭遇してしまいました。

f:id:sumikichi52:20170623102142j:plain 梅雨ので史上最高の雨量記録とかなんとか

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時は流れ、結局4時間26分の遅れ。はぁ・・・。もうまな板の上の鯉ですので何の感情もなく、ただ腰が痛いだけ。すると、遅れが2時間を超えているので、特急券全額払い戻しいたします!のアナウンス。へぇーっ、そんなこと全く知りませんでした。日本ってやっぱりサービス満点、親切ですね。逐一状況アナウンスも入りますし。滅多に公共交通機関を利用しませんので、教えて貰わないと、払い戻しシステムを知らず手続きしなかったと思います。そして、どういう状況で停車するのかなども知らないまま。無駄な時間を過ごしたと思うか、ちょっと勉強になったと思うかは、人それぞれ。

※ちなみに、本日手続きしてきましたら、パックでしたので払戻金は2,400円位でした(正規の1/3程度?)。でも、有難いです。

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結局、新幹線には8時間近く乗車しておりました。持参していました東野圭吾「片想い」は半分進みました。

身内の住まいは翌日に行こう、余裕を持って一泊にしておいて良かったと思いました。パック手続きが面倒くさいし、気分変わるかもしれないし、と日帰りにするつもりでしたが、たまたま立ち寄った旅行会社でパックが断然お得で、直前でも手続き出来ると知り、決断。まめに動くべきですね。

 

西葛西のホテルもコンパクトで綺麗で、快適でございました。

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翌日の午前中、身内の住まいに行き、まあまあ元気そうで安心。2時間位おしゃべりして退散。帰りの便まで2〜3時間余ってしまいましたので、以前から気になっていました上野の美術館めぐりにでも行ってみるかと・・全部は無理ですので、外観や周辺の雰囲気だけでもと。 

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よし、国立西洋美術館とやらに入ってみよう!常設展ですが。

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広いなー、人が多いなー、特に外国の方々、凄いなぁー。建物大きいなー、オシャレだなー。都会は違うなー。

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上野動物園・・パンダのニュースをしてたよなー、今日は時間ないな。

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f:id:sumikichi52:20170623102152j:plain 楽しそうな人がいた

緑多いよなー、綺麗に手入れされてる感じがするしー、(下の写真)どうしてもこういう気遣いに目が行ってしまうのでございます。

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街並みが美しく保たれているのはこういうことですよねー。

 

たかが東京、されど東京。正社員の20代後半から35歳頃までは、東京支社で3〜4年位働いてみたい!と思っておりました。希望も提出していましたね。東京から発信される情報、発信する側の業務、憧れましたねぇ。観劇や音楽鑑賞好きな私としましては、仕事は激務でも、プライベートはきっと刺激的で充実した時間を過ごせるんだろうなーなんて。出張のたびに、カッコイイ建物、都市の中を歩きながら思ってたな。まあ、それも40歳手前まででした。まず、歩くスピードについていけなくなりました。

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久しぶりに東京を歩き、おおーっ、やっぱり、刺激的!と気分はアップしましたが、早く田舎の我が家でお茶すすりたい、って思ってしまいました。日々ニュースで東京ネタが流れてますが、今自分が来ているここ東京で起こってることなんですよねー、と不思議な感覚。

どうでも良いことですが、今回は、スーツやパンプス、ビジネスバッグスタイルではなく、リネンシャツにGパン、ウォーキングシューズ、リュック。フルメークではなく、日焼け止めの上に眉やマスカラ、アイライン少し、などポイントだけ、特に口紅はつけず、薬用リップのみ。この口紅なしという点が、私に開放感を与えてくれます。男性には分からない感覚かな、顔色が悪く、かなり老けて見えるのですが、私は、何ものにも縛られていない自由な気分になれるのです。まあ、知人に会うこともほぼないし。体力的にきつかったけれど、開放感に浸りながらシューズでのしのし歩くのは楽しかったな。ノーメークで歩き回れるようになりましたら、たいしたもんだと自分を褒めてやります。

来月中旬に再度、一泊で上京する予定(身内問題で)ですが、時間が余った場合のスケジュールも考えておいた方がよろしいようで。ブランド品、グルメなんぞには興味がございませんのでどうしよっかな。ぼちぼちいきましょ。植物たちの水やりが気がかり。

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唐突ですが・・小林麻央さん・・お会いしたことはありませんが、とてもつらいです。この“つらい”というのは私のエゴなのでしょう。わかっていますが、あえてひとこと載せてしまいました。ご冥福をお祈りします。
日々感謝です。