今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ~もう一度 着物にチャレンジ!~」を観て。へぇーっ、二部式帯?セパレート着物?

こんにちわ、SUMIKICHIです。
レギュラー視聴しているEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」、今回のテーマは~もう一度 着物にチャレンジ!~。日本女性を美しく見せる着物。しかし50代以上の約56%が「着物を持っているのに着ない」と答えている。それは、着付けが難しいから。ところが今、簡単に着付けができるアイデアが!着物をもっと自由にカジュアルに着こなすための情報が満載!という内容。ゲストは光浦靖子さん、講師はファッションデザイナーの横森美奈子さん。

私も、着たい気持ちは満々なのに箪笥の肥やしになってる派でございます。気になったところをざっくり備忘録しときましょ。

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着物って、着たいなとは思うけれども、自分で着るには着付けが難しい、格式やルールがわからない、手入れが面倒、などなど難題山積みでついつい疎遠になりますよね。

しかし、横森さんは、最近では着物の世界もがんじがらめではなくなってきていると言う。日常、カジュアル、自然をキーワードにポップな着付けを提案、着物は日本人の叡智の結晶、民族衣装でもあり日本人女性を美しく見せるように出来ている、着ないと損、楽しんじゃえばいいのよ、と。

横森さん自身、50代から着るようになって、ポリエステルの洗える夏着物を、浴衣風に襟をつけずに着こなしたり、リサイクル店で購入した5千円の帯にアクリル絵の具でフランス語の詩を手書きし、ポップにアレンジしたりしている。

さて、難関の帯結び。横森さんが提案するのは、“二部式帯”。結ばなくてよくて、同部分とお太鼓部分が分かれている。

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あらかじめお太鼓を作っておく。出したい柄をきちんとお太鼓に出来るのも簡単。そのお太鼓の中に帯揚げを巻いた帯枕や帯締めを通し、はずれないようにクリップで留めておく。さらに、お太鼓の形が崩れないように左右を留め、このまま胴部分にくっつける。

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しかし、二部式って、プロから見たら、あの人ずるしてるわよって言われない?
いえ、昔からあったもので、昔は皆さん日常着として着物でしたよね、手が回らなくなったりして着にくくなった時なんかに使ってた、と横森さんは言う。賀来さんも、そういえばお芝居の稽古で使ってたと。

ちなみに、横森さん自作の二部式帯の紹介。ネットオークションで安く購入した青地の帯に、気に入った風呂敷を切って両面テープで貼り付けただけのもの。

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横森さんは日常の着こなしとして、バッグや小物は洋装時のものを使う。和もので揃えると日常感がなくなっちゃうから、派手なイラストが描かれたトートバッグなんかも持つ。ヘアメイクも普段通り。

続いて、簡単着物の最新情報。最近は多くの書籍が出版され、着付けを楽にするための便利用品も豊富。例えば、着物の襟がついたTシャツ。

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気分でTシャツを変えれば襟も変えられる。

 

普通は、着物を着る前に肌襦袢裾除け長襦袢という下着にあたるものを重ね着するが、段取りが面倒という人に、それらを一枚にしたものが。

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色々と仕掛けがあり、襟は取り外しが可能、着物に合わせた替え襟を装着できる。さらに、袖もテープで着脱可能、袖だけを替えられるので長襦袢を何枚も買う必要がない。

 

さらに、さらに、最近では簡単に着られる着物を専門に販売しているお店もあり、老舗の呉服屋さんが開発した簡単着物“セパレート着物”は、上下が分かれており、下が巻きスカート、上はブラウス感覚で着れ、仮紐なしを使わずに着ることが出来る。そして、帯も、すでにお太鼓の形に出来上がっていて、胴部分の端についたテープをお太鼓の中に貼り付ければ完成するワンタッチ帯。しかも、襟は、上着部分に直接付けることが出来るため、着物や気分に合わせて替えられるという優れもの。

 

最後に、横森さん流、光浦さんをコーディネート!3パターン。(写真がなくてイメージ出来ないかな)光浦さんといえば、眼鏡。それと、知的な印象。いい意味で個性的で、ちょっと昭和の女流作家のような、なんか只者じゃない感を出してみた。

  ①和風な渋い色合いのボーダー柄の着物に鮮やかなからし色の帯、
   黒の帯締め。モダンなコーディネート。
  ②白地に所々に薄墨色の花柄の着物にグレーの帯、一見モノトーンだが、
   鮮やかなコーラルピンクの帯締めがアクセント。
  ③縦縞の着物に植物柄の帯。対照的な二つの柄の組み合わせで粋な印象に

結果、光浦さんが選んだのは①のコーディネート。耳にはぶら下がりの大きなパールのイヤリング(ピアス?)をつけている。只者ではない雰囲気でとってもお似合い。

カッコいい着物がなかなかなくて、それに、敷居が高かったけれど、これからは洗える着物とか簡単用具を使ってじゃんじゃん着たいと喜びを隠せない光浦さん。横森さんも是非皆さん、カジュアルからお試し下さいと締めくくる。   (完)

 

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久々に着物に注目しましたが、やっぱり素敵ですねぇ、着物って。高価なものでなくてもいいのです、いえ、そうじゃない方がいいかな。横森さんのコーディネートなんぞを眺めていますと、ワクワクいたします。私一人ではどう組み合わせて良いのかさっぱりわからないんですけどね。それと、最近はいろんなものがあるんですねぇ、驚きました。便利だな、それなら着ようと思う気になるかも、とついつい食いついてしまいますが、頭の堅いおばさまの私は、反面、見えない部分の面倒な過程を経てきちっと着るというところにも良さがあるんじゃないかなとチラッと思いつつ・・。

それは良しとまして、上記には記載していませんが、箪笥の肥やしになってる着物を横森さんにコーディネートして貰い、俄然着る気になられた56歳女性の方が、夢だった“着物で美術館へ”を実現なさってるのを拝見し、そうそう、私もそうしたかったのよ、と忘れていた中高年からの目標?楽しみを思い出しました。以前、自分の着物関連のブログ記事を投稿していますが、着たい、着るつもり、と綴っているのに、未だ実行出来ていないですねぇ、ルールとか手入れとかで億劫になってるんでしょう、勿論帯結びも忘れてますしね。私は教室で購入した帯結び用の器具を使ってお太鼓にするのですが、すっかり・・。 sumikichi52.hatenablog.com

 

が、今回番組を拝見し、やっぱり着なきゃ損!美術館、観劇、便利小物も使ったりして着てみよう!と心に誓ったのでございます。知人の音楽会や観劇のチャンスは結構ありますので、人目を気にせず好きなものを好きなように(ってそのレベルに達していない)。まあ、ある程度のルールは守らないと着物を着る意味がない(美しく切るとか俳句と同じで日本文化にのっとったルールで着るとか?)と思いますので、秋冬に夏用の透ける着物はダメ位は気をつけましょ。まずは、収納箱の着物を見直すのと着付けの手順を思い出さねば。あっ、今年は居候Kくん問題にかかりっきりで、虫干ししていないっ!と人のせいにする私。とほほ。

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 日々感謝です。