今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

久しぶりの朗読勉強会参加。そういえば、朗読がテーマのTVドラマが・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。
昨夜は、口角炎がほぼ治りましたので約一ヶ月ぶりの朗読勉強会に参加いたしました。習い事というのは、間を空けますと感覚が逆戻りしますね。またゼロからのスタートみたいでございました。しかし、皆さんの朗読や先生のアドバイスを聴いていますと、やはり良い刺激になるなと思います。朗読って、ずっと座ったままですので、先生は、人によっては立ったり動いたりして読ませたり、毎回さりげなく工夫を凝らしてご指導下さいます。昨夜は、佐藤春夫作「西班牙の家」を朗読本していらっしゃる男性に、今読んでいる箇所の場所を思い浮かべて、実際に絵にしてみましょう、それを見ながら読んでみましょう、とイメージを具体化するようアドバイス。ほほぉーっ、なるほどですね。

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私は、と申しますと、まだ初心者ですので、基本のキ、地の文だけどただ状況説明するのではなく、、「蜘蛛の糸」の大泥棒の気持ちに寄り添って、体の中のネジを巻いて、感情や声、表現の幅を持たせるように、しかし、ハイにならずに胸の中心から真っ直ぐ前に声を出して・・・一見なんのこっちゃかわからないのですが、いえ、言わんとなさることは感覚で理解はできますが、ここで的確に説明出来ないのが情けのうございます。なにやら、Vocal Lessonと通ずるものがあったりして?体の中から(腹からみたいな)一本の道を通って声を出す、しかも、幅のある、色々に。難しい。そんなことより、物語の世界に入り込む、読み解く、そんな気持を大切にとのことです。さらに、難しい。

そうそう、この会には、地元で演劇や演奏などの活動をされている方が多く、この時期公演ラッシュでいつもより参加者が少なく、メンバーの新婚ホヤホヤ女子から夫婦のイタリア旅行のお土産が全員に行き渡りセーフ、そして、先生の気持ちにも余裕があったのか、しばし和気あいあいムード。

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来年6月には会で朗読劇公演をするらしいのですが、私も参加させて頂けるようで、また先の目標が出来てにんまりでございます。

 

ところで、朗読といえは、先日から「この声をきみに」というNHKドラマ10が始まってますね。
    家族に捨てられた偏屈な数学講師(竹野内豊)が、人生を変えるために訪ねた
      先は朗読教室だった!ミステリアスな女先生(麻生久美子)と個性的なクラス
      メイトとともに、新しい自分を見つける猛レッスンが始まる!今、静かな
      ブームの朗読教室を舞台に描く、楽しくも切ないヒューマンコメディー。

とHPに掲載されてますが、私、内容をよく知らずに観ましたら、結構興味深かったです。結び目理論って学問なんですね。それよりも何よりも、今、朗読教室が静かなブーム!だなんて存じ上げませんでしたし。「時代遅れ」のイメージもある朗読教室、声を出して心を開放する癒しの場として再評価され、若者にも密かなブームである、なんですってね。 そういえば、私が通う朗読勉強会にも毎回ビジターさんが1~2人来られます。

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    SNSなどの普及によって声なしに意志のやりとりをすることが当たり前に
      なった今だからこそ、誰かの声を聞くことでふいに心が緩まったり、胸が
      高鳴ったり、涙が出たり、そんな感覚を新鮮に味わえるような気がしてます。
      秋の夜長、美声を聞きながらドキドキしたり、フッとしたり、そんな一時を
      味わっていただけたら幸いです。

と、HP上で番組Pさんがコメントしていらっしゃいますが、まさしくその通りですね。私が朗読を学んでみたいと思ったのは、演劇からの流れもありますが、自分を知りたいと思っていたからというのもあります。勉強会でいろんな方の朗読をお聴きすると、本当に様々で、技術的に上手いに越したことはないのですが、読む時間が長くなりますと、その先のもの、具体的にはその人の人間性とかでしょうか、それがじわじわと滲み出てくるような気がします。ですから、面白いです。

この話つながりで、朗読の先生って、専門資格はないとしても、声を出すことによってその朗読している人の感情、心を汲み取って、一種のカウンセラー的な役割も出来そうですよね。TVドラマの朗読教室『灯火親』の主催者、柴田恭兵さんが、今後いい味出されそうで楽しみです。(あちこちに話が飛んですみません)。

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あさっての方向に行ってしまいますが・・Eテレの番組で「100分de名著」というのがございますが、番組内で有名な俳優さんたちが朗読をされ、それが好きです。課題本自体が堅いものが多いのですが演劇とは違う良さがございます。ついでに、自家用車を自損事故で修理に出していた間、代車ではずっとラジオを聴いていまして、ちょっと新鮮で楽しかったのです。声だけって、なんだか想像力が広がって魅力的。ん?何についてのブログでしたっけ?

まあ、活舌、発音、発生、イントネーション、エトセトラ・・基礎はちゃんとした上で物を語れ、といったところでございましょうか。

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日々感謝です。