今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ〜ガラクタ?お宝?不用品の値打ち〜」を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。
レギュラー視聴しているEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」、今回のテーマは〜ガラクタ?お宝?不用品の値打ち〜。家のあちこちに眠っている不用品。「新品からボロボロの品まで買い取る」という業者に持ち込んだ驚きの査定額とは?中古品への価値観の変化は?という内容。ざっくり備忘録しときましょ。

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番組で登場した、一人暮らしの角田光三郎さん(66歳)は、物が多すぎて家の中が狭くなり困っていた。押入れからは10年近くも使っていない趣味の道具が次々と出てくる。角田さんは商社マンとして働いていたが、57歳の時に会社が倒産し、第二の人生として、指圧師を目指して専門学校に入学。その際、サラリーマン時代に謳歌していた
ゴルフ、ダイビング、乗馬、キャンプなどの趣味の道具をもう使わないだろうとしまい込んだ。60歳で免許を取得し、今は個人営業の指圧師として活躍中。しかし、趣味を楽しむ余裕はない。66歳という年齢や体力を考え、趣味の道具を処分することに決めた。しかし。大金をかけて揃えた品ばかり、ダイビング用品は50万円位、他のものも合わせると100万円以上。

「捨ててもいいけど、もったいない、ごみになるより誰かに使ってもらえたら気持ちがいい」と不用品を買い取り、リサイクルやリユースしている業者をネット検索。出張買取OKの複数の業者に電話で問い合わせると、‘レジャー用品だと2〜3年以内に発売された商品のみ’などと言われ7社に断られる。8社目で一応取扱っているが状態を見てから、という業者が見つかった。その業者の鑑定士に査定してもらうと・・

50万円位したダイビングセットの中では、水深や潜水可能時間を計算してくれる“ダイブデモ”(購入価格約10万円)が4,000円に。鑑定士がスマホに入っている中古品の価格相場データベースで、商品をいくらで転売できるかを調べ、その結果によって買取価格を決める。レギュレーターは1,500円、水中カメラ3台で400円、防水バッグ2個 20円、合計6,220円。

角田さんは、使い道があるかもとダイブデモは売らないことにした。本当に使い道はあるのか・・。この他、ゴルフセットは、一本10円。今は皆さん片付けたいと思っている商品のひとつで、たくさん市場に出回っており、人気商品とか新しいタイプ、もともと高級なものは買取価格が高い。乗馬セット 800円、釣具セット 200円、キャンプ用品(テントや折り畳み椅子含む) 500円。

ついでに、7年前に購入し今は使っていない液晶TV 500円。この日の買取合計4,700円。角田さん、「まだ使えるものたくさんあって、機会があれば使うかなーと思ったけど、使わないよね、たぶんね」とひと言。

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経済評論家の勝間和代さんは、これらを自治体の粗大ごみとして出した場合の費用を考えてみましょうと問いかける。角田さんの場合、全部で12点、一点300円かかるので合計3,600円必要(各地域で違うのかな?)。しかも、両袖机や卓球台など大きな物は、2,500円もかかる。さらに、シール(粗大ごみ処理券)を貼って所定の場所まで運ばなければならない。ほかに、パソコンやTVは粗大ごみに出せない、購入店で引き取ってもらうかリサイクルセンターまで持ち込む。3,600円かかるところが、4,700円貰える、8,300円儲かったと思った方が良い、さらに、押入れのスペースが広くなったので、家賃も安くなったと考えることが出来る、とのこと。

 

次に、埼玉県にある“新品からボロボロのまで大歓迎”というキャッチコピーのお店。食品、動物の剥製、アダルト商品など一部を除いて何でも買取、というのが特徴。

不用品を入れたビニール袋(45?)一袋100円で買取(キャンペーン価格)。この日訪れた主婦が持ち込んだのは、一袋100円が7袋、フライパンなどキッチン用品まとめて50円、古い家電2円、計752円。半年ぶりの断捨離らしい。

ヴィトンのボストンバッグ、チャック部分や縁がボロボロ。それでも、買取価格3,000円!実は、リメイク愛好家に再販売でき、需要がある。ブランドものなら、使いさしの口紅や残量が半分の香水なども50〜100円で買取。

 

勝間さんは、私たちは捨てることへの罪悪感がどうしてもありずっと家に置いておくが、5?10年後絶対に捨てることになる、ならば、リユースやリサイクルで使ってくれる人がいれば、使ってもらえるうちに提供した方がいい、お金になるというよりは使ってもらえるというのが気持ちを明るくする、と話す。

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ここで、よくタンスの肥やしになりがちな“着物”について。取材した業者によると、一枚100?500円。作家もので数万?数十万円。なかなか需要がなく査定が難しいので、専門業者に査定してもらった方がよい。

また、注意点として、訪問して何でも買い取るという買取業者で悪質なものになると、貴金属はないかと居すわり帰ろうとしない“押し買い”というのがあるらしい。独り暮らしのお年寄りが狙われたりするよう。

 

では、買い取った品物はどうやって使われているのか。
兵庫県姫路にある買取業者の本社には、全国の店舗で買い集められた品物がここに届く。再販売のためのクリーニング作業、細かい汚れはブラシやつまようじで落とす。ヴィトンのバッグで南京錠の鍵が無いものは、ストックしている在庫(使えそうなものを取っておく)の中から合うものを取り付ける。実は、南京錠は人気で、単体で販売できるほど。ブランドものの使いさしの口紅は先端を横にカットして再販売。

クリーニングされた品物は、インターネットオークションに出品。ネットに掲載する写真は、手にとって見れないため、傷んだ個所は特に念入りに撮影したもの。

オークションへの出品例 オークション期間は2日間。
・買取価格10,000円のバッグ 1円⇒16件入札 15,722円
・  〃  1,000円の使いさし口紅などのメークセット⇒19件 2,300円

・  〃  1,500円の角田さんのレギュレーター⇒3,210円
・ 〃  28,000円の高級ブランドバッグ⇒34件14,500円

赤字リスクもあるが、宣伝や集客の意味で効果はあるという。

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続いて、大阪府堺市にある買取業者の倉庫、ここには毎日トラックで10トン?13トンもの不用品が届く。家電製品、大きなステレオスピーカー、子どもの三輪車などありとあらゆるもの。これらは、インターネットとは別のルートで売れていく。品物は、種類ごとに段ボールや箱に詰められ、リサイクルショップや中古品の専門業者に転売。例えば、靴は一足50?100円で買取、それを靴の専門業者に300円で転売、着物や和装小物は着物の専門業者に、子どもの帯は写真屋さんに。というのは、世界遺産のある場所では着物を貸し出して写真を撮るというサービスを提供しているところがあるから。貿易コーナーの品物は、タイやカンボジアに輸出し再販売。角田さんのキャンプ用テントやクーラーボックス、釣竿もそこにある。この業者はタイ・バンコクに5店舗を持ち中古品を販売、輸送費がかかるため国内より少し高めの価格設定。ベビーカーは、日本での買取価格 数百円〜1,000円、販売価格5,000〜6,000円。ちなみに、新品だと数万円する。

 

ほか、国内外で売るのが難しいものは、古着なら繊維素材として1㎏10〜15円で販売し、工場の機械の汚れや油拭きのウェスにリサイクル、1本10円のゴルフクラブは1㎏10円で鉄くずとして販売。どんな不用品でも買い取るというこの業者、様々な手段を使ってリサイクル、リユースをしている。

 

勝間さんの解説・・
日本人って世界で一番消費者として目が肥えている言われている、日本人が使ったものは品質の良いものが多いと認識されているので人気。
 中古市場の推移と予測では、
  2010年 1兆1,443億円
  2015年 1兆6,517億円
  2020年 1兆7,631億円
  2025年 2兆  632億円
  2030年 2兆1,710億円

この背景には、インターネットの普及が大きな要因となっているが、モノの価値に対する考え方の変化も見られる。新品だから良いというのではなく、それぞれ必要な品を、必要な状況で取り入れる。

そうなると新品が売れなくなるのでは?
その年のものを買いたい人はその年に買う、今年のものを着終わった人からまだ着たいという人にまわっていくので、売れなくなるのではなく、良いものを出せばどんどん売れていく、循環していると思えばいい。中古品を買う習慣が身につくと、循環する仕組みが解かってくると思う、とのこと。    (完)

 

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ゴルフセットを買い取ってもらえなかったと居候Kくんは言う。ですから、現在我が家の玄関に鎮座しております。はっきり申し上げて邪魔、でございます。健康のために数本残っており、我が家と鼻の先にある(歩いて数十秒)古いゴルフ打ちっぱなし場に毎朝出掛けては小銭を遣っているようです。

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こちらに戻る際、家財道具を処分するのにいろいろ調べたようですが、ほとんど買取不可で逆に費用が発生してました。私も、二年前のリフォーム時に断捨離ついでに処分する際、同様な感じでございました。まあ、私は、粗大ごみの処分費用節約のため、処理場まで車で何度か運びました(持込は無料なので)。

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ただ、“着物”に関しては、どうしても手放せないのでございます。そもそも着物の素材や色彩などが大好きで、着るためというより眺めるためですかね。そのわりには一向に眺めてませんけれど。あるという気持ちと思い描くだけでもウキウキするのでございます。お片付けのこんまりさんもおっしゃってますね、心がときめくものは手元に置いても良いと。そして、着なくなった着物は自分で何かに作り直そう!と保管してまして・・数年経過してるな・・作るかな、ホントに。こういうのも、どなたかに着て頂ければ着物も喜ぶのでしょうね、でも、古いし、ね。

    f:id:sumikichi52:20170814202801j:plain 作るかなぁ・・

中古品・・車の免許とりたての初めての自家用車でもさえも新車の軽、が、作業車レベルでクーラーもついてなくて安かったかな、そんな感じで、あまり中古品を購入することがこれまでなかったような気がします。というよりも、物を買うときに中古品という概念がなかったと思います。裕福な家庭ではなかったのに、あっ、そもそも、頻繁に物を買うということ自体なかったということでしょうね。現在も、退職してからは、必要に迫られての本くらいですね。

ふと、衣類の中古となりますと、日々綿シャツを洗濯するとわかりますが、どうしても黄ばんだり薄くなったりしますよね、それをなんとかクリーニングしたとしましても、私の汚れや匂いが完璧に撃退できたとは思えないので、やはり躊躇いたします。ですから、衣類は資源ごみに出してしまいます。その後の行方は深くは存じ上げませんが。

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あっ、ベビーベッドとかベビーカーとか子どもグッズは、周囲で使い回しできる環境の人はいいけれど、そうでなければ助かりますよね。物にもよりますね、私は自分が独り者で、そういう状況がわからないから、中古品の概念がなかったとかなんとか悠長なことを言ってられるのだ。そうそう、処分される物を見ていて、もったいない、買わなきゃいいのに、とはそんなに思いませんでした。購入した時、それを使っていた時はとても楽しくて必要だったものですよね、物って時と共に減価償却され、価値が減っていくように、人間の想いも時と共に変化(価値が下がるというわけではなく)しますから、良いのではないかと個人的には思います。処分するときに感じた感情が頭の片隅に残りますから、次に手に入れる時は、本当に必要かどうか、一旦立ち止まれるでしょうから、自分の中に判断基準が増えるということでもありますよね。自分に言い聞かせてる面あり。

話を戻して、要は、目的に応じて中古品を上手に活用しましょう、ということですね。って当たり前のことを言い、本日はこれにて失礼いたします。

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日々感謝です。