今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

不安定な天候の中、退職後の一年を振り返ってみた。手放そう・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

九州地方は大変な状況です。私の家がある近辺も土砂災害危険区域ですが、こうしてPCを前にしております。じたばたできないですし、じっとしている間にちよっと振り返ってみようと思います。

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去年6月末に早期退職して一年が過ぎ、翌日から開始し、毎日更新を義務付けたブログ日記なるものも一年。超、超、三日坊主の私が、よくぞ毎日ブログ更新したなと褒めております。なぜなら、仕事を辞めてぐうたら生活を送らないためと知人の生存確認手段として自分に負荷をかけたのです。さらに言うなら、何かをせねばという危機感もあったのでしょう。なぜブログを?やってみてのメリット・デメリットは?などは、一年前とかに綴ったので(詳細には覚えてないか)省略しましょ。今も変わっていないはず。

 

ただ、一年経って、内容も、何か自分で創作したものを掲載できるように、具体的な目標に向かって生活スタイルを変えたい、ブログ作成の時間をそちらにまわしたい、とリニューアルを考えており(なかなか実行できないなぁ)、すると‘毎日’は無理かななんて。と、思っていますが、急には、ね。って、誰が読んでくれるのか。

 

この一年、自由に思うまま、興味のある事は手当り次第見聞きしましたし、足も運んだし、だらだらしながらも充実してました。でも、まだやりたりないですね。どんどん広がっていきますし際限ないです。それに反比例して資金が目減り。では、やはり早く働かねばと、スーパー好きだからレジしたいと挑戦したら体力持たず、やはり得意なことを活かして働いた方がいいのではと考え方を修正中。趣味活動もなんとか続けており良い調子。これからも60歳まで独りで自由に生きて行こう!と思っていた矢先に、とんでもない事態になりました。詳細は割愛しますが、東京で働いていた弟が30数年ぶりに帰郷し、我が家でしばし同居!すったもんだありました。なぜにいい歳した男の面倒を私が!って自問自答した結果です。

その過程で自分の我欲に気づきました。そして、原因と結果についても考えました。検証不可だし正解はないけれど、これこそ私の想いようです。世間からは負け犬的な扱いでしょうけれど、誰にも迷惑かけないんだからいいじゃんと独身生活を謳歌し自由に生きてる自分には、今これ(試練?)が必要だと与えられたコトなのでしょう、自分のために生きるのも大切だが誰かのためにも生きるのよ、それを乗り越えてこそ、試練とともに歩むことこそ実のある人生になるのよ、何かを手放さなければ新しいものは入って来ない(この場合独りの狭い世界?)、など人智を超えた天からの声なんだと。

すみません、信仰を持たないので神なのか仏なのか。受け入れるには時間がかかりました。けれど、悪い方向に考えればきりがなくて自分が苦しいだけですので、‘まあ、しょうがない’で覚悟を決めて、楽しくなるようなことを考えることにしましたら、弟とあれもしよう、これもしようと楽しくなる部分もございます。家で人と一緒に過ごすのは苦手(人の生活音が気になる質)ですが、話し相手が出来ると思えば・・いやぁ、喧嘩ばかりするんでしょうね。

あっ、新しいものといえば、我が家の薪ストーブ前にシンプルなソファとミニテーブルが欲しいけど予算がなくてと諦めてましたが、それらを弟が持っているということで、これまたラッキー。こういうこととは違うと思いますが、これもありですよね。おっ、我が家の居候日記企画が出来るかも!って、誰が読んでくれるのか。

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そんな中、一年の間ふらふら彷徨っていて出会ったものが・・

◆演劇活動つながりで出会った朗読会、メンバーに登録!

先週ビジター体験して、とても新鮮で勉強になりましたので昨日、正式にメンバー登録させて頂きました。各自短編の文学作品を決めて(先生が選定?)、毎回一ページ程度朗読し、先生に修正して貰うのですが、3時間で15名の朗読をチェックなさる先生は大変でございます。一人持ち時間5〜10分かな。

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私は初心者ですから、まず自分に聴かせるための朗読が目標、きれいな声で、きれいに読まない、とのこと。‘池の真ん中で 玉のような真っ白い花が 辺り一面に咲いている’という文章なら、自分がそこにいてゆっくりとひとつずつ状況を確認して声に出す・・みたいな、なかなか難しいです。皆さん、それぞれ個性があって上手、いえ、味がございます。上手に読むってことじゃないみたいです。しばし続けてみます。

そうそう、これは良い!と思いましたのが、一度にたくさんの文学作品に触れられること。有名な作品ばかりで、誰もが読んでいるはずのものを、私、素通りしてるんですよね。私の課題本は芥川龍之介「蜘蛛の糸」。

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他はそれぞれ、芥川龍之介「竜」「羅生門」、志賀直哉清兵衛と瓢箪」「剃刀」、井伏鱒二「屋根の上のサワン」、辻邦生「第九の物語 吝い」、太宰治走れメロス「葉桜と魔笛」、中島敦山月記」、菊池寛「入れ札」、森鴎外高瀬舟」。太文字の作品は、いつかちゃんと読もうと思っていましたので、今がその時なのだと勝手に解釈しております。何より、これらの作品を朗読的解釈付きで味わえるのですから、とてもラッキーでございます。また、50歳過ぎての感じ方で読むととても面白いです。

 

◆歌うたい活動つながりで頂戴したCD、新たなジャンルとの出会い!

私も参加させて貰っているM氏主催ライブで聴いた小坂忠さんの「勝利者」が良いとブログに綴りましたら、なんと、M氏が送ってくれたのです。とてもシンプルでちょっぴりマイナーなメロディ。小坂さんが歌うのはもちろん渋いのですが、M氏が歌っていたのが良かったのではないかと気づきました。

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       何が苦しめるのか
       何が喜びを 奪い去るのか
       心の中にはいつでも
       嵐のような戦いがある

       勝利者はいつでも
       苦しみ悩みながら
       それでも前に向かう

自分が歌うとどうなるのかな、ふつーなんだろろうな。クリスチャンではないですし、未熟者ですし。大人数で歌うゴスペルのアルバムも頂いたのですが、こちらも、みなさんが楽しそうに歌う姿が浮かんできて心地よかったです。

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映画「天使にラブソンク」が好きで洋楽ゴスペルはたまに聴きますが、邦楽版は馴染みがないんです。以前は、間違ってはいけないと大人数で歌うのは苦手でしたが、合わせることの楽しさに気づき始めた今は、多くの中に混じって一緒に歌を歌いたいな、なんて思ったりしました。よくよく深堀りしてみますと、間違っていけないという理由ではなくて、自分を殺してみんなに合わせなくてはいけないの?みたいな‘我’の強さが邪魔してたんだろうな、それを認めたくなくて、だったのでしょうね。

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これに関連して、あっ、話があさっての方向に飛ぶのですが・・
先日、映画「忍びの国」を観たのです。倹約生活なのにわざわざお金を払って映画館へ。以前ブログに綴ったかもですが、私、嵐の大野くんに注目しておりまして、ジャニーズファンでも嵐ファンでもないのに、です。他に好みの芸能人はたくさんいます。どこが?うーん、あのジャニーズにいながらジャニーズではない、TVでの歌もダンスも手抜いてない?、特にハンサムというわけではないけどもう少しキリっとしたら?、などなどファンに叱られそうなイメージばかり挙げてますね、なのに、ドラマ「魔王」とか偶然ライブのソロパフォーマンスとかをDVDで観て以来、気になってますね。あの自分の立ち位置をわきまえてる感?エグザイルとかとは違う重力を感じない体幹がしっかりしてる繊細なダンス、俺上手いだろと思わせない歌唱、密かにリズム感の良さが垣間見れる演技、どれも、凄いだろ、凄いだろ、ではなく求められるならただそれだけに集中する、周囲の評価や結果よりただ求められることだけに、の姿。いえ、お会いしたことがないのでちょっと美化し過ぎな感あり。

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で、先でビデオ視聴すればいっかとは思ったものの、なにせ時間がたんまりあるので観ましたら・・なんて言うんでしょうか、いい意味で、エンタメ映画といわれるように軽い感じでしょうか。内容は割愛します。一般の時代劇って台詞まわしも登場人物も重くて濃い(近年そうでもないかな)というイメージを持ってまして、最初はこれでいいの?っておば様は心配し、中盤以降もやっぱり心配し、終盤あたりでやっと落ち着きました。ちょっぴりジーン。ホントにちょっぴり。でも、このちょっぴりジーンのための軽さだったんでしょうね。周りの役者さんの超真面目な演技・演出があってこその大野くん。ですから、大野くんの良さは、大野くん自身の能力もさることながら、周囲との比較?対比?によって生かされてるのかもなって思いました。地味でアイドルらしくなくて、でも、求められることがあって(ジャニーズだから?)、でもでも、目立とうと突出することなくて周囲に交わる、けれど、ひとりでいられる。あっ、あくまでも個人的見解です。今主役が張れる若手俳優が演ると、いかにも!になっちゃうのかななんて。数日経った今も、じわじわあの映画の世界観が私の中で漂っています。つまりは、自分の在り方を考えてるのだと思います。

実は、この感覚は、前述の大人数で歌う、人に合わせる楽しさ、あたりの記述につながってます。‘自分を殺して合わせるのは嫌だから一人で歌う’と思うか、‘人と息を合わせて歌うことで逆にハマったときの美しさを知る’と思うか、どちらが豊かなのかな?どちらもすればいい話なんですけどね。

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漠然としたブログ内容になってしまいましたが、一年経った今でもゆらゆら揺れております。気持ちの良いゆらぎと受け止めてます。もう少し漂っていろいろ感じて、考えてみたいと思います。普通が一番なんですけどね。普通とは?

今月中旬以降、弟が居候しますから私の生活も新たな局面を迎えるのです。

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日々感謝です。