今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

「関ジャム 完全燃SHOW〜他人には聞けない音楽ギモンSP〜」を観て。ツッコミの声も判断材料なんですねぇ。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

テーマによって観ている「関ジャム 完全燃SHOW」。今回は〜他人には聞けない音楽ギモンSP〜。一般視聴者からの質問に音楽の専門家たちがわかりやすく答えてくれる。知ってて当たり前でしょ、って言われそうでなかなか確認しにくい音楽のギモン、私、結構ございまして興味津々で視聴いたしました。ざっくり備忘録しときましょ。    

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【イヤモニ】
音楽番組や大きなライブでアーティストが耳につけているイヤモニ。なんでつけてるの?何が聴こえるの?

  イヤモニの役割
    ライブなどで歌や演奏のタイミングを合わせるなど
    より良い音楽を生み出す

会場で聴いている音と全く別音で、関ジャニメンバーのライブで言うと・・

 ボーカル担当の渋谷くんの耳には―
   全員の歌声と演奏がバランス良く聴こえるように
 ボーカル&ギター担当の錦戸くんなら―
   両隣の安田くん、渋谷くん、そして自分のギター音をステレオで
 キーボード担当の村上くんには―
   リズム中心のドラムとベースの音が大きめに

サウンドチェックの時に各自希望を言って、エンジニアが調整。

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ライブでイヤモニが使われ始めたのが、2000年位から。それまでは、通称“ころがし”というモニターを足元に置いて音を確認していたが、歌ってるマイクにその音が入って、音が濁っていた。また、センターステージとスピーカーの距離が離れていると、自分が演奏している音とスピーカーからの音がどうしてもズレて聴こえる。それを防ぐためにも正確な音を耳に返すのが大切、イヤモニでそれが可能になった。

観客の盛り上がりの声は遮断されるの?
最近は、その声もバランスよく入れることが可能になった。

 

ちなみに、このイヤモニ。アーティストの場合、オーダーメイドが主流。流れとして、耳鼻科へ行って検査⇒耳の型取り(遮音性&外れにくさUPのため耳にシリコンを流し込み型を取る)⇒耳型を元にボディを作る⇒スピーカーなどを埋め込む⇒完成まで約一ヶ月。

最近ではスマホの普及で需要増。オーダーメイドのイヤホン&イヤモニ専門店が増え、一般人もオーダーメイド可能。ボディやケーブルなど自由にカスタムでき、35万円以上する豪華なものも、安いものは3万円台から。

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【Aメロ・Bメロ・サビ】
この3つの意味は?なぜ3部構成?この質問には小室哲哉さんが答えてくれ、まず基本的なそれぞれの役割を説明。

   ≪Aメロの役割≫
     ・物語の設定などを説明
          ↓
   ≪Bメロの役割≫
     ・自分達の状況を説明
     ・昔のことを振り返る
     ・風景や環境がわかる部分
          ↓
   ≪サビの役割≫
     ・一番伝えたいことを伝える

 

実は、この3部構成、邦楽特有のもの。洋楽は2部構成。
   ≪バース≫
      比較的淡々と進む平歌の部分
           ↓
   ≪コーラス≫
      邦楽でいう≪サビ≫、特に印象的な部分

海外では≪Aメロ≫≪Bメロ≫≪サビ≫は通じない。歌詞を比較すると邦楽は長い。それは、英語と日本語の音数の違いによって生じる。

 [日本語] あ・な・た  あ・い・し・て・る   8音必要
 [英 語]  YOU   I LOVE YOU  4音でいい

音を増やさないと日本語が乗らないから長くなる。そして、曲に変化をつけるため≪Bメロ≫が出来た。

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渋谷系
90年代前半から話題になった音楽。その代表が1989年デビューのフリッパーズ・ギター小沢健二小山田圭吾)、1988年デビュー ORIGINAL LOVE、91年デビュー カヒミ・カリイ、その他 ピチカート・ファイブ、スチャダラパー高野寛など音楽ジャンルはバラバラ。どういうくくり?

いとうせいこうさんの説によると・・
渋谷系”とは、渋谷レコ屋系のこと。80年代中盤以降、渋谷に輸入レコード屋が乱立。レコ屋の店員が世界中の音楽を聴きまくり、そこにアーティストやDJたちが多く集まり、一種の社交場と化していた。 

    渋谷界隈に多数あったレコード屋
           ↓
    アーティストが世界の情報を入手
           ↓
    様々な音楽が渋谷発信で誕生

ちなみに、ORIGINAL LOVEの田島さんはレコード店員だった。

ジャンルはバラバラでも共通点がある。
     ・お洒落
     ・力まない歌い方
     ・メインストリーム(当時流行りのJーPOP)との絶妙な距離感

小室さんは、当時、渋谷系をカッコイイ、やってみたいと思ったけど、作れなかった、ああいうのは、と言う。

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【転調】
音が高くなるイメージの部分のことで、効果は?小室さんによる解説。
曲の途中で基準の高さ(キー)が変わる、これを“転調”というが、JーPOPではキーを上げる転調がよく行なわれている。メロディー内で高く転調してアクセントをつけていた。ちなみに、カラオケでキーを上げたり下げたりするのも転調。

ここで、小室さんが発明した転調の説明。歌声の一番響く音域を最大限に生かすというもの。例として「My Revolution」のサビを聴くと、一般の転調とは違い、音が下がった感じ?

Bメロのキーは‘C’、サビは‘A’で下がっている。なぜ?どんな人でもキー(音域)があり、出しやすい声、響く声で歌わせてあげたいからと小室さんは言う。

この新しい転調が生まれた経緯について・・     

     80年代、ドラマ主題歌の曲を作成
     但し、OPテーマは1分ほど
            ↓
     1分間ずっと印象的な曲でというオファーに
     応えるため、Aメロから高い音で作曲
            ↓
     Bメロからサビで盛り上げようとするとさらに高くなり、
     歌手の声の高さが限界に
            ↓
     サビを低く転調して最後まで声を出しやすくした

高音が出るからといって綺麗に響くわけではない、ここが一番響くというところで、低い音、高い音を響く声の音域に転調するということ。歌い手のキーに合わせていく転調を明確にしたのは小室さんだと周囲の専門家は言う。

もうひとつ、ダウンタウンの浜田さんがボーカルだった‘Jungle with t’の「WOW WAR TONIGHT」を例にあげ、サビで声を張ってもらうため転調しているという。入りは低めのスローテンポで、徐々にテンポを早くしていくと、人間は自然に気持ちがアップして声を張るようになる、きっとこんな感じになるんだろうなと予想しながら作った。

どういうふうに(その人の響く音域とか)判断するの?
浜田さんが番組で、相方にツッコむときの声の高さを参考にした、と小室さんは話す。スタジオでは、小室さんがバラエティー番組を観て研究するってところに驚く。(完)

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知っているつもりでも、正確に説明できないことたくさんございます。お恥ずかしながら、今回も勉強になりました。一番心にグサっときたのが、“転調”の話です。私、現在、ゆる〜いVOCAL LESSONに月2回程度通っておりますが、まさしく “高音が出るからといって綺麗に響くわけではない” というお言葉を、先生もおっしゃいます。それは、私の数々ある修正点(高音を地声で歌ってしまう)のひとつ。歌う本人はいいかもしれないけど、聴く側からするとキンキン感じる場合もありますよね。頑固な私は、それを取ると、ほかに特色?個性?がなくなると恐怖に感じてまして、悩みます。で、ふと、私はもしかしたら・・小室さんがバラエティー番組を観て、浜田さんの魅力的な音域や声を見つけられたように、先生に(善意の第三者に)私の良いところを見つけて欲しいと思っているのかもしれませんね。すべての事において、これまでそんなに褒められることなくここまで来ましたので、せめて好きなコトで、自分の良さを見つけたいのかも。歌を技術的に上手くしたいというよりも、ただ上手いね、ではなく、どう上手いのか、何が?さらにどうしていったらいい?みたいな。そんなの自分で見つけなさい!って話ですけどね。逆に、自分に対して家族以外で真剣にプロデュースしてもらえる一握りの人たちは羨ましいですね。50歳を過ぎてまだ、自分のことがわからない未熟者でございます。

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日々感謝です。