今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ〜賢く節約!シェアライフ〜」を観て。シェアと信頼はセットかぁ。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

レギュラー視聴しているEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ」、今回のテーマは〜賢く節約!シェアライフ〜。“シェアリングエコノミー”所有するのではなく、分け合うことで個々の負担を軽減する新たな経済スタイル。今、さまざまな分野で始まっているシェアする生活について伝える、というもの。ざっくり備忘録しときましょ。

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東京都在住の青木能理子さん、53歳。
会社勤めと家事で毎日忙しい。2年前から“ファッションレンタルサービス”を利用している。女性の普段着が月額9,800円で何度でも借りられ、配送料、クリーニング代無料というもの。洋服は、自宅かコンビニで受け取れる。

この日届いたのは、色鮮やかなストライプのワンピースとスリットがアクセントの赤いタイトスカート、透け感のあるベージュのブラウスの3着。実は、この衣裳、サービス運営会社のスタイリストが選んだコーディネート。登録時のサイズや体型、年齢、好みなどを基にユーザーと洋服をマッチングしている。青木さんは、洋服選びに悩む必要なし。気に入らなければ返却もできる。手持ちの服はほとんど処分(ゴミ袋10袋分)し、現在の手持ちは15着、普段着から仕事着までレンタルで賄っている。

「手持ちのものはだいたい黒やグレーが多くて、たまに、これどうやって着たらいいのかって服も届くけれど、着てみると案外良かったり、友人から新鮮だねと褒められたりするし、以前は月々3万円(約3着分)洋服代にかかっていたけど、今はレンタルで1/3の費用で3倍の洋服を楽しめるようになった。女性が服に使う時間って結構多いと思う。買う時、洗濯する時、毎日選ぶ時、それが凄く節約できる」と青木さんは言う。

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東京から名古屋に転勤して一年の会社員、宝井良輔さん、30歳。
東京にもどる際に自分の車で移動するが、ライドシェア“相乗り”の検索サービスを利用している。マイカーを持つドライバーが行先と出発予定を登録し、同乗者を募集。申込みがあると相乗り成立。高速代とガソリン代を割勘。ドライバーは報酬を受け取らないので国は‘白タク行為’にはあたらないとしている。

一人だと、東京―名古屋間片道、高速代とガソリン代で約12,000円、新幹線片道だと10,000円、サービスを利用して3人同乗すると一人当たり3,000円ですむ。

この日、宝井さんは、東京で開かれる友人の結婚式のため同乗者を募集し、集まった3名と待ち合わせ。一度乗せたことのある人1名(金融会社53歳)、初対面2名(ともにIT企業27歳)、計4人でいざ東京へ。約4時間の道のりを会話しながら楽しく過ごし、無事到着、解散

「初めはどんな人かわからないので緊張するけれど、同乗記録があってその方自身のレビュー(評価)があるり、高評価だったら安心。何より、過去に、美容師さん、劇団員さん、SEさん、の異業種の方々と同乗し、カットモデルをどうやって探すとか、その人の生活や人生を聞けて面白い」と宝井さんは経費節約以外のメリットも感じている。

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この移動のシェア、カタチを変えて新たなサービスが始まっている。
過疎化でタクシー事業社が撤退し交通の空白化が問題となってる京都府京丹後市丹後地区では、車を持つこの町の住民がドライバーになって、タクシーと同じ役割をしている。どこそこに行きたい住民がスマホで連絡すると、近くを走っている住民ドライバーに連絡が入り、迎えに着て目的地まで送ってくれる。

これはアメリカで生まれたIT企業のシステム。初乗り480円、1kmごとに120円加算、民間タクシー料金の半額。この事業は公共交通空白地域有償運送(自家用車を使用した有償旅客運送を可能とする制度)で、過疎地区に許された特別な制度をNPO法人が利用している。参加する住民ドライバーは国土交通省の定める研修を受けている。さらに、無制限の対人・対物賠償保険にドライバーとNPO法人が加入し、事故の補償に備えている。中にはお寺の住職さんもいる。元気なうちに出来ることをしたいという住民の意識の表れだ。

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最後に、シェアハウス、よくある同居とはちょっと違うシェアがある。
東京都在住の宮本信一さん、74歳の自宅には熊本出身の大学院生、石山資さん24歳が同居。“世代間ホームシェア”だ。今は独立した宮本さんの娘さんの部屋で石山さんは暮らす。同居人(学生)はこれで4人目。家賃は月2万円。

仲介しているのは、NPO法人のリブ&リブ。貸す方と借りる方(学生)両方の希望者と面談し、相性を考えマッチング。ペア成立すると入会金20,000円、月会費3,000円を受け取る。代表は、ヨーロッパで知ったホームシェアがきっかけ、90歳を過ぎたシニアが学生と手を取り合い、外食や外出を楽しんでいる姿を見て、日本で今必要なのはこれだと思い始めたと話す。

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以前の宮本さんは、とてもワンマンでとっつきにくい感じだったが、若年認知症の奥様の介護をするうち気づいたことがあり、なんでも“笑うこと”にしたら、うまくコミュニケーションがとれるようになり相手も笑顔になっていったと話し、同居する学生さんにもそんな心持ちで接している。

学生の石山さんも、一人だと静かで不安になるときがある、ホームシェアすると何も話さなくても、物音がするだけで落ち着くと言う。お互い必要な存在なのだ。週に1〜2回一緒に料理もする。「若い人といると、へぇーこういう世界もあるのかと楽しいです」と宮本さんは微笑む。

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スタジオでは、若い人はひとりが好きなのかと思っていたらそうでもないんですね、シニアさんは生き生きするし、若い人はつながりを感じられるし、金銭的にも助かるしということで良いマッチングですね、と話す。

いろんなシェアが広がりを見せているが、なぜ、今、シェア?の問いかけに、ゲスト講師の経済評論家・勝間和代さんは次のように解説。

一番大きいのが、SNSの普及で今まで出来なかったことができるようになった。スマホとか。すると、サービスに簡単に申し込みが出来、自分の好きなコト・ヒトと出会え、マッチングが容易になった。

また、資本主義を繰り返していると、もともとお金を持っている人がさらにお金持ちになり、けれど、だんだん資本主義にくたびれてきて、もうちょっと、皆で作ったものを上手に少しずつ共有して、ゆったり過ごそうじゃないかと。ヨーロッパの人たちはモノを持たない。まず、みんなでシェアするし、家庭を大事にするし、そんなに長時間労働しないし。

実は、今一番大事なことはお金じゃなくて、信頼だと言われている。その人がどれ位信頼を持っているかで、ある意味、市場の評価が決まってしまう。VTRの例で言うと、レビュー(評価)ですよね、同乗者のレビューが最高得点の5(礼儀正しかったとか感じがいい、遅刻しないなど?)だったら乗せても安心みたいな。お金があっても信頼がない人は困ってくる。“信頼社会・信頼経済”と言われている。シェアサービスと人の信頼はセット。

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さらに、昔の古き良き時代の、お互いのことはよく知ってた村社会みたいなものが一旦なくなり、また復活、それが今は地球全体で巨大な村化。お互い情報交換しながら共有しよう、これからありとあらゆるものが“シェア化”するだろう。個人所有欲というものがなくなる。

しかし、“シェアリングサービスの法規制”が追いついていない。どこまでを無許可にするか。喫茶店営業には営業許可が必要だが、2〜3人のお茶会は許可いらない、でも、だんだんその中間が出来てくるということ。

ちなみに、賀来千香子さんの家や事務所には洋服がわんさかあり処分できないらしいので、それをみんなでシェアするのはどお?って提案でこの日の番組は終わる。  

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随分前から物凄いスピードで情報共有、シェアが広がっていまして、私は完全に落ちこぼれです。そもそも未だにスマホも持っておりません。音楽活動のため買う予定でしたが、ICレコーダーに決めてしまいましたから。独りで静かに暮らせればいいかと思ってはいるものの、物理的に独りではどうにもならない時がすぐ目の前まで迫ってますので、今のうちに社会貢献、参加しておかなくてはいけません。願わくば、私にできること、しかも好きな事、得意なことで役立てれば。気づくと、最近ブログ日記で似たような事ばかり綴っております。

それと、番組中にもありますが、様々な検索サービスでシェアをしてみようかなと思いはするものの、躊躇するのはやはり、信用・信頼についてですね。昭和生まれ(同年齢の方には失礼かな)の私は、どうも直接お会いして空気を感じないと臆してしまいます。お会いするに至るまでも不安かな。逆もありですけどね。結局、利用しなくても今は生きてはいけるしとなるんですよね。

気になったのは交通問題。こちらも田舎ですが、便数が少なくてもまだバスや列車が走っていますし、タクシーも呼べば来てくれるんですけど、やがてはどうなるかわかりません。その時は、住民ドライバーが必要になるのかな、自分がまだ元気なら参加できるかな、なんてちらっと考えたりしました。

“相乗り”サービスは、仲間同士でやったりしますね。そんなに仲良しじゃなくても、どこそこに観光に行くけど興味ある人一緒にどお?高速代とガソリン代を割勘で、現地では自由行動みたいな。けれど、全く知らない人となると、レビューは重要ですね、ホント。ということは、節約するにも信頼を積み重ねなくてはならないということで、何でも自分主義では世の中渡っていけませんね。

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日々感謝です。