きのう見た風景⑮〜丁寧に手植えを〜

こんにちわ、ＳＵＭＩＫＩＣＨＩです。

昨日、きゅうり一本を買うためスーパーまでひとっ走りしていましたら、とても素敵な光景が目に入りました。

　　　　　　

思わず車を停めて、「すみません！写真を撮らせて頂いてよろしいですか？」と許可を得た上でカシャカシャ。ずっと、機会があれば田植え風景を撮らせてもらえないかなぁーと思っていましたので、とても嬉しかったのでございます。

　

今時この手押しの機械で田植えをしている人はいないそうですね。うちは、まだこれでやってるんですよ、と奥様は笑ってらっしゃいました。

　

そういう奥様は、機械では植えられない端っこに、ひとつひとつ手で苗をさしてらっしゃいました。聞くところによると、手挿しの方が美味しいお米が出来るとかなんとか。いや、しかし、手挿しはつらいですよね、昔の人は凄い。

　

ふと、横を向くと、だんな様はご休憩。田んぼに足がのめり込んで、前進するのにかなりの体力をお使いになるようで、一筋歩いてはひと休みなんだそうです。　

　

唐突ですが・・女子プロゴルファーの宮里藍さんが引退表明されましたね。１８歳のアマでの優勝シーンを鮮明に覚えています。ゴルフは（も）詳しくないのですが、女子ゴルフ界が盛り上がったのは藍さんによってだと思っています。拠点を海外に移して以降、あまり思うように結果が出ない時期を乗り越え、世界ランク１位になった時には、本当に良かったなと安堵してました。その頃、著書・著者の名前を忘れてしまいましたが、藍さんに関する本（雑誌ではない）を買って読んだ記憶がございます。女性に対して言う言葉ではないのですが、私は、アスリートとしての藍ちゃんの“面構え”が好きでした。言葉を語らずともその視線の先にあるものをしっかり見据えている感じの。先日引退表明したフィギュアスケートの浅田真央さんにしても、若くしてひと仕事成し遂げた女性たちに心から敬意を表します。

　　　　　　

一方で、昨日見たご夫婦のように、市井の暮らしをコツコツ丁寧に、すべきことをしている人たちにも頭が下がります。美しい光景だと、私は思っています。で、写真を撮るだけで、特に世の中で役に立ってるわけでもない自分が、ちょっぴり情けない？

　　　　　　

日々感謝です。