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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「100分de名著 三国志・陳寿 第3回〜孫権 「信」がピンチを救う〜」を観て。周瑜は美男子、そこ重要!?

こんにちわ、SUMIKICHIです。
すっかりレギュラー視聴するようになったEテレ「100分de名著」。今月は、正史「三国志」。小説、漫画、アニメ、人形劇、ゲーム、そして映画と、1800年前の中国激動の歴史を描いた三国志は、世界中の人々を魅了してきた一大スペクタクル。この物語は「三国志演義」。しかし、実は、小説のもとになった歴史書がある。それが正史「三国志」、今月の名著。

お恥ずかしながら、私、中国の歴史は教科書レベルですし、映画「レッドクリフ」は観たことあるけれど程度で、‘正史’は存じ上げませんでしたので、ざっくり備忘録しときましょ。

第3回は、孫権の生き方から「信」の大事さを学んでいく、というもの。

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前回の曹操は、父親が総理大臣になるような家柄であるのに対して、孫権の家柄はそんなに高くない。それでも親兄弟から受け継いだ名士や武将との信頼関係によって勢力を広げて行く。

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まず、父・孫堅から紹介。
孫堅は揚州の弱小豪族の出身。武芸に優れていたが、経済的に自立していなかったため、トップ官僚の家柄の袁術のもとで反董卓連合軍に参加し、袁術を追いつめる活躍をする。その結果、董卓は洛陽から逃亡。孫堅は、董卓によって焼きはらわれ、盗掘されていた漢の皇帝の墓を修復。孫堅は‘漢の復興を助ける’という意味の“漢室匡輔”を基本方針にしていた。

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墓を修復することで漢への忠義を表わした。これによって多くの名士たちから人望を集め、信頼を得ることになる。その後も孫堅は、袁術のために戦うが、その途中戦死してしまう。

その孫堅の想いを引き継いだのが、長男の孫策だった。孫策袁術のもとで武将となって活躍したが、ある時袁術は自ら皇帝だと宣言する。孫堅の時代から漢に忠義を誓い続けた孫策袁術が皇帝だなんて認められるわけがない。ここで袁術と決別する。

そんな孫策をトップ官僚の家柄を持つ名士中の名士・周瑜が支える。周瑜は、もともと先代の孫堅の漢に対する忠義に共鳴していた。周瑜との強固な関係がさらに多くの名士を集め、孫策勢力を拡大する。しかし、一方で、孫策は制圧した地域の名士を厳しく罰したため、多くの恨みをかっていた。その報復として暗殺されてしまう。死の直前、弟の孫権に後を託す。

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孫権は、武力では父と兄にはかなわなかった。そのため、彼らから受け継いだ優秀な名士との関係性をさらに強める。また、革新的な発想を持つ魯粛という名士を招き、組織の基盤を強化。当時、漢の皇帝を擁立し、天下統一を目指していた曹操と対峙していく。
 
スタジオでは、兵も食糧も袁術に依存している状況だったから、袁術から離れるのはかなり勇気ある行動、孫権が継いだときはまだ幼くて、武力はないので名士との信頼関係を前面に出して行く、と補足。

 

そんな孫権に、ある名士が今後のビジョンを提案する。
“天下三分の計”、提案したのは魯粛。ん?“天下三分の計”って諸葛孔明じゃないかって?実は・・“天下三分の計”は、「三国志演義」では劉備に仕えた諸葛孔明が提案したと書かれているが、正史には魯粛孔明、二人のそれが記されている。

まずは、魯粛の“天下三分の計”。

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‘鼎足’とは三つの足。孫権曹操劉備のこと。

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魯粛は、曹操と対峙するには、劉備にも土地を与え三国を建てるべき、今は漢の復興よりも民の安心が大事と考えた。漢室への大義を掲げていた孫権と名士たちは、魯粛の構想を退ける。しかし、その後、彼のビジョン通りに三国時代が到来。魯粛の“天下三分の計”は、時代を先を見据えるグランドデザインだった。やがて魯粛の進言により、孫権は呉を建国する。

一方、孔明の“天下三分の計”は、あくまでも漢の復興を目指すための手段だった。孫権と連携しながら自分たちの基盤を固め、一時的に三国にし、時期をみて曹操を打倒し漢の復興を目指した。

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スタジオでの解説では・・
孫権は“漢室匡輔”を掲げているので、初めは受け入れることは出来なかった。ただ、漢って何だ?その当時、漢って曹操だったりするわけで、曹操が好き勝手に漢を動かして以上、それは本当の漢なのか?完全に混迷の時代だから、漢とか儒教とか絶対的な価値観を否定する、飛び抜けた意見が出てくる。それを認める人もいればそうでない人も、そしていろんな価値観が出て来るのが混乱している時代の特徴。

そんな時代に、自分はどういう風に考えるのか、そして、その上に君主がいて、君主をどう説得させるのか、君主が何を選ぶのか、選択肢は状況に応じて変わってくる、と。

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そしてついに、孫権曹操が対決しなければならない時がやってくる。
ある時、孫権に天下統一を目指す曹操から、降服を求める書簡が届き、圧倒的な勢力を誇る曹操を前に、孫権側の名士たちは、曹操に降服し、曹操のもとで出世をすればいいのではないかと主張。しかし、それに反対した名士がいた。周瑜魯粛周瑜孫権と名士らを説得。孫権軍は水軍では有名であること、さらに支配する人民からの信頼が厚いことを取り上げ、降服すべきではないと主張。

悩みに悩んだ孫権は、周瑜魯粛を信頼し、曹操への交戦を決意。三国志で一番有名なあの“赤壁の戦い”。曹操軍10万、対する孫権軍3万〜5万、圧倒的に曹操軍が有利。
戦いに挑む前に、当時勢力を伸ばしていた劉備とその軍師・諸葛孔明と連合関係を結ぶ。そして、劉備軍1万を加え、長江をはさんで赤壁の地で対峙。決戦は208年12月孫権側の将軍・黄蓋は降服すると見せかけて、焚き木を積んだ船に乗って曹操軍に接近。この作戦は、孔明が東南の風を呼んだりして、派手な活躍をしたことになっているが、正史には書いていない。フィクション。主役は黄蓋だった。

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曹操は、黄蓋が降服すると信じていたため対応が遅れなす術がなかった。結局、敗北した曹操は、中国統一を断念した。この戦いをきっかけに、曹操孫権劉備、この三者がしのぎを削る三国時代へと突入。

 

ところで、この“赤壁の戦い”、正史と三国志演義とではだいぶ異なっている。

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伊集院さんは、唯一知っている③番の矢(矢が足りなくて、おとりの船に飛ばしてきた相手の矢を集めて使いまわした)のこともフィクションだと知り、あんぐり。4番目の風もフィクション。

曹操は、「孫子」の兵法をきちっと学んだ人で、その中には百戦百勝ってものを褒めていない、そんなに戦うと国が痛んでしまう、戦わないで国を降服させるのが最大の成果だと書かれているので、そうしようとした。そして、黄蓋が接近してきたとき、降服に来たんだと油断した。大きな敗因はこの油断だったかも、一方で、孫権側は、周瑜魯粛と結んだ信頼の厚さが、降服巧作に切り崩されないで戦いを続けることが出来たのが勝因と解説。

伊集院さんは、降服するにあたって、あいつ、ギブアップするんじゃないかって疑心暗鬼が一番怖いですよねと言う。

孫権が攻められる前に、荊州が攻められ、降服した人々は高い地位に就いている。そういうのを見せつけて降服を要求してくるので、降服した方が有利だという情報は共有していたはず、なのに降服しなかったという点に信頼関係を見ることができる、と先生は補足。

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最後に、また伊集院さんは、そもそも自分の信条って何?お給料が良いことなのか家族が笑っていることなのか、そんなものがどこかに行ってしまうと家族という集団がすごく弱くなったりする、会社にしてもそう、それがあるからうちの会社っていいよねっていうところを一回見返すことがあっても言い気がする、と話す。

突然、周瑜は凄く美男子だったという話になり、フィクションでしょと思ったら、正史にもちゃんと出てるらしい。事実は小説より・・ってことが色々出てきますね、と伊集院さんは笑う。そこ、重要なんだぁ・・。次回は、いよいよ人気の劉備諸葛孔明

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今回観ましたら、何故だか急に映画「レッドクリフ」を観たくなり(過去に観たのに)、Vocal Lessonの課題曲選びのためのCDレンタルのついでに、パートⅠ・Ⅱとも借りて観てしまいました。

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周瑜は誰が演じてたっけ?ああ、この方でしたね、と満足。昔は、歴史を深く知らずただの物語として観てましたが、この番組で大まかな流れを教えてもらって観ると随分見方が変わってる気がします。うーん、しかし・・次回の劉備諸葛孔明を観てからにすべきだったかな・・ちょっと早まりました。

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日々感謝です。