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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

NHK「にっぽん紀行〜その風に乗れ 広島 紙ヒコーキ・タワー~」を観て。飛ばしたいな。

こんにちわ、SUMIKICHIです。
TV番組表を見てたら、NHK番組欄の「その風に乗れ~広島 紙ヒコーキ・タワー」というタイトルが目にとまりまして、録画視聴いたしました。広島に紙ヒコーキ・タワーっていうのがあるの?と気になりまして。

週末には家族連れなどでにぎわう。逆風や追い風、上昇気流…人生を重ね、空へと放つ人々、紙飛行機をめぐる心温まる物語というものです。

ざっくり備忘録しときましょ。

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広島県神石高原町の山の山頂に“世界に一つ”という「紙飛行機タワー」がある。高さ26mの塔で紙飛行機専用の飛行場。入館料300円を支払うと、5枚の折り紙が貰える。サトウキビで出来ているので、水に溶けてゴミにならない。備え付けの教本で、思い思いの紙飛行機を折っていく。折り方は、研究が進み、現在国内だけで100種類以上もある。

例えば、空中に長くとどまる滞在タイプの‘ハヤテ’とか尖った先端で風を切り遠くへ飛ぶ距離タイプの‘スペースライナー’、上昇する風を利用してよく飛ぶ、一見何だかわからないデザインタイプの‘ボディリング’といった具合に様々。

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そもそも、この紙飛行機タワーが作られたのは、14年前、地域活性化が目的だった。しかし、町の人口減少は止まらず、最も多かった時の1/3以下9,400人になった。タワーは活気を失った町にとって大切な存在となっている。この地区では、小学校、中学校が統廃合されてから地元で多くの子供たちを見る機会が減り、タワーの近くに住む高齢の住民の方達は、畑仕事の最中、山の上から「わぁー、飛んでる」という子供たちの大きな声が聞こえてくると嬉しい、タワーは子供たちの存在を感じられる貴重な存在だと言う。

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また、このタワーの管理人、西川昇さん75歳は、12年間ずっとタワーを見守ってきた。慣れないお客様を見かけると声をかけて、飛ばせなかった人には、“紙コプター(飛ばすとくるくる回る可愛い飛行物体)”を教える。

お客様が帰った後の夕暮れ時、落ちた紙飛行機を拾う。最も大切な時間だという。紙飛行機には夢が書いてあるのだ。
 

  ‘パイロットになりたい’
  ‘みんな元気で過ごせますように’
  ‘合格できますように’   エトセトラ

地域にあかりを灯してくれる人々を西川さんは見守っている。

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 そんなタワーを訪れるのは主に家族連れ。物が溢れる時代に、紙一枚で家族がつながれるから不思議だ。この日高松市から車で3時間かけてやって来た家族がいた。小学6年生の安川希くんは、去年紙飛行機と出会って今では30種類以上の紙飛行機を折れる。

そして、最近仲間に加わったのが、父親の勤さん42歳。希くんに指導を受け、ハヤテを折る。

 

   風に翻弄される紙飛行機
   上昇する風に乗って
   遠くに運ばれる 遠くに・・・

 

二人の目標は4月末開催の滞空時間を競う記録会で、納得の記録を出す事。

 

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希くんは、幼い頃から脳性まひの影響で手足に重い障害を持ち、3度の手術を経て、多少は不自由だが、ようやくひと通りの日常生活を送れるようになった。しかし、学校ではからかわれたり、いじめられたりして、引っ込み思案ですぐ両親に頼っていたが、小学5年生になって、クラスい゛流行っていた紙飛行機に挑戦したところ、希くんの珍しい紙飛行機が注目を集めた。からかっていた子までが、褒めてくれたことで自信がついた。

「いじめられてた。家にあった紙飛行機の本を見て、作って飛ばしたら、うわぁーっとみんなが言って、いじめがなくなった。紙飛行機はすごいなぁーと思った」と希くんは恥ずかしそうに話す。

頼りなく感じていた子どもが変わっていく姿をみて、父親の勤さんは、自身も紙飛行機に興味を持ち始めた。

実は、勤さんは去年仕事を失い、今は家で過ごすことが多い。高校卒業後、競輪選手の道へ進み、万年最下位のクラスながら22年にわたってプロの座を守ってきたが、成績不振が続いた去年、選手生命を賭けたレースに挑み、ついにプロの座を失った。

最近、競輪場でレースが開催される数日間だけの裏方仕事を始めたが、それだけでは収入にならず貯金を切り崩す生活。「高校から自転車に乗ってて、それしか知らない。とりあえず、ここで一生懸命やっていこうかと」と話す勤さん。

新しい人生に踏み出すきっかけを探していた。

そうした毎日の中で、希くんの背中を追うように夢中になっていったのが紙飛行機。記録会に向けて、折るのが難しいタイプの紙飛行機を手に二人で練習。勤さんには、思い描いている飛び方がある。

「競輪と一緒で、やばい、やばい、やばい、落ちる、あーやっぱりダメみたいな。カーンとあがって、カーンと落ちるでは面白くない。あっちいったり、こっちいったりしながら、しぶとい、しぶとい、しぶとい、あぁ、行ったぁ、っていうのが面白い」と勤さんは笑う。

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記録会本番。50人が参加。勤さんの紙飛行機は、何度目かの挑戦で1分20秒の滞空、しだとく、しだとく、想いがカタチになった。しかし、希くん、上手くいかなくて机に突っ伏して泣いている。その姿を見た勤さんは、「悔しいんやったらやらな。(気持ちが)向かってる方向が違う。あくまでも前を向け」と背中を押す。

しばらくして、希くん、再度挑戦・・・滞空時間2分38秒!しかも、没視界(見えなくなるほど遠くに飛んだ状態)。ぶっちぎりの優勝。勤さん、嬉しそう。

記録以上に、安川さん一家は大切なものを得ていた。

「ちょっとでも前に進めたかなって。厳しいかもしれないけど・・厳しい向かい風に立ち向かう力、向かおうとする行動を起こせるようになったかなって」と勤さんは優しく微笑む。・・・完

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紙飛行機で、今すぐ連想するのは、AKB48の「365日の紙飛行機」って曲ですね。♪人生はぁ〜紙飛行機ぃ〜願い乗せてぇ〜飛んで行くよぉ〜(略)その距離を競うより どう飛んだか どこを飛んだのか それが一番大切なんだ・・。番組で登場した希くんのお父さんの勤さんも同じようなことをおっしゃってました。

山頂から放たれた紙飛行機が風に乗って飛んで行く様を見ていると、なんだかとても懐かしく、気持ちが穏かになりました。安川さん親子が紙飛行機に夢中になり、とりあえず一瞬一瞬を大切に進んでらっしゃる姿と、そして自分の人生を重ね合せてしまいます。何より、広島県内にこんなタワーが存在することを全く存じ上げておりませんでした。面白いことを思いつかれましたね。私も飛ばしてみたいな、と思ってしまいました。私は、紙コプターの方がいいかな。羽のようなものがとても小さくて、風に乗るとクルクル高速回転でまわって、とても可愛いのです。例えると・・フィギュアスケートの羽生くんが高速でスピンする感じでしょうか、違うかな。とにもかくにも癒やされた番組でございました。

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日々感謝です。