Eテレ「団塊スタイル〜男の料理ビギナーズ〜」を観て。思わず作ってみた。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
たまに観ているEテレ「団塊スタイル」。今回は「調理はやったことがない」「面白さがわからない」といったセカンドライフを迎えた男性に向けて、自分で作って食べることの喜び、楽しさを伝授。レストラン顔負けの料理にチャレンジするシニア男性たちの様子や80歳を超えた男性シニア料理研究家が自慢のレシピの中から、料理ビギナーの男性のためにお手軽な酒の肴のつくり方を紹介していました。
料理嫌いな私は、簡単な料理が紹介されていたら挑戦してみよっかな程度の軽い気持ちで観ましたら、人生勉強にもなりとても興味深かったので気になったパートをざっくり備忘録しときましょ。
番組では、まず、東京都世田谷区の社会福祉協議会がサポートしている“おとこの台所”料理教室の様子を紹介。近所の60〜90代男性が参加。世田谷区内9ヶ所で2002年からスタートし15年目。一回の会費500円。毎月オリジナルレシピ4品を作る。レシピには料理手順だけでなく、食材の栄養価などの豆知識も載せてある。15年間で490品以上を作った。皆さん、御揃いの黄色のエプロンをかけ、頭には黒い帽子をかぶり、とっても楽しそうに作業している。
この日のメニューは、
キャベツの蒸しサラダ
鶏ドラムスチックのオレンジ煮
牡蠣のバルサミコ ソース
松の実ごはん
以上の4品。
長続きの秘訣はこの3つ。
①は、家庭料理は奥様にはかなわないので創作料理を作るということ。
②は、あれやれ、これやれと命令する人がいないことで、皆で工夫できるから。
新人さんは先輩に教わりながら上達する。
③は、そのままの意味。
続いては、男の夢“自分で作った酒の肴で一杯”を実現している男性登場。
シニア料理研究家・小林まさるさん、83歳。70代から本格的に料理を始めた。「料理をやるなんて全然思ってなかった。人間の運なんてほんとわかんないなぁと思う」というまさるさんは、今ではNHK「きょうの料理」など料理番組で講師をするほどの活躍ぶり。
樺太で生まれて、戦中3日間も食べれない日があったというほど苦労し、日本に引き上げてから家族を持ち炭鉱や鉄鋼のエンジニアとして働く。奥さんが病弱なため働きながら子供たちのお弁当や夕食を作った。57歳のとき奥さんが死亡。しばらくして息子夫婦と同居。長男の奥さんが料理研究家で料理本の撮影時はお手伝い。若いスタッフ以上に働く。
料理のアイデアが浮かぶとノートに書き留める。寝ていても思いついたらすぐ書けるようにベッドのそばに置く。16冊になる。書き始めたのは77歳。試作品は最初に家族に食べて貰うが、三分の二は「これ、なんだ?」と言われるらしい。料理を始めてからは毎日20分以上かけて歩いて買い物に行く。往復7000歩、頭にも身体にも良い。
食べ物に苦労したとき「一生の間で、お米のごはんでたくあんを食えるのかなぁなんて考えてましたよ。米の飯なんて夢だった」と話すまさるさん。今、料理はまさるさんの生甲斐。
肝心のまさるさんの料理は、冷蔵庫にあるもの、どこにでも売っている安い食材を使って簡単なに作れる、酒の肴・おつまみが基本。
自慢のレシピから一品紹介。(これなら私も出来るかも、と作ってみました。冷蔵庫にはありませんでしたけど)
では、男性ビギナー向け“小林まさるオススメ酒の肴”3品を紹介。
3品目は、アボカドが食べたかったので自分でも作ってみました。
ちょっと明太子が多過ぎて、アボカドの味が目立たなかったな。簡単なはずのに・・ダメだなぁ。
まさるさんから男性ビギナーの皆さんへアドバイス。
この他、最初から難しいものに手は出さない。例えば、冷蔵庫に納豆があったら、最初はネギを入れてみる、次に大根おろし、キムチ、味噌汁に入れる・・と徐々にレベルアップしていくのが長続きのコツ、とのこと。
スタジオの女性陣は、男性が料理する姿はカッコイイと力強く言ってました。また、過去の経験や学習によって蓄積・形成された“結晶性能力”は、歳を重ねても落ちにくい、まさに料理というのはいろんな経験をされた方が合ってるんじゃないかと話す。酸いも甘いも噛み分けたシニア男性の料理・・。
番組を観まして、2品作って食べてみました。お酒の飲めない私が言うと説得力ございませんが、たしかに酒の肴、でございます。お酒・・飲んでみようかなぁと思ってみたり。アボカドに生姜って、考えたこともございませんでした。必ずレモンをかけないといけないんだ!と思いこんでいましたので。独り身ですので、明太子とオイルサーディンが余り、これをどうしたものかと。普段オイルサーディンなんて買いませんし、これまでの人生で家で使ったのは一度?くらいだったような。自由に創作すればいいんですよねぇ。ネット検索したら、きっと買い足さなくてはならない食材があったりして、非効率的なときもあります。うーん・・そのまま食するか。
そうそう、小林まさるさんを始め皆さん、とっても楽しそうでございました。ここでも70代から新しい道が開けてる姿を拝見し、“日々の生活をいかに生きるか”の大切さを再確認。シニア男性に限らず、私のようなひとり好きのシニア女性も、なんらかのコミュニティに属した方がいいんですよね、笑う、大きな声を出す、そんな当たり前のことが出来るうちは気持ちを外に、外に。まぁ、とりあえず、オイルサーディンをなんとかしましょ。
日々感謝です。