今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

映画「沈黙-サイレンス-」を観て。映像美が逆に刺さる・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

先日、映画「沈黙-サイレンス-」を観ました。
いろんな情報媒体の宣伝で見かけ、遠藤周作さんの原作を映画なのね、気にはなりますね、と思ってはいいたものの、まあ、いつかね、と忘れていましたら、劇団団長に、観る?と聞かれてから、おぉーっと思い出し、時間はたんまりありますのでいつものように予習もせず映画館に。ホント、予習せずに。

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遠藤周作さん原作の映画は「海と毒薬」を昔観たくらいで、「沈黙」は本も読んでおりません。なのに気になっていたというのは、「海と毒薬」の衝撃的な記憶が蘇っていたのやもしれませぬ。

こちらの地区では上演回数が夕方から1回という少なさ。私が出かけたのは平日。観客はいないでしょうねと思いきや、10人位いらっしゃり、ほとんどおひとり様、若い女性も。だからどうしたという話ですけど。

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映画が始まりまして・・・あらすじは割愛させて頂きますが、視聴中私の脳内は混乱、いえ、散漫・・上手く表現できませんね、とにかくとっちらかっておりました。

上手くまとめて綴った方が良いとは思うのですが、散乱状態をそのまま羅列しておこうと思います。ふざけていよのではございませんのでお許し下さい。

 

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どうして、こんな拷問の方法を思いつくのか、人間が人間に行えるのか。

日本の風景(集落)に どうしてこう外国の俳優が似合うのか。

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「沈黙」とはそういうことだったのか。説明できないけど。

暗くても澄んだグレイッシュな映像が好きだなぁ。

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なぜイッセー尾形なのか、ハエなのか。そこまで集落の人たちを・・。

日本は沼地なのか。これが島国ということなのか。関係ないか。

信仰ゆえに、苦しまなければならないのか。

踏絵とはそもそも何なのか。

そもそも私はなぜ観ようと思った?

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外国人俳優と日本人俳優が並ぶと、どうしても日本人の表情の硬さがすごくよくわかる。それはそれで味だとは思うけど、筋肉の堅さが伝わる。演出もあるんでしょうけど。外国人から見るとこうなるのかな。

外国人監督の映画に出る日本人俳優は、ドラマなどで観る時とは違って別人のよう。当たり前か。

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出演者のみなさん、撮影にむけての準備期間そして撮影期間中の現場での在り方、心中など、勝手にお察しいたします。

獣のように生き、獣のように死んでいく。目覚めてから泥にまみれて働き、貧しい食べ物を食べ。極貧の日々の中で信仰する人たちの目は、パードレをキラキラとした目で見つめる。私はどうしたらいい?

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信じることで救われる。死んだら働かなくていい天国に行けると本気で信じている。

どうして、神のために死ねる?生きていることが苦しいから?

私は、画面を観ながら、何をしたらいいのか、何をどう思えばいいのかわからなくなる。

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しばらくしたら、何も観なかったように、好きなコトをする暮らしをするのだ。私は誰に懺悔をすればいい?無宗教ですけど。

自分が司祭者や信仰者だったらどうするだろう?もちろん踏むだろう、でもそれは日々好きなものを食べ、暖かい所で寝て、現実世界が地獄のような場所ではないから?信仰って、宗教って。

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自分の心は誰のものでもない、人は騙せても自分を騙すことはできない、自分を誤魔化していることを知りながら生き続けてるのはとてもつらい、実は人にどう思われるかを気にして生きるよりつらいのかも。そうして生きることは、ある意味、懺悔?信仰?

やはり、目で確認でき、感触で確かめられるカタチあるものを手にしていなければならなのものなんでしょうね・・人間って。言葉で語るより、語ることのないモノが多くを語る、しかしそれは、自分の心が語る。最後のシーンを見て強く思う。

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ざっくり以上のような散乱状態でございました。全て私見でございます。そもそもの歴史の知識がないのに何も語れませんね。ただ、ただ、酷い・・なぜこんなことに・・いい歳してちょっぴり自己嫌悪。何に対して反省してよいのかわからず、救いを求めて・・買ってしまいました。節約のため本は図書館で借りる!とか言ってますのに。

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表紙の写真(絵?)、暗闇の中に一筋の光がうっすら放たれているのを見て、ああ、ラストとつながっているのかなぁ・・としんみりいたしました。いえ、真理が雲で覆われていく、という見方もできますね。私には、逆で、覆っていた雲がどいていく、という風に見えました。中身はまだ途中までしか読んでいませんが、また映画の映像がよぎり、ちょっぴりつらいですね。

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私の歌うたい活動におつき合い頂いてる先輩男子の方は、クリスチャンでらっしゃり、映画を観てわからなくなりましたとお伝えすると後日いろんな考え方を教えて下さるみたいで楽しみにしております。おっ、それまでに読破しておきたいと思っております。

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日々感謝です。