今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「オイコノミア〜モテの極意〜」を観て。綾部さん、恐るべし。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

去年からよく観ている「オイコノミア」。今回のテーマは、〜モテの極意〜。去年2月に放送されたようですが、最近(去年時点)枯れ気味な又吉直樹に贈る応援企画!プレイボーイを自認する相方・綾部の人生38年で編み出したモテの極意を経済学で徹底検証。ご意見番に、モテる女YOUも登場!って内容でした。今回は(も?)、笑いました、綾部さんのアホらしさが面白すぎるのと、又吉さんの冷めた生き方が興味深くて。

では、備忘録としてざっくり綴っておきましょ。

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芥川賞受賞皮切りに、又吉さんのイメージは大幅アップ。35歳にしてモテ期到来。ぐいぐいアプローチされて嬉しいのでは?いや、ぐいぐいは、嬉しくないですかね、自分からぐいぐいいきたくなることがあるのが一番幸せですかね・・となかなか上手くいきそうにないご様子の又吉さん。

そもそも、経済学と“モテる”は関係あるの?

もちろん!経済学で男女関係を分析する、それによってモテるようになったり幸せになったりすることのヒントが見つかるかとのこと。へぇーっ、意外、と淡々と反応する又吉さん。

で、モテるってどういうこと?
経済学の視点から考えると、市場においては、多くの人が欲しがるい商品、つまり需要が多くて供給が少ないと奪い合いになる、こういうことが男女の関係にも存在していて、恋愛市場において“モテる”とは、どのくらい需要があるのか、ということに対応する。

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多くの需要に供給が足りず奪い合いに、それが“モテる”という状況。今の又吉さんは、この状況では?という問いに、全く実感ないと答える。

では、この“需要と供給”について考えてみよう。実践的に日々“モテる”ことを研究している、モテ学研究家・綾部氏(ピース相方)にモテ理論をご披露頂くことに。ビデオメッセージで登場。

Q、好みのタイプは?
いつの頃からか熟女限定になってますけど、そんなことは一言も言ってなくて、たまたま素敵だと思った女性が27歳、33歳、54歳、62歳だったてだけで、限定していない。この世界に入ってきた理由が、ひとりでも多くの女性を抱いて死んでいきたいということを掲げていたので、女性のことに関してはそこだけは曲げられない。

唐突ですが、イチロー選手も生まれながらにして持っているセンスがあると思うが、それプラス、誰よりも一番バットを振ったと思う、打つために日々練習した。ですから、女の子に電話したりとか、やさしくするためにはどうしたらいいかなとか、服装を変えようとか、バットを振る、つまり“モテる”ための努力を誰よりもしてる自信がある。

ちなみに、おこがましく、イチロー選手の話をさせて貰ってますけど、しかもNHKで、ちょっとさすがにドキドキしてます、雑誌レベルの話なんで・・とお断り付き。

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このVTRを観たYOUさん、大笑い。まぁ、悪気はない子なんで、はははっと。

悪ふざけに見えるが、的を得ているそう。経済学的に考えると、2つポイントがある。

一つは、“ストライクゾーンが広い”、つまり、“市場が大きい”というメリットがある。

二つめ、“モテるために努力をしている”は、一般企業でいえば、商品などの“研究開発を怠らない”と言い換えれる。

又吉さんは、たしかにネタ合わせ中でもマメにずっと女の子にメールしてた、努力を惜しまないつていうのは隣で見ててもそうだと言う。

企業努力っていうのは、ぶっちゃけモテます、9割5分の女子がゴリゴリ押せばおちる、とYOUさんは断言する。この発言を聞いて、まじっすかと又吉さん驚く。

二人の会話が面白い。

YOU「あとメールの返信がくそ早い!」
又吉 「僕はメールは少し寝かせます。最初の感想と寝かした後の感想を比べて
    文面を考える」
YOU「あいつ好きやなと思っても、少し寝かせる、悪気なくけっこう
    酷い人ですね、自分が寝かしたいから寝かすという。
    自分のモノサシで進めていくってことですね」
とYOUさん、鋭いご指摘。

又吉さん、女性とのつき合い方に色々と課題がありそう。もう少し恋愛観を聞こう。

又吉さんの“ストライクゾーン”は?
狭くはないけど・・個性的な人が好きかも。ころんで膝から血が出ているのに、全くおかまいなしに、じゃ、何食べる?みたいな元気で明るめな人らしい。

 

ここで、ピースの二人のモテを分析。恋愛観をレストランに例えてみると・・

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綾部さんは、さかんなPR活動によって幅広い層のお客様が集まるお店。又吉さんのお店は、一見さんお断りの会員制でなんだか入りにくくてあまり繁盛してない雰囲気。でも、こういうお客を選ぶお店があっても悪くはない。

又吉さんは、なるほどピースのことがよくわかりますわと感心し、TVに出る前から綾部はめちゃめちゃ人気あってスターやった、僕は人気なかった、このイメージが強かったんでしょうねという。

 

では、“モテの極意”を綾部研究家に聞いてみよう。

何よりもまず“清潔感”が大切なので、ファッションは重要。ケース バイ ケースですが、何着ていいかわからない人には・・

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VTRを観て、また大笑いのYOUさん。この人、面白いですねぇー、日常がコントみたいな人なんでとても好きなんですけど、天然も入ってるんですよね、でも、これでモテるんですよね、と寛大。

笑かしているけれど、真実も含まれているよう。ポイントは、綾部さんが言っているモテるファッションというのは、自分が着たいものを着ているのではなく、相手が求めているもの、学んで、よし、これだ!というものを着ている。これを経済学ではこういう。

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自分はオシャレな人間だというを相手に伝えるために努力している、こういうコストをかける行動のことをいう。口で言うだけなら誰でも出来る。

又吉さんはシグナリング出来てる?
できてないですねぇ。出始めの頃、黒い服禁止だった。綾部からお前みたいな暗い奴が黒着てたら終りだろと言われて。で明るめ着てたけど、最近はもう
ええかなと思ってる。

ここでちょっとした実験。街ゆく人にインタビュー。又吉さんのモテ期は本当なのか?。名前をふせて“どちらが好き?”と質問。

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結果、Aは23票、Bは8票。続いて、Aは綾部、Bが又吉、と種明かしをしたら、Aは19票、Bは12票・・逆転には至らず、モテ期にしては寂しい結果に。

結局、結婚となったら、綾部さんの方が明るく楽しいのかも。が、又吉さんは反撃に出る。綾部は入口だけなんですよ、僕はだんだん好きになっていき、後半につき合ってというタイプだと。けれど、相手に伝わらなくてはねぇ。

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では、又吉さんのモテ期の波に乗るにはどうしたら良いのか?

経済学では、恋愛はゲームと考える。ゲームとは、戦略的状況のことで、相手の出方と自分の出方で結果が変わるような世界のことをいう。

恋愛をゲームだとしたときの注意点を綾部研究家に聞こう。
“モテの極意”【1mmの接触】
例えば、合コンで隣に座った女性が気になった場合、みんなで会話しながらも、椅子に置いた相手の手の小指に、自分の小指をそっと1mmほど接触してみる。相手の女性は、あっ、あたったなぁーと思って、一回はずす。
                 ↓
そこをあえてもう一度小指を接触してみる。もし、嫌われてたらはずされるけど、嫌でなければそのままのはず。そしてこの状態を二人で共有しようという力がめばえる。しばし、このまま。
                 ↓
あるタイミングで、相手の小指に自分の小指を一瞬乗せる。ん?どうしたんだろ?と相手は思う。30〜40分、何事もないかのように過ごす。
                 ↓
そして、トイレに行くと言って立ち上がると同時に、相手の顔を見ずに手をぎゅっと握って放す。

これでOKらしい。タイミングを間違えると、何するんですか!になるので、多くを語らず【1mmの接触】。

 

VTRを観て、こんなこと何時ごろ考えてんねやろ、と感心するやらあきれるやらの又吉さん。しかし、経済学にも通じる考え方があるよう。まず、ちょっと接触、相手が逃げるかどうか、自分に関心があるかどうか知りたいときにする、これを経済学では

f:id:sumikichi52:20170213131207j:plain←“スクリーニング”です

相手が自分のことをどう思っているかふるい分けすること。接触してから手を握るまで30分以上、このじらすという行動も効果的。これを経済学では・・

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もともとは心理学用語。人は苦労して手に入れたものほど価値ほ感じる。自分を安売りせず、相手をじらしている間に自分の価値があがっていく。

綾部はできるかもしれへんけど、僕は衝撃度が大きすぎて、ちょっと・・と又吉さん、引き気味。

たしかに、一般人にはちょっとハイレベルな方法なので、出会いを増やすことに目を向けてみよう。

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需要と供給がマッチするような、厚みのある市場に行くという理論。自分を魅力的だと思ってくれる場所。例えば、女性でフットサルが好きなら男性が多いクラブに入ってみるとか。自分が好きな場所をちゃんといくつかみつけて出かける。又吉さんならどこ?本屋とか花屋かなぁ。
YOU 「脚とか折ったら、たくさんの看護師さんに会えますよ」
又吉  「リスクでかすぎますよ」

 

最後に、女性に喜ばれるデートの場所選びについて、どこが良いのかわからない方のために、綾部研究家からアドバイス。

初めてのデートは「恵比寿で鍋を食べて下さい」とのこと。ほとんどの女性の方に可もなく不可もなくであり、そこで次のデートのための情報を聞き出す。優秀なスクリーニング。

又吉 「鍋食べながら相手の好みを聞き出すっていう時間が楽しそう。
    今まで意識したことなかったから」
YOU「えっ?ないの?」
又吉 「行く場所も近いとこで浅草、遠いとこで鎌倉。
    その二つでなんとかやってきた。もちろん僕の好きな場所」
YOU「相手のためになにかしたなーってことは?」
又吉 「相手がヒップホップ好きやったら、CD全部聴いて、TシャツもXLの
    着て、一回その世界にどっぷり浸かる。そういうとこあるんです」
YOU「それが出来て、なんで行きたい店とか聞き出せないの?」

 

一歩踏み出す勇気のない方、綾部研究家の極意は参考になるのでしょうか?

最後の最後にひとこと。

又吉 「もし綾部が結婚するとしたら、この極意の術中にはまった女性じゃなく、
    VTR観て、アホやなこいつ、と笑ってくれる女性が合うんでしょうね」
YOU「(もし結婚するとしたらどっち?)もちろん、又吉さんです!」

又吉の経済ポエム『あやべの方法を使わずにモテたい。』

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なんだか・・・面白かったの一言です。何が?いえ、もう、経済学というより、ピースのお二方とYOUさんのかけあい(綾部さんはVTR出演 映像は文字で表現する能力がなく残念)がオイコノミアらしくなく(らしいのかな?)、楽しませて頂きました。ちょっと脱力感のある雰囲気が、この年齢にはマッチいたします。そして、突っ込みどころ満載なのに、ちょっぴり勉強になったりするのも好きでございます。

そうそう、男性のファッションスタイルについて、自分の好みは年代によって変化したように思います。若い頃は、ちょっとデザイナーもののカッコイイ感じが好きでしたが、今は、アイロンのかかったシンプルな綿シャツにジャストサイズのGパンか綿パンにベルト、といったトラッドスタイルに清潔感を感じますね。え?私の好みはどうでもよい?失礼いたしました。聞かれてないついでに、私も結婚するなら、又吉さんかな。ひなたぼっこしながら、会話もなくただお茶をすする音だけが聴こえる・・みたいな。

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日々感謝です。