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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「ミュージック・ポートレイト カンニング竹山×大久保佳代子 第2夜」を観て。

TV番組 音楽

 こんにちわ、SUMIKICHIです。

対談者によってごくごくたまに録画視聴しているEテレ「ミュージック・ポートレイト」。二人の著名人が人生で大切な10曲を持ち寄り、語り合う。まったく違う道のりを歩いてきた二つの人生が、音楽を通して響き合う。といった番組です。
一組で第一夜と第二夜、二回にわたって放送。
今回は、芸人カンニング竹山さんとタレント大久保佳代子さんの10曲。

本日は、第一夜の続きで、第二夜放送分をざっくり備忘録。 

sumikichi52.hatenablog.com 

カンニング竹山さん。
33歳で、カンニングがブレイクした時は、寝る暇もなくフル回転。しかし、相棒の中島さんが白血病を発症し入院。コンビを守ろうと、ひとりで舞台に立ち続ける毎日。キレ芸をしながらも感情はゼロ。そんなとき、我に返ってふっと染み込んできた曲が、6曲目「黄金の月」スガ シカオ。

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自分に嘘つきすぎて疲れたとき、自分の正直な気持ちに気づかせてくれた。

 

先の見えない不安もあったが、今振り返ると無我夢中だった、カンニングを覚えてくれてる人も結構いて、コンビで舞台に立ったのはたった10ヶ月なのに。

2006年中島さん永眠、享年35歳。二年の闘病の末、相方が亡くなり、もう漫才は出来ないんだ・・どうしたらいいか悩みながらも、その後もTVに出続ける。しかし、芸人としてどうなんだろう、とポッカリ心に穴が開いたままだった。そんな喪失感を抱えた竹山さんを放送作家の鈴木おさむさんが飲みに誘う。

「心に穴が開いてるでしょう、自分が何をやればいいかわからなくなってませんか、忙しくしてるけど芸人としては穴開いてますよね、」

とズバズバ指摘される。図星だった。さらに「単独ライブやりませんか?」と提案されるが、面倒だと思い断る。芸人として本当の実力が試される単独ライブ。考えた結果、いつまでも逃げているわけにはいかない。

相方を失って二年後、ついに始めた単独ライブ「放送禁止」。
実は、竹山さんと鈴木さんはある約束をしていた。もし、このライブが5年続いたら、5年後は中島さんの7周忌にあたる。そのとき、中島さんの悪口ネタだけのライブにしましょう、それまでいったん頑張りましょうと。

5年間、一回一回クオリティをあげ、観客数も増やさなければならない。そのとき、5年後のライブのオープニングで流す曲を決めていた。相方との思い出の曲。7曲目「カンニングのヘイ・ユウ・ブルースカンニング。左とんぺいさんのレコードで好きなインストの曲をアレンジしたカンニングのCD。売れた芸人はCDを出しがち。それさえあれば歌番組にも出れるなと考えた。歌詞はメチャメチャにして、だけど、音は聴く人が聴いたら完璧なものにして、歌詞を入れることによって台無しにしてる曲、歌番組に出て「こんなの歌えるかー、歌じゃねーし」みたいなのをやろうと試みた。

回数を重ねる毎に規模を拡大。そして、5年目のライブ「カンニングのお葬式」、オープニングでこの曲を流す。相方の死でお笑いを作る。それをやり終えたとき、はじめて、やっと“ピン芸人”になったんだ、と心の中で思った。

 

その後、俳優の仕事も入るようになる。しかし、バラエティの現場とはまるっきり違う世界に戸惑いを覚え、自分は何をやってるんだと焦った。そんな気持ちを救ってくれたのが8曲目「オール・アラウンド・ザ・ワールド」オアシス

f:id:sumikichi52:20170128161522j:plain 和訳

もうちっちゃいことは関係ないや、芸人だからこれはダメとかもないか、と楽にしてくれた曲。

そして、初の主演映画「守護天使」で出会った佐藤監督の言葉で変わる。「お笑いとは違って、映画はみーんなで作るもんなんだよ」と。それぞれの現場に素晴らしい世界が広がっている。竹山さんは、迷うことなく活躍の場を広げていく。

 

45歳。現在はニュースのコメンテーターもこなす。最初は色々調べたことを話していたが、それは自分の意見じゃないな、おじさんが今どう感じているかを素直に伝えればいいのかなと思うようになった。見た目の問題もあるかもと。

「どうあがいても、おじさんになってきたんだよ、楽しいというか、楽になってきたというか、いい年になったきたと思う。俺たち(大久保さん含め)の年は、ここからじゃないのかな、若い時じゃなかったんじゃないの、見た目からして」

自分は自分のままでいい、そんな心境に寄り添う曲が、9曲目「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」レオン・ラッセル。人生のなかで、全アーテイストの中で一番好き、ラッセル。若い頃福岡のレコード店で初めてジャケ買いしたもの。声とか雰囲気とかカッコ良かった。ピンチの時によく聴いている。

 

最後に、人生の最期に聴きたい曲は・・10曲目「しあわせのランプ」玉置浩二

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この曲と出会ったとき、心がぶるぶるぶるって震えて、たまらなくなって、新幹線の中で涙がとまらなくたった。この曲で人生終わりたい・・。

 

大久保佳代子さん。
28歳。生活費はOL業で、芸能活動は劇団がメイン。そんなとき、人気番組にOLの大久保さんとして出演するようになる。当時OLをしている芸人は珍しいと面白がられた。しかし、OLとテレビとのバランスがとりにくくなる。親が理解してくれず、二足のわらじなんて中途半端だと言われたのがショックで友達の家に駆け込み、本当の自分に戻って聴いた曲が心に沁みた。6曲目「Dear Friends」PERSONZ

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飲んで、歌って、翌朝実家に戻ると、母親は、きのうは色々言ったけど、あなたのやることは信じてるから頑張んなさい、もう何も言わないからと言ってくれた。びっくりしたのが、本当に何も言わなくなったこと。

 

仕事が増えて、職場からも浮き始め、2010年に退職。順調にテレビの仕事が増えると、ひとつの仕事に対して比重が軽くなっていった。少ない時は、事前に一時間くらいかけてシュミレーションしたり、収録後反省して落ち込んだりしていたのに、次から次へとこなさなければならない状況だと何も考えない、感じない自分がいた。あれ?大丈夫か?と初心を忘れかけていた。

そんな不安を救ってくれたのが、歌とワイン。気持ちをリセットするために家で、そんなに強くないけどワインを飲み、意図的にでも泣いたりする。その時にかかっている曲が7曲目「深夜高速」フラワーカンパニーズ

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歌詞も曲も大好きなんだけど、そうやってリセットしていた。

 

2013年42歳で大ブレイク。レギュラー週6本、出演回数年間400本以上。そんなにテンションあがる方ではないが、年末の紅白歌合戦に呼ばれたことで、あら、ブレイクしたのかしらと思った。ただし、本番ではちらっとすみで踊っていたただけ。だが、自分が一番輝いていた時の曲が振りつけを踊った曲、8曲目「恋するフォーチュンクッキーAKB48

 

45歳。女性の本音を語るタレント大久保さん。今の恋愛観を表現する曲は9曲目「酒と泪と男と女河島英五

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男の弱いところ、繊細なところ、ずるくて逃げるところ、すべて含めて包み込みたい。たけしさんを始め、芸人さんの生き様、酒に酔いつぶれてる姿は最高。だから、この世界にいて芸人さんを間近に見られるのがすごく幸せ。今のところ、金ばっかり払って男と付き合ってるけどね。

 

最後に、人生の最期に聴きたい曲は・・10曲目「TAKESHIの、たかをくくろうか」ビートたけし

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 人間ってこんな生き物さって締めてる感じがいい、そんな期待もせず、あきらめもせず、たかをくくろっか、そんなもんだよねって。もし自分が最期にこれを聴いたら、今まで楽しかったし、この先(死んでも)ももしかしたら楽しいのかな、なんて気分になれたらいいな、と。

 

このあとお二人で、お互いの10曲目を聴きながら・・

人生ってつながってる、あれがあったからこれがある、無駄なことがあるわけじゃない、そのときはわからないけど、後にわかる。あれやっといて良かった、あれミスったから今がある。(竹山さんが若い頃)3回逃げたことも良かったんだよとツッコミ・・・余韻を残しながら番組は終わる。

 

その人その人で、輝く年頃って違いますよね。何をもってして輝くというのかは別にして。男女問わず、熟年以降、うーん、50代以降なのかな、60代かな、皺もたるみもバンバンにあるけど、なぜかとても魅力的になる人っていますよね。このお二人はそんなステージに入られるのではないかな。外見はファッションなどでいくらでも誤魔化せますが、内面の成熟度は誤魔化せないですし、顔つきにも滲み出ますよね。自分の好きな曲や音楽を語ることで人生が、人と成りが垣間見れるのはとても興味深いです。第一夜にも綴りましたが、私の10曲どうなんでしょう、すぐには出ない・・とほほ。

そうそう、玉置浩二さんの曲を聴いてみなくてはなりませぬ。

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日々感謝です。