今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「ミュージック・ポートレイト カンニング竹山×大久保佳代子 第1夜」を観て。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

対談者によってごくごくたまに録画視聴しているEテレ「ミュージック・ポートレイト」。二人の著名人が人生で大切な10曲を持ち寄り、語り合う。まったく違う道のりを歩いてきた二つの人生が、音楽を通して響き合う。といった番組です。一組で第一夜と第二夜、二回にわたって放送。

私、それぞれの人が歩んできた(いる)人生にどんな曲が寄り添ってきた(いる)のか興味ございますので観てしまうのです。

今回は、芸人カンニング竹山さんとタレント大久保佳代子さん、第一夜。

では、番組HPを参考にざっくり備忘録。

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今テレビで大活躍している二人は、ともに「売れない日々」を長く過ごした。竹山はデビュー後、プロの洗礼に耐えきれず逃亡を重ね、その浪費癖から借金地獄の20代を送る。一方の大久保もデビュー直後から相方だけが人気者となり孤立、OLとの二足のわらじ生活を強いられる。苦闘時代とその後の大ブレイクを経て現在に至る二人の心の支えになった音楽は?

 

カンニング竹山さん
福岡の裕福な家庭に生まれる。小学2年のとき、初めて買ったレコードが1曲目「ビューティフル・ネーム 」ゴダイゴ。TVで観て衝撃をうけた。

小学校3年で父親が経営する会社が倒産。裁判所からの自宅差し押さえの光景が今も脳裏に焼き付いている。小学4・5年で家計を助けるためフードコートのうどん屋で働く。客捌きが上手くなる。唯一の楽しみは“お笑い”。ツービートのたけしに憧れる。漫才師になりたいと思うようになったが、高校生のときにバンドブームが訪れ、いったん漫才は置いといて、バンド活動開始。

その頃ハマったのが2曲目「20th CENTURY BOY」T.REX。外見もマネていた。メンバーの一人がお笑い好きだと知り、ライブの合間のMCで二人面白トークをするようになり、続いてショートコントも、やがて50分のライブで曲演奏は2曲ということに。

高校卒業時、真剣にお笑いの道を考える。腕試しのつもりで地元福岡でオーディションを受けると優勝してしまい、そのまま地元デビュー。しかし、プロの世界は深夜までダメだしが続くなど想像以上に厳しく、ある地方への営業先へ向かう車中で聴いた曲が、3曲目「旅姿六人衆」サザンオールスターズ

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この曲を聴いて、そうだ、やっぱり東京へ行こう!と決め、逃げ出した。が戻る。

何度も逃走を繰り返した結果、ある時このままでは本当にダメだと思い、父親から30万円貰い東京へ・・のつもりが、大金を持つと日本中を旅したい気持ちになり、北海道へ。そこで出会った外国人宣教師に“トリームズ カム トゥルー”と言われ、はっとして、東京へ。

あてもなくある食堂に入ると、のちに相方となる同級生の親友とバッタリ会い、ひたすら遊ぶ日々へ。ふと、何しに東京に来たかを思い出し、二人で漫才をやると決め、いくつかの芸能事務所にネタ見せし、所属先が決まる。すると日々楽しくなり、一年以上ネタを書かなくなり、その頃知った曲が4曲目「Tears On Snow」東京スカパラダイスオーケストラ

やがて、自堕落な生活にどっぷりはまり、7年目には結婚はしたが収入なし、お金がないのに後輩におごったりして借金450万円。30歳目前にして、もうお笑いの世界から足を洗おうと決めて最後のライブに出た。このブッチャーブラザーズライブが大きな転機となった。どうせやめるんだと、客の前で本音をぶちまけ(後のキレ芸につながる)ると、場内はしーんとなったが、かまわず続けて舞台のそでに引っ込むと、リッキーさんが腕を組んだままひとことつぶやいた。「売れるぞ!」と。

このスタイルで続けて最初の1〜1年半は売れなかったが、徐々にコンテストで優勝するようになった。この間心の中で流れていた曲が5曲目「自由への疾走」レニー・クラヴィッツ

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いつも自分を鼓舞していた。

 

大久保佳代子さん。
小学生時代は明るい子。アイドルが好きで、たのきんから始まりシブがき隊へ。初めてレコードを買った曲は、1曲目「サムライ・ニッポン」シブがき隊。まあまあのブスだったが(まあまあじゃないでしょ、と竹山さんのツッコミ)、アイドルになれるんじゃないかと思っていた

13歳のとき、漫才ブーム到来。ビートたけしさんに憧れた。男のアイドルとしてカッコよかったと。2曲目が「OK!マリアンヌ」ビートたけし

高校に入学して三浦やすこと出会う。高校3年間、数名のそんなに可愛くない女子数名が集まり、男子と口きかない同盟を作って、仲間だけでエンジョイした。プロデューサー気質の三浦さんが大久保さんに、アレしたら面白いかもと指示して面白いヘンなコトをやらせていた。例えば、ひとりタンゴをしながら廊下を歩く、みたいな。竹山さん曰く、いじめに近いもの。

高校3年、誰にもある“抑圧されてる感”でいっぱいだった。バンドブームもあって、よく聴いた曲が3曲目「世界のまん中」ザ・ブルーハーツ

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東京に行きたい!と思い、この曲を聴きながら受験勉強した。

千葉大学入学。男子と出会うためスカッシュサークルに入部したが、やはり相手にされず。お笑いが好きなこともあり、別の大学に入った三浦さんと早稲田大の寄席演芸研究会に入部。ここなら女子大生扱いされると思いきや、また雑用。夜中先輩男子に呼び出され、酒を買いに行かされ、もどって来ると、可愛い女子がいて、「彼女が来てくれたからおまえは帰れ」と外に出された。彼女が来なかった時の保険?茫然としていると雨が降ってきた。4曲目「雨」森高千里

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まさしく、この気分だった。

恋愛がダメでもお笑いがある。三浦さんと組んでオーディションを受けると、当時二人ともブスという女性コンビは新しい!と言われ、“オアシズ”結成、21歳デビュー。しかし、三浦さんだけが売れる。コンビバランスが崩れ、多少ギクシャク。だが、ここでやめようとは全く思わなかった。カスタマーセンターでOLもし、もしかしたら女優が向いてるかも(おいおい、違うだろ、と竹山さんツッコミ)と小劇団にも入って活動を続けた。この頃聴いていた曲が5曲目「世界の終わり」THEE MICHELLE GUN ELEPHANT

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なにかヘンな自信があった、面白いのは私じゃないかと、続けていればいつか誰かが私を見つけてくれて引っ張ってくれるんじゃないかと。高校の頃タンゴを踊ってたのは私だし、そんなことをやってた自分というものが支えになってるのかも。

こんな感じで第一夜終了。

 

私、特にこのお二人のファンではないのですが、“お笑い”の世界にいる人で、苦汁を味わって遅めにブレイクされたという点に興味がありました。曲のラインナップを拝見すると言葉を尽くして自分を語るより、それ以上の想いの一端などが垣間見れますね。意外と激しい気持ちもあり人間臭くて良いですね。第2夜ではどんな曲が登場するのでしょうか。楽しみです。自分の10曲って・・すぐには並べられないなぁ。

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日々感謝です。