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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「100分de名著〜アドラー『人生の意味の心理学』〜」第1回を観て。ドラマ「嫌われる勇気」スタートまでに!

こんにちわ、SUMIKICHIです。

昨年の10月に放送された「100分de名著 アドラー『人生の意味の心理学』」をいつか観ようと思いながらも録画したままにしていましたら、1月クールのドラマで「嫌われる勇気」があるのを知り、おっ、これは観ておいたら倍楽しいかもと、今更ですが急いで視聴いたしました。

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ルフレッド・アドラーは、フロイトユングと並んで心理学の三巨頭の一人。個人心理学(実践心理学)という新しい心理学を創設し、教育や人材育成、カウンセリング等の領域で今も大きな影響を与えている人。ゲストの哲学者・岸見一郎さんの著書、アドラーの理論をもとにした「嫌われる勇気」はベストセラーですよね。ちなみに数ヶ月前から図書館予約してますが、400人待ちです。生存中に借りれる?「幸福論」も気になったままです。

番組HPに番組内容がまとめてありますが、自分の備忘録としてざっくり綴っておきましょ。

第1回のテーマは〜人生を変える「逆転の発想」〜
アドラー心理学の基本概念を学ぶことで、私たちの常識的な見方をひっくり返し、人生や幸福についての考え方をシンプルに転換する。

 

まず、アドラー心理学の誕生。
オーストラリアのユダヤ人家庭に生まれるが、幼い頃にくる病を患い健康な兄に劣等感を抱きながら育つ。病を克服し医師になり、内科医としてウィーンで開業。そこは、有名な遊園地のそばにあり、多くの大道芸人たちが患者として来院し、看ているうちに、彼らが幼い頃は身体が弱くて、マイナスな身体的ハンディキャップを何かで補おうとしてきたことが性格や行動に影響しているのではないかと考える。

“劣等感”に着目したアドラーは、精神科医の道へ進み、当時フランスで夢判断で話題になっていたフロイトの勉強会に参加し、ともに研究するようになった。転機になったのは、第一次世界大戦経験。精神科医として従軍し、傷ついた兵士が再び兵役につけるかどうかを判断する任務についた。多くの兵士と接するうちに独自の理論を築いて行き、やがて学説の違いでフロイトと決別する。

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“劣等感”は神経症にもつながるけれども、アドラーは人生に立ち向かう“力”も生み出すと考えた。さらに、二人とも戦争体験をしているが違いがある。

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アドラーは、だから仕方がないんだと終わらせるのではなく、“これからどうするか”を考えて行く。

 

では、アドラーは何に注目したのか。
ここでアドラー診療所寸劇が始まる。先生のもとに診療所のチラシを持った女子高生が訪れる。

[女子]  ここに、“人は変われる、世界はシンプルである、誰もが幸福になれる”って書いてあるけど、人間ってもっと複雑じゃないですか。

[先生]  実は、世界が複雑なんじゃなくて、あなたが世界を複雑にしているんだとしたらどうかな?

      アドラーは考えた
       「人は客観的な世界ではなく、主観的な世界に住んでいる」と。

[先生]  だから、この瞬間からでも人は変われる。もし変われないとすると、変わりたいと思ってないからにほかならない。

[女子]  兄さんなんか、いじめや受験やいろんなことで引きこもって外に出られない。誰にだってそれなりの原因がある。

[先生]  過去の原因からではなく、今の目的から考えることだ。兄さんは不安だから外に出れないのではなく、外に出たくないから不安という感情を作り出してるんじゃないのかな。

[女子]  外に出たいと思ってるはず、でも、過去のトラウマで・・

[先生]  いつも過去に原因を求めている。原因に捉われていては一歩も前に進めませんよ。目的に目をむけなくては、人生はすべてあなたが決めているんですから。

 

この寸劇を整理すると

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平たく言えば、同じ状況において怒る人もいれば笑う人もいる、我々はそれぞれ自分が意味づけした世界に住んでいるのだ。

“トラウマ”については、今の自分が生き辛いのは、家が貧しかったとか親に愛されてなかったからだと過去のせいにして、つまりそんなつらい事が自分の人生に大きく影響しているのだと意味づけしているだけ。

このように過去の経験が今の生き辛さを決定していることの原因であるという考え方を「原因論」と言う。
それに対して、アドラーの考え方は「目的論」。「自分がどうありたいか、どうしたいかが自分の人生を作って行くというもの。目的論=未来は自分で決めて行ける。ざっとこんな感じのようです。

 

このトラウマについては、スタジオの伊集院さんは少し腑に落ちないご様子。私もちょっと、ん?ですね、トラウマは本人の意味づけでどうにでもなるものではなく、治療対象になるほどのものだと思っていましたので。虐待とかネグレクトなんてのは、ね。きっと、100分という限られた時間内での説明ですのでバッサバッサ切ってる部分もあるのでしょうね。

 

話を戻して、私たちがどう意味づけるかを“ライフスタイル”と呼んだ。その人が持っている独自の世界観のようなもの。ここでまた寸劇。

[先生]  例えば、向こうから自分が密かに憧れている男性が歩いてくる、すれ違う時、なぜか男性が君から目をそらした、君は男性の行動をどう意味づける?
[女子]  嫌われてるのかなーと思うかな・・
[先生]  目にゴミが入ったとか自分に気があるからわざと避けたんだと思う人もいるかもしれない。そういうのを“ライフスタイル”という。
[女子]  気があるなんて思えないよ。
[先生]  私なんか相手にされないよと思う方が楽だからね。自分に気があるからだと意味づけした場合、次に相手に話しかけるというステップに踏み出す必要がある、たとえ勇気を出して話しかけても無視されるかもしれない、運よく付き合えたとしてもふられるかもしれない。未知の世界に踏み出すことを人は無意識のうちに恐れている。色々不満はあっても今のままの方が楽だから。いつでも変われるのにあえて変わろうとしない、むしろ、“変わらない決心”をしている。あとは、その“決心”を変える“勇気”があるかどうか。

  『人生が困難なのではない

    あなたが人生を困難にしている 

     人生はきわめてシンプルである』

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こういうことを一般には、“性格”という言葉を使って説明しているが、それだと持って生まれたもの、とか、変えにくいというイメージがつきまとうので、あえて“ライフスタイル”という言葉を残している。

この“ライフスタイル”を変えるコツは、変えないでおこうという決心を取り下げる、無意識で身につけているので、まず、ライフスタイルを意識化し、どんなライフスタイルに変えて行けば良いかを知ること。ただ変えればいい、では変えれない。

アドラーは、『3日あれば人間は変われる』と言っている。スタジオ、びっくり。

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以上ざっくりでした。1回目にしてすでに、はっ!ずきっ!と反応してしまう所が随所にございました。早期退職前に随分の期間を内省時間に充てて自分を見つめ直したつもりでしたが、捨てたはずの負の考え方の癖が蘇ったりしました。たしかに、不本意で燻った状況にいても変わるための労力と結果(どうせダメでしょ)を想像すると、まぁ現状でいっか、とやらない理由を適当に見繕ってた時もありましたね。何より勇気がなかったな。って、今は、なんだか半分他人事みたいです。

ちなみに、ドラマは刑事ものらしいですが、どんな解釈、演出なのか楽しみです。倍楽しむためにあと3回分制覇するぞ!また、ずきずきするのかな。

日々感謝です。