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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「100分de名著〜レヴィ=ストロース『野生の思考』〜」第1回を観て・・難解過ぎる。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

先日更新しました図書館本記録⑦つながりで、Eテレ「100分de名著〜レヴィ=ストロース『野生の思考』〜」第1回放送分を観ました。内田樹氏が自身の著書で引用なさったり、村上春樹氏を解き明かす材料にもされていたのを読んで(解釈間違いでしたらすみません)、偶然にも同時期に録画した番組を急いで視聴。 

 

sumikichi52.hatenablog.com

 

けれど、お恥ずかしながら、未知の難解な分野でしかも私の能力では消化しきれず、まとめきれませんので自分の備忘録として雰囲気だけ綴らせて頂きます。テキストが販売されているようですので、そちらで確認された方がストレスも誤りも無いと存じます。といいますか、誰も興味ないでしょうね。

 

そもそも、このクロード・レヴィ=ストロースって方を知りませんでした。
「二十世紀最大の人類学者」と呼ばれるフランスの文化人類学者とのこと。1908年生まれ、パリで育つ。学生時代、哲学に関心を寄せるが、現実とかけ離れたことを論争し合う哲学に次第に幻滅し、民俗学にひかれていく。ある時、ブラジル・サンパウロ大学から教授の仕事が舞い込み、快諾。講義の傍ら休みの日はアマゾン川流域の先住民族たちを訪ね、フィールドワークを重ねた。そこで、レヴィは、彼らの文化は遅れたものではなく、豊かな人間性を備えていると感じ「未開社会でも人間は知性によって文化を形成してきた」と考え、まとめたものが『野生の思考』。第二次世界大戦後のヨーロッパの政治思想に大きな衝撃を与えた著書。

 

第1回のテーマは〜「構造主義」の誕生〜。
第二次世界大戦中、レヴィは戦場に赴き、ある日景色を眺めていたらたんぽぽの花に目がとまる。美しい秩序を持ったたんぽぽの花弁を見つめているうちに“構造”の考えを思いついた。「自然界の秩序と人間の思考の秩序は本質的に同じではないか」と。

そして、友人の言語学者ローマン・ヤコブソンと議論する中で、あらゆる現象を言語学的構造から解明する「構造主義」という方法を手にした。

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言語の成り立ちは、人間が聞き分けることのできるごくわずかな音だけを自然界から言語音として取り出し、それぞれの言語音を区分し、組み合わせることで母音や子音という言語の最小単位である音素を作り出す。その音素を組み合わせることで、言語を生み出している。このように文化も同じ構造を持って作られていると考えた。

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レヴィは、構造主義の分析で「未開人たちの文化も西欧文化と変わらない高度なものである」と証明して行く。

 

母国語を知らない人同士は会話をしてもお互い音にしか聞こえない。人間は、本来いろんな音が出せるのに、ごく少数だけの音だけを取り出して言葉という規則(脳にセットされている)を使っている、とすると、人間の文化では、音韻のレベルと同じことがおこっているのではないか、人間が動物として成し得る可能性の中からいくつかの要素を取り出して組み合わせて文化を作る、といえるのではないかと。文化の要素と自然的な要素が一体となって文化のシステムを作るのが『野生の思考』。・・・・全くイメージ出来ないんですけど・・この私の文章で理解できる人はこの世には存在しないでしょう。

 

続いて(私、置き去りにされたまま)、未開社会の人たちも世界をあらゆる角度から徹底的に研究しているということの説明。「トーテミズム」。人間と自然の間に密接な関係があるという直感からうまれたもの。北米の先住民たちが作るトーテムポールは一族のトーテムと神話(つながり)をあらわしたものだが、19世紀以降捉え方が変化してきた。
しかし、レヴィは、トーテミズムは「世界を分類し、体系化する高度な思考方法」と考えた。アフリカのヌエル族は“双子は鳥である”と表現するらしい(この文言、唐突にすみません、自分の備忘用)。また、北西海岸の先住民の写真には、家の壁に描いたトーテムの前で「俺たちはこのトーテムの人間だ」と言わんばかりの表情で写っている。

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日本のトーテミズムとして例を上げれば、船場の商店の“暖簾(のうれん)”。「暖簾を背負って“信用”第一に生きます!」ってこと。先住民もなぜトーテムを背負ってるかというと“信用”なのだ。こういう具体例を言って下さると非常にわかりやすくて助かります。

『野生の思考』から私たちが学ぶことは、失ってはいない野生の思考、潜在能力は押さえつけられていて、これを開放していかないと人類自体が袋小路になっている社会構造を変えられない、そうです。う〜ん・・・。

 

最後に、MCの伊集院さんが、例えば、体温計がどんどん進化してるけれど、母親がおでこをくっつけて、あっ、子供が熱がある!って思うことは、体温計で絶対的な数値が測れること以上のものがあるってことですか、こんな時に子供が親の愛情を感じたりする方にいろんなデータが入ってるんじゃないか、みたいなことをもう一度見直しましょうよ、ってことでしょうか。と質問して下さり、少し動悸がおさまりました。ありがとうございます、伊集院さん!

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えーっ、この記事は、著者・著書の読み解きというより、私は挑戦した!という実績作りみたいなことになってしまいました。ここまで読んで下さった方はいないでしょうが、内田氏が記していた『ブリコラージュ』は第2回放送で出てくるようですので、また懲りずに挑戦します、勝手に。とにかく、内田氏の村上春樹論に、『構造主義』とか『ありあわせのもので』などその他諸々頻繁に出てくるんですよね。消化不良ですが、全く何も知らなかった時よりも、物を書くという業がいかに深いかというのがうっすらわかり、ちょっとだけワクワクはしました。この記事、書くのやめよ、と一旦は思いましたが、“はちゃめちゃな自分”をのこすのも面白いもの。けど、漫才ネタを他人に見て貰う(まだ書いてないけど)のと同じくらい恥ずかしいなぁ。

ちなみに、私は特に村上春樹の大ファンというわけではございません。それと、番組は難解でしたが、最後まで観ることができたのは、ずっと気になっていた、NHKドラマ『ハゲタカ』にレンズ職人として出演されていた年配の男性が朗読されていたからです。田中泯という名の舞踏家の方だったんですね。素敵。

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日々感謝です。