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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

NHK「フェイス フロム・アメリカ〜彼らがヒロシマで見つけたもの〜」を観て。平和公園に行ってみた。

TV番組 日々のコト 生き方 観光・イベント

こんにちわ、SUMIKICHIです。

あまり観ない番組NHK「フェイス」ですが、テーマに引き寄せられてしまいました。“フロム・アメリカ〜彼らがヒロシマで見つけたもの〜”。

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最近、広島市を訪れる外国人観光客が急速に増えているようです。特に多いのが、アメリカ人観光客で去年度は15万人を超えたとのこと。弾みをつけたのが今年5月のオバマ大統領の歴史的な広島訪問だそうです。また、アメリカの旅行ランキング口コミサイトでは、2012年、2013年と2年連続で、広島の原爆資料館が1位に、訪れて良かった日本の場所として毎年上位に入っている、“その訪問を忘れることが出来ない”“本当に考えさせられる”と、外国人の増加に拍車をかけているとも。

番組では、増え続けるアメリカ人観光客の一日に密着。彼らはどこで、誰と出会い、何を感じていくのか。体験を語る被爆者や、広島にやってきて人生観を変えたアメリカ人教師の姿を通して、彼らが“ヒロシマ”で見つけるものとは何かを探っていきます。

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平和公園でインタビューに答えてくれていた方々は、本で読むのと実際に見るのは感じ方が違う、衝撃的で悲しい、ショックなどと口々に話していました。中には、自分がアメリカ人というこで罪の意識を感じて広島の日本人ガイドさんに個人的に謝ったり、アメリカに対して怒りはないのですかと尋ねたりする人もいるようです。

アメリカの中で時間が経って、見つめ直そうという動きが出てきているんだなとガイドさんは感じるそうです。

こうしたやりとりの風景は、これまでにも何度となく目にしてきましたが、画面に映っていた外国人、特に若者の多さに驚いてしまいました。カジュアルな格好の外国人がこんな平和公園にいるなんて。

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ここから、特に印象に残ったアメリカ人男性のアシュリー・サウザーさん41歳の想いを綴らせて頂きましょ。

アシュリーさんは、少年時代に、アメリカで活躍していたプロレスラー、ザ・グレート・カブキさんの試合を観て、日本に興味を持ち大学で日本語を学び、1997年に来広。現在は、東広島の中学・高校の英語教師として教壇に立っている。妻と子供二人の四人家族で、教師以外にプロレスラーとしてリングにも立っている。

アシュリーさんは、

「最初は、普通のアメリカ人の考え方と同じだった。原爆を落としたのは悪かったけど、戦争を終わらせるためには必要だった、全て正義を守るためだと解釈してきた。しかし、妻の祖父の戦争体験話、例えば、死体の山、死体の絨毯の上を歩いたことなどを聞いたときは本当に衝撃だった。その死体ひとつひとつが自分の家族だったらと考えると、それが起こったことを正当化する適当な理由が見つからなかった」

と来広当時を振り返る。ちなみに、アシュリーさんは日本語が達者でらっしゃいます。

価値観が変化したアシュリーさんは、1999年にパレスチナへ行き、大学講師や医療ボランティアとして活動。アメリカから敵だと思われている人たちのことを知りたいと思ったのだそう。実際に会うと、一般のイスラムの人たちは貧乏だけど人間性は裕福、食べ物を分かちあい家族を愛し、友と笑い合う・・。

「僕は先生なんですけど、一番いい先生は、“経験”なんだと思ってる。いくら本を読んで頭でわかっていても、心で感じないと」と言う。

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ある日、アシュリーさんは、授業で“9・11同時多発テロ”の話を生徒たちに話した。アシュリーさんは丁度その時そこに居て、イスラム人と遭遇。差別とか怒り、恐怖よりも、可哀想と思ったという。メディアなどで悪いイメージがあるが、本当のことを知ってほしい、パレスチナイスラム教は美しいと感じた、思い込みだけで判断してほしくないと(あっ、決して政治的、宗教的な意図での発言ではないので誤解なきよう)。

「私たちは異文化を知らない。知らないということは、怖くなる。あいつ何考えてるかわからん、こわい、みたいな。恐怖が嫌いという感情を生む。嫌悪が戦争になる。他人を知ろうとする、try to know。理解しようとする、try to understand。この気持ちによって、この繰り返し(下の英語)を止めよう。そう願います、I hope so」

       ignorence→fear→hate→war

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  (ちなみにドームから、原爆ドーム、灯、碑が一直線上に見えるよう設計されているらしいです) 

 

そんなアシュリーさん、最初は、広島で原爆ドームを見ることは、アメリカが悪いことをしたと認めることだと思い平和公園に来れなかったという。けれど、今は、ここによく足を運び時間を過ごすようになった。

「ここは思索に耽る場所。ただ思慮深くなる。何分か立ち止まって、ここで何が起こったか、そして、まだシリアで、パレスチナで、世界のいたるところで続く戦争について考える」

それにしても、思索に耽るとか思慮深くなるって言葉、よくご存知で。

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「“安らかに眠って下さい 過ちは繰り返しませぬから”。普段、日本語であまり主語が使わないのは、いつも意味があいまいで面倒くさいと思っているけど、今日これを見ると、すごい素敵だと思う。私か、あなたか、そういうはっきりせずに、区別せずに、あきらかに“We”っていう意味ですよね」

 

ある外国人観光客のメッセージ
今後はお互い言い争わない世界に前進していきたい“僕たちみんなで”・・We。

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番組を観てふと思い立ち、翌日平和公園そばにある友人のカフェに行く前に、立ち寄ってしまいました。平日ですのに、確かに多くの外国人観光客が熱心に資料を読んだりされてました。この記事の冒頭から載せている写真はその時私が撮ったものです。私が取材していた20数年前とは様変わり。あっ、たまーに通りますね。被爆者が亡くなられるとともに原爆の惨禍が風化する危機感はありますが、こうして世界とつながっていってるんだなぁーと有難く思います。そういえば、定年退職されたもと上司が、被爆者家族の語り部ボランティアを始めたらしいという噂を耳にいたしました。私はこうして見に来ることしかしてないなぁ。

せっかくですので、原爆ドームを少しばかり。後日、別記事で下手なドーム写真と今回全く触れなかった原爆ドームのことも少し載せるつもりでございます。

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最後に、心に残ったコトをひとつ。思わず写真を撮らせて頂きましたが、おひとりで静かに手を合わせてらっしゃるお姿に、何かじーんとくるものがありました。

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今度は、20年ぶりに資料館にも入ってみるつもりです。

日々感謝です。