今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

TV番組「サワコの朝〜夏井いつき〜」を観て。俳句、作ってみる?

こんにちわ、SUMIKICHIです。

先日、いつか行きたいひとりぶらり旅用(ホントに行くの?)なんですけれど、ミニ歳時記を購入いたしました、。

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決して、俳句に挑戦!ではございません。今結構気に入ってる番組、「プレバト」での俳句コーナーを観てるだけで十分。全く思い浮かばないですし。

そんな私が、何を間違ったのか、休日の朝放送の「サワコの朝」を録画視聴いたしました。ゲストは「プレバト」で講師をしてらっしゃる俳人・夏井いつきさん。この方の、リスクを背負ってのお振る舞いに共感してまして、ちょっと興味があったのかな。あら?私にも俳句作れたりなんかして?って勘違いするほど興味深かったです。

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俳人。夏井いつきさん、59歳。愛媛県出身で、もとは中学校の国語の先生。31歳の時俳句の道へ。俳句の楽しさを伝えるため、高校生の俳句コンクール「俳句甲子園」を立上げ精力的に活動。

番組では、「まさかバラエティ番組で俳句が注目されるなんてこれっぽっちも思ってなかった。“毒舌”になるのは、下手くそな俳句を詠んで何が言いたいのか推理しなくちゃならない、本番でまた話を聞くととんでもないことを言うし、こっちの身にもなってくれって気になりますよね。でも、いい句に出会うと血がきれいになるんですよ」とここでもバッサバッサ歯切れよし。

もともと本が好きで、ある時歳時記を手にして、あまりにも季語が面白く日本語の宝だと思いのめり込んだ。小説と俳句は違う、俳句は季語を身体の五感で感じるもの。“汗かいた”、も季語、“ハンカチ”、も季語、日常季語に囲まれて生きている。

「かつての教え子の男の子の話ですけど、久々に学校を訪ねた際、風が強く吹くなか、ぼうきで掃除してたの、するとその男子は『あの時先生が言ってた“青嵐”ってこんな風のことなんですね、先生言ってたなーって思って掃除してたんですよー』と話すんですよ、もう、俳句の種まきしてるわたくしは、嬉しくってね、感じてくれてるんだなと」と笑顔で語られてました。

ちなみに、青嵐って、青葉の頃強い風が吹く時があるそうで、そのことみたいです。素敵なエピソードですね。

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ところで、夏井さんは年間70本位の俳句ライブを開催しているそう。観客を巻き込んで俳句の作り方を披露。舞台に上がったおじ様に質問。

夏井   今日はお一人で来たの?
おじ様  妻は用事で来れませんでした。
夏井   ここで下の句が出来た、「妻は本日 来れません」会場(笑)
     で、上の句に「春うらら」をつけましょうかね、はい、出来た

     「春うらら 妻は本日 来れません」。会場(笑) 

     奥さんのお名前は?
おじ様  としみです。
夏井   「春うらら 妻の名前は としみです」また出来た。会場(笑)

へぇーっ、なるほど、そんなノリでいいのですね、とっかかりとしては。面白そう。

 

ここで、サワコさんにも作りましょう、とお誘い。私と一緒ならすぐ作れます、と強気な夏井さん。勝手にざっくり作ってみました。かなり初歩の初歩です。

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一部加筆修正して完成!なるほど・・。

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最後に、季語を用いることに肯定派と否定派があることについて、夏井さんは

「私は、季語と出会うことから楽しいという立場なので、季語を認識しないでやるのは損してる感じがする。季語を楽しみ尽くして作りたい。蟻とかでも、ああ冬の蟻だなぁと思って眺めていると飽きない、人生退屈と言う言葉がなくなる、俳句は頭じゃなくて五感を通して作る、その方が長持ちする気がする」

とお答えになってました。そして、旦那様の闘病中も、何百という句を作り、詠むことが祈りにつながると考えたそうです。

うっすらわかるような気がします。日々自分も風景を見て思索に耽っていると退屈しないですもんね。思索というより、煩悩まみれ?

 

そうそう、この番組では、ゲストの心に響く曲を紹介するようで、夏井さんはサザンの“真夏の果実”と自身の句を集めて横尾嘉信さんがメロディをつけてくれたという曲“密会”をチョイス。真夏の果実の“マイナス100度の太陽みたいに”の歌詞に鳥肌がたったそうで、親子でよく口ずさんでいるそう。“密会”は、マユミーヌさんが歌ってるのですが、出だしで素敵!と感じる曲。って、この方を存じ上げてないのです、すみません。

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毎週「プレバト」を観ていたら、日本語や季語の奥深さ、美しさ、見えないはずの景気・情景が脳裏にほわんと浮かぶ瞬間の心地よさなどを感じて、日本人にうまれて、いえ、日本語を使って生きていることを幸せに思うのでございます。しかし、う〜ん、俳句・・作れるかなぁ・・といいますか、作りたいの?私。そこが問題。

日々感謝です。