市民ミュージカル劇「シンデレラ」&地元劇団「朝食はティファニーで デザートは毒薬!!」を観て。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
昨日夕方からあった、友人が出演する市民ミュージカル劇「シンデレラ」を観てまいりました。
その地区近辺に住む市民なら園児からご高齢の方まで誰でも参加できる市民劇で、夏前から練習が始まり、年に一回この時に公演されます。私も演劇仲間に誘われて、クラシック歌唱が出来ないのにのこのこ参加した経験がございます。
歌なしで台詞のみの役。そんなことは置いといて。
1,200人位?収容可能な大きなホールですが、ほぼ8割埋まっていたかな。豪華なコスチュームに素晴らしい歌。プロではないけれど、チケット定価料金2,500円は惜しくない感じでした。舞台下では、ボランティアの演奏者さんが誠実に場面に合ったメロディを奏でてらっしゃいました。5歳くらいのちびっこ達もちゃんと踊りと歌を覚えて、間違わず演じていまして、それはもう可愛くて、愛らしくて、母性本能欠落者の私でさえ思わず「かわいーっ」と漏らしてしまうほど。ここまでやるのにどれだけ練習したのか・・経験者はその時間に想いを馳せます。
もちろん、大人の演者さんにもです。主人公のシンデレラさんは中高年かなとは思うのですが、もとどこかのミュージカル劇団員さんかなと思えるほどでした。前回参加した時は、群衆のひとりだった女子が、成長して名前とたくさんの台詞がある役を演じていて、良かったねと心の中でエールを贈っておりました。手作り感満載のこの舞台、ほっこりさせて頂きありがとうございました。
この他に、後輩から招待券を貰った地元のセミプロ劇団の公演「朝食はティファニーで デザートは毒薬!!」にも行っておりました。この劇団は歴史が古く、演者さんも私より少し上の年代の人が多そうですが、なにがなにが元気すぎる、若すぎる、面白すぎる、芸達者な女性のリーダーが勢いありすぎる、すべて“すぎる”、Too much!難しいことは考えず、日常のうさを晴らして下さい、みんなで笑いとばしましょう!が劇団の信条なんですって。ロビーでは、劇団員募集の貼り紙がありまして、じっと見つめてしまいました。
地元劇団の公演時、いつも、私の“ずっとやりたかったコト”のひとつ、“演劇活動”について、物想う・・。若い頃、端役しか貰えなかったけど、大きな舞台に立っていた。観客は少なくてコスチュームは普段着。市民ミュージカル劇のように華やかではない。でも前回、参加した時、華やかな大きな舞台で一瞬でもスポットライトを浴びて覚えた台詞を口から吐いた。
―その時、舞台で、私は何を想っていたのだろう?―
恍惚感?自己陶酔?優越感?生きてる実感?自己満足?・・・何だろう、自分の潜在意識がわからない。
いつも、ブログで、言葉で自分を語る虚しさを歌や演劇なんかで昇華させたいみたいなコトを綴っているが、大きくて華やかな舞台を観るとおののいてしまう、たしかにやりたいのだが、どういう場所でなのか、何をなのか向かう先がわからない。歌うたいにしても同じだ。これって、結局そんなに本気でやりたいわけじゃないんじゃないの?につながるのだろうか。こんなモヤモヤ感に埋もれているときに、私は、孤独、ひとり、を強く感じる。やはり、ひとりでは何もできないのかなぁ、と。
そんなコトを抱えながら、私は、きっと、また舞台を観に行くのです。
日々感謝です。