今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

Eテレ「団塊スタイル〜歌と夫に支えられ 高橋真梨子〜」を観て。憧れます。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

先日放送のEテレ「団塊スタイル」は高橋真梨子さん特集でございました。私、真梨子さんの曲、声、歌い方、雰囲気全て好きなんです。以前、友人たちとのカラオケではなく、人前で真梨子さんの曲「アフロディーテ」を歌った経験がございます。

 

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その時、CDも購入いたしました。すみません、好きと申しましても、追っかけするほど大ファンというわけではございませんが。

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ですから、番組を凝視いたしました。

広島で生まれて、博多へ転勤。幼い頃、ご両親が離婚され、父親は病気で37歳で死亡。母親は恋愛に忙しく、真梨子さんは孤独を抱えて育ちます。心の寂しさを埋めてくれたのが、歌。歌手になりたいとジャズ演奏者だった父親に相談すると、アイドルではなく、スタンダードジャズを勉強しなさいと教えられ、難しいジャズを学びます。16歳でステージに立って歌っていると、スカウトされ、東京に出て思いとは違うアイドルを3年間やったが、やはり、自分はアイドルをやりたいわけじゃないと博多に戻り、再びステージに経ち続けます。そこへ、ペトロ&カプリシャスのメンバーが来て、歌ってほしいと誘われます。そして、「五番街のマリー」「ジョニーへの伝言」など立て続けにヒット。やがて、独立して「桃色吐息」を出すと大ヒット。

ですが、47歳の時、重度の更年期障害で一時休業。突然、歌手人生の危機が訪れました。救ってくれたのは夫のヘンリー広瀬氏でした。仕事だけの関係だった二人が、恋愛感情を持つようになったのは、ささいなことがきっかけ。ふと、食事の支度ができない真梨子さんの代わりに、ヘンリー広瀬氏が食事を作ってあげたら、真梨子さんが、おいしい、と言ったひとことに、なにかキュンとしたそう。今では、お互いが空気のように、ずっと一緒に過ごすとのこと。

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私、真梨子さんって、歳を重ねるほど美しくなられるような気がしています。しわや白髪、身体のたるみなど、外見の衰えは置いておいて、雰囲気がクールでしなやかといいますか、媚びない感じが好きです。旦那様とのツーショットも素敵ですねぇ。

子供の頃、「五番街のマリー」「ジョニーへの伝言」はよく口ずさんでいましたね。大人な歌詞で理解出来てないのに、メロディーラインがこれまた大人な感じで。って、どんな感じでしょうかね?大学生の頃は、カラオケでたまに「桃色吐息」を歌い、「for you」「ごめんね・・」を、締めで必ず。真梨子さん風に、出来るだけ力強くサラっと歌うようにしてるんですけど、なかなか。すごく、ぶっきらぼうでクールな歌唱(個人的見解です)なのに、なぜ切ない気持ちになるんだろう。

コンサートにも一度行ったことがあり、確か、中高年になられていたと思いますが、味があって良かったのを覚えています。真梨子さんのような声を持っていたらなぁーっと思ったりしましたね。

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番組で、なぜその歌声に魅了されるのか?を音の専門家が説明されてまして、高橋さんの声質はざらざらしたゆがみが倍音になって聴こえるからとのことです。真梨子さんと音楽活動を共にしてきた夫・ヘンリー広瀬氏は、彼女の中のさびしさや孤独感だと。それを表面に出さないように歌うところじゃないかとおっしゃいます。なるほど。歌っている時の表情は、いたってポーカーフェイスで、でも時折、せつない表情に見えたり。

真梨子さん自身、MCの質問「歌に気持ちを込めて?」に対して、「いえ、全然、込めませんよ。皆さんそれぞれで想ってもらえれば」と笑いながらお答えになっていました。「私にとって歌うことは、衣食住と同じもので、毎日必要なモノ、息するのと同じことなんです」とも。

 

なるほど、ほるほど。納得でございます。そういえば、数か月前にNHK「SONGS」で真梨子さん特集を観まして、記憶違いでしたら申し訳ないのですが、他のアーティストの曲をカバーしていて、その選曲と歌声がまた良いんですよね。真梨子さんが歌うと「ワインレッドの心」「ロビンソン」「襟裳岬」などなど、カッコイイ大人の女性版になります。私も歌いたいなと思っていた曲とかぶってるのがちょっぴり嬉しいですね。

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とにもかくにも、真梨子さんの魅力って、孤独感を纏いながらでもずっと、そっと、そばにいてくれるパートナーの存在あってこそなんでしょうね。おひとり様道まっしぐらの私でも、こんなお二人でしたら、うらやましいなぁーと思ってしまいます!

日々感謝です。