ＮＨＫスペシャル「足元の小宇宙～生命を見つめる植物写真家～」を観て。凄い！

こんにちわ、ＳＵＭＩＫＩＣＨＩです。

ＴＶ番組表を眺めていましたら、またまた私の心にヒットいたしました「足元の小宇宙～生命を見つめる植物写真家～」のタイトル。身近な草木の輝く瞬間を撮影してきた８２歳の写真家。只今、我が家の庭の草むしり活動真っ只中の私には、ぴったり。録画視聴いたしましたが、素敵な世界に誘って頂きました。

　　　　　　　　

番組内容をご紹介しようにも映像でご覧頂くのがベストですので、ネット検索して貰うとしまして、私は、写真家さんの簡単なご紹介(私が出しゃばらずとも良いのですが)と個人的に印象に残った言葉の数々を勝手に綴らせて頂く事にしましょ。広報コメントを参考にさせて頂きますね。ここで載せた写真は内容と無関係です。邪魔かも。

植物写真家の埴沙萠（はにしゃぼう）さん、８２歳。群馬県にある自宅周辺の山里で、地面にはいつくばって、寝転がって、ため息の出るような美しい植物たちの姿や、思わず笑ってしまうユニークな草たちの仕草など私たちでは到底気づかない極小の命を次々と発見していく。埴さんのレンズを通すと、一見地味な植物の風景が、躍動感あふれる驚きの世界へと変わる。

★湿度の変化によって、小さな人形のように踊り出すツクシの胞子
★機械のような精密さで遠くに種を飛ばす草花・カテンソウ
★美しく幻想的に舞うキノコの胞子　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　★余分な水分を排出し、宝石をまとったように輝く草・ワレモコウの葉　　ほか

　　　　　　　

１０年前位から、植物たちの素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいと、春夏秋冬、毎日その日出会った植物のドラマチックな写真に自らの思いを添えた感動的な写真エッセイをホームページに載せている。すみません、勝手に手書きしてみました、イメージが壊れるかと思いますが・・。

サボテンの研究者から植物写真家に転身したのは４０歳。当初は収入が不安定で苦労もしたが、野菜の人形作家の奥様の支えもあり、３０冊の写真集や図鑑を発行するまでになった。植物の成長過程を撮影するため連続撮影にセットして一夜を過ごす(セットすれば自動的に撮ってくれるけど)のだ。

　　　　　　　

さて、印象に残った言葉を少し・・・

◆日課の朝の散歩で題材探し。気になる草を見つけたら
「撮ろうと思ってカメラを準備していく、これが楽しいのかも。どういうふうに撮ろうかと思いながら。」

◆足元の植物にずっと目を凝らしていると、全ての植物に輝く瞬間がある。

◆目の前で、植物が動く瞬間を見たい、「生きてるんだなぁー」と感じる。

◆きのこの周囲をカバーで覆い、後ろから照明をあて、胞子が漂う映像を見ていると、やめられない、夜があけるまで撮ってる。

◆６０年以上、レンズを通して植物を見つめてきて一番大切なことは？
「生命の輝き」「生きるからこそある、種を飛ばしたりする植物の仕事、命の姿を撮りたいだけ」

◆どんな写真が撮りたいのですか？
「キラキラおひさまや光があたって・・・文章で書けないから、言葉に出来ないから、写真で見せたいということなのかもしれない。こうして一生懸命撮っているのは」

◆よく見る雑草・オオイヌノフグリの花は昼過ぎには落ちる。明日は次の花が咲く。いつも新しい花が咲くので、星のように輝いて見えるのだろう。そのはかなさに心奪われ、カメラを向けてきた。

私、早期退職してからこの４ヶ月半の間、全く興味がなかった様々なコトに目を向けて、可能な限り体感しながら日々を過ごしております。その中のひとつに庭いじり(ほとんど放置)があり、地面に顔を近づけて雑草や草花を見るようになるとそこは別世界なんですよね。虫とかは嫌なんですが、直径５ミリくらいの小さな葉っぱやこけなどを直視していると飽きませんね。撮ってみるもののほぼボケてますけど。言葉をつくして表現しようとしても無理ですね。

５０代前半にして、すでに老境の域に入ってるのかな。しかし、本当に日々贅沢な時間を頂戴しています。これを幸せと呼ばずして何を幸せと言うのでしょうか。ありがとうございます。この気持ちを何か人の役に立てるように表現できたらいいな。

そうそう、スーパーで買ってきたシイタケからも胞子の舞いが見れるらしいですよ。実験していました。もちろん、それ用に機材セッティングの必要ありですけれども。

　　　　　　　　

日々感謝です。