NHK番組「KAGURAスペシャル」つながりで生演舞を観てみたら・・。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
NHK番組の神楽特集で予習して、神楽イベントに出掛けました。というのは嘘か、偶然に番組を観たすぐ後にイベントを知ったのでございます。
午前「滝夜叉姫」と午後「八岐大蛇」に分かれており、まっ、雰囲気だけでいいから午前の部を観ることに。
へぇーっ、幅広い年齢層の観客がけっこう集まるんですね。この日は、安芸高田市美土里町北の日吉神楽団。明治初期に発足した山田組舞子連が始まり。昭和に入り現在の名称で活動。これまでいくつかの競演大会で優勝したり、昭和54年には、「西尾山八幡神楽」として広島県無形民俗文化財の指定を受けたりと、歴史のある神楽団。団員は20数人位で、仕事をしながら日夜練習をしているそう。
午前の演目「滝夜叉姫」は、平安時代中期、天慶の乱において平貞盛、藤原秀郷により、無念の最期をとげた平将門の娘・五月姫が父将門の無念を晴らさんと貴船の社に祈願をかけ、神より妖術を授かり滝夜叉姫となって天下に災いをもたらしていた。朝廷により勅命を受けた大宅中将光圀は山城光成とともに、陰陽の術で征伐するという物語。このあらすじをちゃんと聞いていて良かったです。この後の舞の意味が分かって助かりました。
写真はヘンな構図ばかりですが、雰囲気として載せておきましょ。載せすぎ?
回転、早っ。20㎏近い衣装を纏って何回転も。
鬼と化した滝夜叉姫との対決。
回転、早っ。
手作り衣装。
番組も観ていて良かったです。正直に申しまして、最初は、広場に簡単な舞台を設置して、何やらお気軽なイベントっぽく思えたのですが、思いのほか素敵で、豪華な手作りの衣裳や舞(キレやスピードのある動きなど)、さらに、団員さんたちの日々の取り組みにも想いを馳せることが出来ました。観客も徐々に増え、通りかかった買物客さんも立ち止まり、ざっと150人にはなったんじゃないでしょうか。私って影響されやすいですね、午後の部も観たくなり、一旦自宅に戻り、出直しました。なにせ暇なので。
午後の「八岐大蛇」は、古事記の中の大蛇退治の物語で、ご存知の方が多いと思います。素戔嗚尊が八岐大蛇に生贄として差し出す最後の姫を助けるため、大蛇に樽酒を飲ませ、酔った大蛇と大格闘の末退治。これもあらかじめ聞いていたので助かりました。雰囲気の写真を載せときましょ。
大蛇に飲ませるお酒の準備。
飲んでる、飲んでる。
酔っ払い始める?
やっつけていきます。子供たちノリノリ。
頑張って倒したのに、子供たちの興味は大蛇の頭に。
子供たちは自由で、いいですね。演者さんと会話?お兄さん、やったね!
めでたし、めでたし。あーっ、楽しかった!でございます。
余談ですが、この蛇銅って、古くなったら、バッグや小物に作り直して商品化しているようです。番組で紹介されていましたが、これが結構素敵でした。使いこんだ味のある感じで。シンプルで無彩色系のスタイリングに持つとお洒落?あっ、これは完全におば様の発想ですね。
ちょっと、想像以上に良かったのでもう一度観たい、他の神楽団も観たいと思い、ネット検索してみたら11月中旬に中国地方かな?近県含めかな?競演大会があるのを発見!車で一時間かぁー、朝から晩まで、一番安い自由席でチケット代が3,000円。うわぁーっ、どうしよう。お悩みが増えました・・・シンキングタイム・・・とりあえず、観光協会に問い合わせてみましたところ・・・電話対応して下さったおじ様?がとても感じの良い方でしたので、思い切って自由席を予約!事前だと2,500円。県北だから寒いだろうなぁ・・まっ、自宅も寒いけど。超・熱しやすく冷めやすい私、でも、熱することがあるのは生きてる証拠だ、冷めたら冷めたで、次がやってくる!そんな生き方をしている今の自分。その神楽大会のあとは、島でのライブだ!でございます。
全く興味がないであろう若人たちよ、是非一度ご覧下さいまし。イケメン(っぽい人)多そうですよ。化粧してるけど。
日々感謝です。