今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

NHK「オイコノミア流!40歳からの働き方」を観て。私、50代ですけど。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

最近ちょくちょく観ている番組「オイコノミア」。今回のテーマは、番組提案の「40歳からの働き方」。アラフォー又吉、この先お笑いで生きていけるか?将来を考えるとなんとなくブルーな気分になるというが、経済学の力を借りれば、気持ちよく働けるヒントが見つかる!?というもの。

50代の私には過ぎ去った年代ですが、引きこもり生活を送る自分にも何かヒントがあるかなと思いまして。と言うより、経済学の観点ではどんな切り口になるのか観たいだけですけどね。

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番組のゲストは、エッセイストの犬山紙子さん、80歳になっても働きたいが、今は出産を控え不安は高まる一方とのこと。

 

まず、又吉さんと犬山さんにキャリアプランを書いてもらいましたが、将来世の中がどうなるか予測がつかないので白紙のままです。20代の頃とは、悩みが変化しているとも言ってました。

そこで、大企業に勤める正社員男女20〜59歳対象に行った“年代別意識調査”(日本マンパワー調べ2011年)の結果、40代特有の回答が下記の4位と6位だそうだ。

Q、仕事をする上でどんな不安や悩みがありますか?
1位 給与・年収があがらない
2位 仕事が評価されない
3位 モチベーションが維持できない
4位 上司との人間関係
4位 会社の業績・成長・将来性に不安がある
6位 ボスト(昇格)が上がらない

業績が悪化すると、人件費の削減で管理職のポストも減る。50代になると何となく先が見えてくるが、まだ40代は先が見えない。働き方の転換期の真っ只中に置かれている年代。

 現在の日本の企業での働き方は、今の時代に合っていないのではないか。現時点での企業では、一般的に

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例えば、各部署に新入社員10人を配置したら、10年間競争させて、一人係長にし、次に係長グループの中で10年間競争させて、一人課長に・・と自分にもチャンスがあると期待させて働かせる、つまり、一生懸命頑張らせる期間が長くなる。しかし、これが問題になっている。頑張りすぎるということ。必要以上にやる気があることをアピールするため、長時間労働が増えるのだ。こういう現象を、経済学では、

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ねずみが回し車の中で走り続ける様子に例えた用語。聞いたことがあるような無いような。“遅い昇進システムは長時間労働を習慣化させる”。長く働いているように見せないと出世できないのだ。

 

会社も働く側も、どうしたら仕事が成功するのか、昔と環境が違ってきているからわからない。働いている時間と成果が一致しなくなってきた。

ここで、ちょっと変わった働き方を推進しているIT関連業務会社の紹介。本業とは全く職種の違う、例えば、趣味などでも良いので副業を持ちなさいと。それが本業に生かせることもあり、どこでもやっていけるというスキルはこれから大切だという。それで、そこを退職しても、そのあと交流して会社側も取引先が広がっているらしい。

2種類の名刺を作ってみませんか?

 

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ところで、犬山さんの心配する、子育てと仕事の両立問題。この問題については、現在行政も施策に取り組んでいるところだ。なので、この部分は割愛させて貰います。特に斬新な切り口もありませんでしたので。

 

最後に、技術革新のスピードが早く、ひとつの仕事をずっと続けるのは難しい。そこで長く働くならこういう考え方もある。

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この歳で仕事のスキルを見直そう。職人の世界は別にして、65歳で定年して、その後どうする?定年年齢が長くなると、職業人生が短くなる。40歳で仕切り直ししたら、スキルアップ出来る。同じ職業にしても、別の職業にするとしても再スタートを切り易い。20代にはまだわからなかったこと、自分には何が出来て、出来ないか、向き不向きも40歳ならわかってくることもある。もしかしたら、新卒社員と歳の離れた同期入社の同僚になる場合もあるかもしれないけど。

この考え方に、犬山さんはいたく感動し、子育てのために一旦戦力から離脱しても、40代になって働き始める時に、別の道で再スタートすればいいと。
ここで、再度キャリアプランを作ってみることになり、犬山さんは、子育ての後40代で、今は出版社を介して本を出しているが、そうではない方法で本を出す、その後、ゲームが好きなのでシニア向けのゲーム開発をして、老後は、そのゲームをして楽しく過ごす、というプランを立てることができた。

しかし、長く働くということは、訓練をいつもしていなくてはならない、昔のように若いうちだけ訓練すれば良いというわけにはいかない。ということで、何やら思いついた犬山さんは、ゲーム開発の前に「ゲーム作成の専門学校に行く」という項目を追加していた。自分は何に興味があるのか、好奇心を忘れず、前向きになれそうな気がすると笑顔で答えていた。

お約束の又吉さんのポエムは『出世したい感が強すぎる』。ざっとそんな内容。

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一回り下の年代、40歳。確かに、私も色々考えていましたね。まっ、私の場合は、入社してからずっと心の奥底で葛藤が続いてましたけれど。その頃は、番組でも言ってましたように、ちょっと先の未来が、予定が、希望が、目標が見えないんですよね。ざっくり、甘い、現実離れした夢は次々湧いて出ますが、それだけでは、動き出せないんですよね。現実の忙しさにがんじがらめにされて(言い訳半分?)、安定収入も捨てれないし。出世も、特に女性だと、望めないし(優秀女子は別でしょう)、でも、歳を重ねて、いつまでも下っ端仕事だとふと虚しさも覚えますし、私は何がしたいの?みたいな、ね。

特に、私のような家族もなく、ひとり気楽な身分ですと、自分の幸せばかり考えてしまいますから、我慢や忍耐が土壇場まで続かなかったですね。独身の皆さんが全てそうとは申しません、私の場合、です。家族をお持ちの方へは、本当に敬意を払います。長く働くのは大変良いことですし、人間にとって生きて行く上での重要な事ですけれど、50代以降は、可能ならばシニア人生に向けて自分が本当にしたい仕事、働き方の準備をした方が良いと思います。働きながらでも。65歳の定年を迎えた後に、と思っていたら気力も体力も衰えていて難しいのでは。やりたいと思った時が適齢期、何歳からでも始められる、と私も思っていますが、早いうちに見つかれば、その分長く充実した時間(精進する期間含めて)を生きられるはずですもんね。いつ亡くなってしまうかもしれませんし。こう考えますと、40歳にもし準備できるなら、ベストでしょう。でも、最悪50歳でも大丈夫です。とにかく、一度その年齢で、自分と向き合ってみることはおすすめします。それで、会社での出世を目標にするなり、転職するなり、ひとつのところで出世せずとも会社員を全うするなり、個人の選ぶ道は自由です。まっ、早期退職して、ぷらぷらしている私が言うと全く説得力ございませんね、失礼いたしました。

40歳も悩み多いよね、と勉強になり、私もまだまだ訓練(何の?)を怠らず、日々精進しなければと思いました。で、本日ヴォーカルレッスン初日ですので出掛けてまいります。精進、精進。なんか向かってる先が違う?

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日々感謝です。