今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

TVドラマ「異常犯罪捜査官・藤堂比奈子」最終回まで観て想ったコト。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

昨日、TVドラマ「異常犯罪捜査官 藤堂比奈子」が最終回でしたね。実は、毎回録画視聴しており想うコトも多少あったのですが、全般的に表現しづらかったので最後まで沈黙しておりました。えっ?特に構わない?そ、そうですよね。

観ようと思ったのは、ただ女優・波瑠さんが「世界一難しい恋」終了後、即レギュラー主演するらしい、そんなに旬なんだ、関ジャニ・横山くんはドラマ「ザ・クイズショウ」以来久々だわ、では詳細はいいからとりあえず拝見、そんな程度だったのです。初回を観て、ふ〜ん不可解、だけどまぁ次も、次もと続いた次第です。

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ここに来てあらためて番組HPを見まして「心の奥に、怪物がいる。あなたにも、私にも。」「“人を殺す者と殺さない者の境界線”を知ることが刑事になるきっかけで、ある心の闇を持つことから殺人犯に異常な好奇心を持っている」等々の文言を確認いたしました。

そうね、そんなドラマでしたね。確かに、人はみな(でもないか)単純な好奇心は大なり小なり持ち合わせているかもしれないな、が、実際普通は無理でしょ、一線超えるも超えないもないでしょ、殺した先に何が待っているかわかりますし、自分を価値ある人間とは思っていませんが大切には思ってますから、いくら憎くても殺した後自分が生き地獄に遭うのはいかがなものか、何より生きる権利を奪う資格は自分にはない、なんて正論ですが普通に思いますので、不可解なのです。 

この手の映画や小説も観たり読んだりはし、ある線までは異常犯罪者心理を推察?邪推?想像?は私見の範囲内でできますが、どうしても殺してしまう場面・気持ち、闇をリアルにはイメージできません。本当に人間そんな風になれるの?学術的に○○の分類って本当?やはり、私、凡人です。

犯罪心理学のプロファイラーが色々と分析しますが、現実もそうなの?侵入(この漢字でいいのかな)って本当に出来るの?何それ?と疑ってしまいますし、だから興味本位で観てしまうのかもしれませんが、不可解です。

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ですので内容というより、興味深く観ていたのは時折みせる波瑠さんの目の表情、動きですかね。子供に嘘っぽいと言われた時の目のリアクション、東海林に隠していた内面を指摘された時に見つめ返す目とか、個人的に上手いのか下手なのかよくわからない演技だと思っていますので、そのよくわからなさが時にマッチするのかななんて思ったり。関ジャニ・横山くんは、随分前「ザ・クイズショウ」で観て以来でその時の印象が残っていて、彼は繊細な何かを持ってるのかなと勝手に想像したりしてました。

そうそう、後半になって一番惹かれてたのは林遣都くん扮する心療内科医師の中島さん。林くんのファンでもなく、単なる端正な顔立ちの可愛い(失礼)俳優さんという認識ですが、中島医師のなんと申しますか、せつなさがたまりませんね。だいたいドラマで心理学を扱う医師ってこんなタイプですが、色の白さと役柄、心情が相まって良い雰囲気。自分だと藤堂刑事を救うどころか一緒に墜ちてゆく、今は刑事であるということにブレない強い気持ちを持つ東海林に引き戻してもらうしかないとわかっている、このジレンマ、せつないですねぇ、これって恋愛感情含む?と勝手に解釈するおば様をお許し下さい。

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全くの脱線で大変申し訳ありませんが、私の恋愛観とよく似ています。私は、話し相手だと自分と同じタイプの方が分かり易くて楽ですが、一生をともに生活して行くとなると破滅します、きっと。何も生まないし地に潜って行くだけ。ですから、シンプルに前向きで魂が明るく引っ張って行く真逆のタイプの方が長い目でみると世界が広がるんだろうなと自覚はしています。でもひとり好き。すみません、笑ってやって下さいまし。

話を戻しまして、
最終回での結末は、やや物足りなさを感じてしまいました。ドラマ批判ではないですよ。藤堂がナイフで殺そうとする間際に東海林が何と言って引き戻すのか、何を言えば留まるのか注目していたのですが、よくあるフレーズかな、それで、我に返れるんだと。ただ、藤堂は、真壁とは違って、「心が無い」「怪物」と言われても「大丈夫、正しいことをする」と言って優しく抱きしめてくれた母の温もりを知っているので、あの東海林が叫んでくれた事に心が動いたんですね。

あぁ・・自ら命を絶たなければいいけどと思ったのが、真壁。藤堂に抱き締められて初めて人間の体温を感じてしまったのできっと内部分裂を起こすよな、知らなければ何の罪の意識も感じず人間じゃない者として楽に消えて行けたのですから。ドラマなのでそこまで考えなくても良さそうなものですが、罪を償うにはやはり、心から贖罪できる“人間”になってからでないといけませんよね。

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番組終了後、つらつらと思い起こしてみましたら、私は物心ついてから両親は常に忙しくハグされた経験が少なく、私が29歳の時に母親が他界しましたので、どん底の際も自分の心身が暖まることなく生きてきたような気がします。ただつらくなったら、8歳の頃、親戚宅で高熱を出して寝込んだら両親ともにかけつけて、母が横になっている私を頭ごと抱きかかえて「大丈夫よ、大丈夫よ」と静かに優しく言ってくれた場面を想うことにしています。あの冷静沈着で感情を露わにしない母がねぇ。されるよりする側の歳になりましたけど。こう考えますと、やはりドラマは間違っていないってことですね。

母にならなかった私が云うのもおこがましいのですが、産まれたての赤ちゃんで、お母さんにだっこしてもらえなければちゃんと育たないというデータがあるそうですね。信憑性薄い話ですみませんが、それくらい母の温もりは重要なのですね。

異常犯罪心理については真の理解は出来ないままでしたが、自分の世界観を再確認できて観て良かったと思います。

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明日からパラリンピックが始まりますね。シンプルな気持ちで皆さんの活躍ぶりを拝見したいと思います。先日放送されたフジテレビのパラリンピック事前特番でのマツコ・デラックスさんのように、感動がどうたらこうたらではなく、ただ普通に、シンプルに・・。

蛇足ですが、 剪定で切った枝葉を飾ってましたが、花を挿してみました。センスなし。 日々感謝です。

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日々感謝です。