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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

TV番組「しくじり先生 偉人伝〜パブロ・ピカソ〜」に触発された私は・・・。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

8月29日放送のTV番組「しくじり先生 偉人伝〜パブロ・ピカソ〜編」をご覧になりました?

ピカソって、あの身体がバラバラの方向に向いてたり、ゲルニカとかいう反戦の絵を描いたほとんどの人が知っている有名な画家で、前衛的な絵が多いよね、かと思うとデッサンが超上手かったり、程度の知識しかありませんでした。ですが、ながら視聴していた番組の中でオリエンタルラジオ中田敦彦さんが講師となってピカソについて非常にわかりやすく熱弁するのをちらちら見るうちに、いつしか食事の支度の手をとめて見入っていました。

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スペインが生んだ20世紀最大の画家パブロ・ピカソピカソの凄さがわかればアートが面白くなる。ピカソの作品を紹介しながら芸術とは何かを独自の視点で紐解く天才ピカソの波乱万丈のしくじり人生ーと予告にはありました。

生涯に描いた作品数約15万点、最多作品数画家としてギネス登録。ちなみにゴッホ860点、ルノワール2000点。みんなアートはわからないと云う。なぜ?先生とかがピカソは凄いというが見てもわからない、わからない自分がいけないんじゃないか、それでアートは遠い世界のものとなる。

そうじゃない 好きか嫌いかどちらでもないか、自分の感覚で見れば良い。絵を見て、私はこれが好きと言えば良い、えっどうして?と聞かれれば、えっ?良くない?と、こんなやりとりがアートではないか。

などとテンポよく説明し、さらに突っ込んでピカソの膨大な作品の中から10点を紹介。どれも違う作風で、とても一人の人間が描いたとは思えない、そこが凄いのだ。もしかしたら自分が好きと思える作品があるんじゃないかともっと見たくなるはずだ。ものすごい数の作品をものすごい種類の数描いた作家なのだ。

泣く女とかゲルニカとか一時期の作品しか見せられてなかったからピカソはわからないと思い込んでいる、ピカソっぽい作品なんてない。たくさん見なくてはわからない。

そのことをピカソ自身自分でわかっていた、だからこの名言が生まれた、「ミュージアムをひとつくれ 埋めてやる」。

 

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この後は、しくじり編になるのですが、あまりにもたくさん描きすぎるので人間わざではないと疑われ始め盗作疑惑に発展。しかし、ピカソは怯むことなく「凡人は真似をし、天才は盗む」と言ってのける。真似とは元の作品に近づけるだけだか、盗むとは、人のものを吸収し自分のものにすることだと。すでにあるものを吸収して次から次へと新しいものを生み出し続ける才能は、まるで多くのトレンドを仕入れて、新商品に変えて行く一流のビジネスマンでもある。
※後述の本の中で「伝統から盗まないで、他のものから盗む画家こそ、真の剽窃である」との表記あり。なんだ、剽窃って?

19歳で画家として成功し30代で世界的大アーティストになり、女性も次から次へと取り替える。その時々の女性をモデルにした作品も数々あり、その度に作風が変化している。愛人二人の取っ組合いの喧嘩の模様がゲルニカの中に描写されている。刺激が作品を描き続ける源泉になっているのか。

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番組終盤にきて、暴露本が出版されたり波乱万丈の人生の紹介。莫大な遺産を相続することになった孫の女性は、莫大な数の作品の中から自分の絵を必死に探したが一枚も無かった。自分は愛されていなかったのだと落胆した彼女は、作品をオークションにかけ始めた。ピカソに捨てられたと思った彼女は、ピカソを手放し始めたのだ。

15万点という多くの作品を描いたが、本当に描かなくてはならない絵一枚をピカソは描いてなかった。残すべきものは愛情である。

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ざっとそんな内容でした。残念ながら録画はしていなかったので、メモを取りましたので間違っていたらすみません。それはさておき、何だか触発されましてとりあえず作品集を見てみようと先日図書館に行ってしまいました。

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近くの規模の小さな図書館でしたので、ピカソだけの本が2冊しかありませんでした。
ん?もしかしたら番組の影響で結構貸出中?んなわけないか。読んだ(眺めた?)のは「アート・ギャラリー現代世界の美術」(集英社1985.7.10第一版発行)。

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キュレーターになりたいわけじゃないので、作品だけパラパラと眺めた(全作品ではない)のですが、対象の解剖とかの部類に入る「マンドリンを弾く女」「果物鉢」とかはカッコ良いですね。好きかなと思ったのは「肘掛椅子に座るシュミーズの女」「果物鉢、ヴァイオリン、グラス」「裸婦、“私はエヴァを愛す”」あたりですね。理解できているわけではなく、凡人の私が選ぶ基準って、家に飾ったら素敵とか色がきれいだなぁ、わけわからなさが面白いなぁなんてそんな程度です。正直、ユトリロの方が好きかな。

 

余談ですが、その本の解説文でピカソの言葉と思われるものが幾つかありました。

「絵画は破壊の集積である」

「芸術家は感動の容器です・・・画家と云うものは充満と虚脱の状態を繰り返し体験します。これこそ芸術の秘密のすべてです。画家は、彼の感動とヴィジョンをかなぐり捨てたいという緊急な必要性から絵を描くのです」
へぇー・・・ゴッホはつらそうでしたが、画家は皆等しくしんどそうですね。オリラジ・中田先生、解説して下さいっ!

また、ピカソの多様な様式について、グラフィックデザイナーの横尾忠則氏はこの本の中で
「樹木とそれにつながれた羊と、側に立っている少年を描く場合、それら三つの事物はそれぞれ異なった様式で描くべき、とピカソは云う。だからひとつの画面に平気で多様な様式を持ち込むピカソ。人間は本来、多様な矛盾した様式(性格)を持っているのだからそのひとつひとつが姿を変えて現れることの方がむしろ自然だ。ピカソはこうした人間本来の在り方を自己に忠実に実現している巨大な子供なのだ」

と記しています。また、「絵を視ることは画家との一体化を意味する行為」とありますが、無理無理一体化って。私は「見る」で結構です。

くどいようですが、私はキュレーター希望ではないのでこの辺で難解パートは終了いたします。
※余談ですが、原田マハの著書「楽園のカンヴァス」でキュレーターの世界が描かれており、面白いですよ。

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なぜ、ここまで深入りしたかと申しますと、今、ずっとやりたかったコトのひとつ・書アートなるものの具体的なイメージがなくて、手っ取り早く自分で撮った写真の中から
使えそうなものにひとこと文字を書いてハガキとして送ったりしているのですが、本当は手書きで描いた絵かイラストに文字を入れたいのです。

しかし、水彩画や俳画、イラスト、色鉛筆画など色々手法があり何が好きなのかもわからないのでどうしようかと考えていたところでしたので、ピカソの「多様性」にビビッときたのです。図書館で少しですが作品集を見たり解説文を読んだりして直接すぐ何かになるわけではないけれど、色々やってみたらいいじゃんと思うようにしました。いや、しかし、勉強になりました、絵の見方が変わるかしら。

さっそく、水彩画、水墨画、スケッチ、写真撮影法などの本を借りてしまいました。

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タイトルに惹かれて借りたのが日本画家・堀文子さん(存じ上げない)の「ひとりで生きる」。この手のタイトルははずせませんし、すぐ目に入ります。

ここは、ピカソの本も借りるでしょ!ふつう。

日々感謝です。