今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

「リンパ浮腫」、私、やっと自己ケアに目覚めました。

こんにちわ、SUMIKICHIです。

本日は、オリンピックロスでしょうか、何だか気が抜けてしまい、まるで窓の外に浮かぶ雲のようにぷわぷわ気分で過ごしました。

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実は、オリンピック前からちょっとした身体の一部の異変が気になっていまして、真面目にケアしないとまずいぞと思っていたことがございます。

それは、「リンパ浮腫」によるものだと思いますが、足のむくみです。

と言いますのは、私は5年前の47歳の時に子宮頸がんのため子宮全摘&リンパ節切除手術をし、お医者さんから「リンパ浮腫」ケアの説明を受けていました。

乳がんや子宮がん等の体験者の方でしたらご存知だと思いますが、「リンパ浮腫」とは主に、がんの手術の際にリンパ節を取り除く、あるいは放射線を照射することで、リンパの流れが悪くなった時に生じるむくみなのです。女性によくある日中立ちっぱなしで仕事していたら夕方になるとパンプスがぱんぱんになったり、足がだるくなったりするあの感じです。ですがそれは翌日もどります。でも、病的なものだと違うらしいのです。ネット画像を検索すると、左右の足の太さの違う、本当に大木と細木くらいに違うものが掲載されています。不親切で申し訳ございません。

簡単ですが、少し説明させて頂きますと・・

《手術後のリンパ浮腫の特徴》
・ゆっくりとむくむ
・むくみ始める時期が一定ではない
・痛みがない
・皮膚の色は変わらない
・局所性である
※骨盤内の手術後すぐに生じるむくみは、下腹部、太ももの内側に生じやすく、多くは一過性で特別な治療なしでも消失する場合が多い。その後しばらくして見られるむくみは、膝下や足首あたりに生じる場合が多い。

《リンパ浮腫の症状》
・重い、だるい
・いつもと違う感じがする
・指輪、洋服、靴がきついと感じる
・指を押すとあとが残る、次第に皮膚が硬くなり、あとが残らなくなる
・皮膚にしわがよりにくい、指でつまむと左右の厚さが異なる
・皮膚が乾燥しやすい、毛深くなる

発症する時期は、術後すぐにむくむ人もいれば、何十年も経ってからの人、生涯むくまなかった人、と様々らしいです。まずは、むくまないようにリンパ液を傷ついていない細いリンパ管に流せば良いらしく、そのために日常生活でのケアが大切で、もし症状が発症しても適切な治療と自己ケアで悪化を防げるとのこと。

5年前の治療終了当時は、「そうかぁ、太くなるかもしれないんだぁ。まぁ、様子見で。」とそこまで真剣に受け止めておらず、就業中にメディキュット着圧ストッキングを履くとか就寝時に足をあげておくとかその程度のことをするくらいで、そんなに変化はありませんでしたので他に何もしないまま時が過ぎたのですが、冒頭で書いたように、ここにきて、ん?となりました。

退職してあまりにも身体を動かす時間が激減し、座りっばなしの時もあり、ある時外出する際、ソックスを履きシューズに足を入れたら、足入れ口周りに足首の肉がポコっと乗っかるといいますか、はみ出るといいますか、だぶついたウエストの肉がGパンのウエスト部分にはみ出るあの感じになったのです。ちょっと、大袈裟。巻尺で測っておくべきでした、ちょっと気が動転して写真も撮っていません。もうびっくりしまして、あぁ〜、もうだめだ、あの像のような足になるんだぁ〜と落ち込みました。が、このまましょげてても仕方ないので、まず、足を高くして横になり寝ました。昼寝ですね。すぐに解消されるわけもなく、半ば諦め気分でその日はクッションをいつもより倍高くして就寝。すると、翌朝多少引いていましたので、ほっとしました。あのむくみが一晩で解消とは信じられないのですが。

この一件で、危機感を持った私は、日々出来る事をしなければならぬ、MUSTの気持ちで早速ファイルに収めたままの「リンパ浮腫と上手につきあうために」プリントを引っ張り出し自己ケア方法を見直しました。

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1.皮膚の状態をチェックする
傷(虫さされ、手荒れ等含む)から感染や炎症を起こすことにより、むくみの引きがねとにることがある。日焼け・火傷・保湿などにも注意。

2.足の太さを測る(乳がんの場合は腕の太さ)
同じ部位、同じ力加減、同じ姿勢、同じ時間帯で、膝小僧の下5㎝の周囲と足首周り、足の甲から足裏までの周りを測定し記録、大きな変化があれば早めに対処、つまり医者に行く。

3.適正な体重を保つ
肥満がリンパ浮腫を悪化させる要因のひとつ。

4.腕や足を高くする
10㎝程度足を高くする

5.リンパの流れをよくする
・リンパドレナージというマッサージがあるが、圧かけ過ぎの自己流では逆効果なので
専門家に学んでからの方がより良い。
・長時間立ち続けるのは避ける。やむを得ない場合は、つま先立ちをする。
・体を締め付ける衣服や靴を避ける。
・リンパの流れは、ちょっとした運動や呼吸法でよくなるので、やり過ぎない程度に行う。足の運動・散歩などは、筋収縮を促し筋のポンプ作用がはたらき流れがよくなる。

 

上記の他、
・温度に注意する
   極端な寒暖の場所は避ける。熱い湯、長風呂、サウナも避ける。
・飛行機に乗る時、症状が重い人は長時間になる場合主治医に相談
   弾性着衣を処方されている人は使用。
・体調を整える
   塩分控えめ、バランス良い食事、適度な睡眠と休養、ストレスを溜めない。

 

プリントの最後に下記のお言葉がございました。
『病を体験したことで、新たな自分らしい生活をつくっていく人生の旅がこれから始まります。病は苦しい体験ですが、生きることを意味深く教えてくれるように思います。「気長に」「飽きずに」「あせらず」の気持ちで、むくみと上手につき合っていきましょう。そして、自分自身の生活にあわせたセルフケアを続けていくことが大切です。決して、ひとりで悩まないでください。』


そっか、「気長に」「飽きずに」「あせらず」自分自身の生活にあわせたセルフケア、で良いんですね。

そこで、始めたのが早朝6時半からの「ラジオ体操第一・第二」。合わせて約7分です。かれこれ3週間は続いています。オリンピック開催中もやっていました。効果のほどは全くわかりませんが、体操直後は心身ともに気分が良いです。

最初は、ラジオ体操なんてちょろいちょろいと思っていたのですが、何十年ぶりかなので、身体も硬い、リズムに乗れない、真剣にやると身体の各部位が痛い、そんな状態で、何日間かは腿の裏側が痛かったです。ですが、続けてみるものですね、今ではリズムに乗り要領もわかってきました。サボると逆に気持ち悪い感じです。

 

他は、日々の変化を数値化するため足首の周りを起床直後・就寝前に測り始めました。私の場合は、左足首から下全体が右よりもむくみを感じます。

↓【夜】左側が右よりぱんぱん            【翌朝】左側が多少筋がわかる 

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↓【夜】左側がぱんぱんで曲げても皺ができない  【翌朝】曲げたら皺ができ、土踏まずも少し復活 

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↓【夜】21㎝ 内くるぶしが見えないむくみ    【翌朝】20.5㎝ 内くるぶし少し見える

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そして、むくみ改善のための午後帯と就寝中、そして適時足あげ。

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後は、嫌なストレスなく過ごす、塩分控えめなどでしょうか。現時点での症状は、軽度の一歩手前のような感覚ですので、もう少し進んだかなと思ったら、この病院に設置されている研究会に行って、指導してもらおうかなと思っています。

 

この先もし腫れてどうにもならない場合は、以前TVで、女優の古村比呂さんが子宮頸がん子宮及びリンパ節摘出による重度のリンパ浮腫で手術を受けた内容が放送されていまして、残っている細いリンパ管をつなぐ手術方法もあることを知りましたので、少し気持ちが楽になりました。情報収集ってホント大切ですね。しかし、先立つものが心配ですので、そちらの事も考えておかねば。やれやれ。

要は、日々健康的でバランス良い生活習慣を送れば良い!ということですね。嫌なストレスが無いということだけはクリアできております。日々感謝です。