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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

本日は、とある40代女性の働き方を綴ってみようかと思います。

働き方 日々のコト 断捨離 会社員時代 早期退職

こんにちわ、SUMIKICHIです。

年代問わず働く女子の皆さん、こんな時あなたならどうなさいますか?

職場の誰かの旅行土産が入った菓子箱を自分の目の前に差し出され「お好きなのをどうぞ」とすすめられ、「君、先に頂戴しなさい、先輩方からどうぞ?いいから、いいから、誰かが先に取らないと皆取らないから」と強く言われたら・・・

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その時30代だった彼女は、先輩方を差し置いて・・と一旦は躊躇しますが、ここは私が先陣を切らねば進まないのかなと、えいっとお菓子を取りました。

この行動が、実は日本では・・

こんなエピソードを織り交ぜながら、昨日ご訪問頂いたお客様とのやりとりを綴ってみたいと思います。


昨日は、全国展開している保険会社の支部所長・S女史がわざわざ我が家までご訪問下さいました。退職前の会社を通して団体契約している生命保険と個人年金がセットになった商品を、個人口座引落に変更する手続きのためです。これまで会社で一括処理してくれていたので、営業担当者と会うことがなく、一応顔合わせも兼ねてとのこと。他の保険会社のは書類手続きで済んだのに、えらいご丁寧な事で、ん?私の人と成りの調査?

 

初めてお会いしたS女史は、私より9歳年下で40代ですが、とっても押し出しの強そうな、いわゆるキャリアウーマンでした。背も高くて圧倒されます。

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f:id:sumikichi52:20160802190043j:plain ←カフェみたい!とインスタ作業を

 

初対面にもかかわらず、嫌みのないフレンドリーで明るくサバサバした雰囲気に興味を持ち、保険の引落口座変更手続きの前にちょっと取材(尋問?)してみました。

 

父親の仕事の都合で小学生の時から26歳までアメリカで過ごし、日本に戻って地元の銀行の国際部に就職、その4年後別の会社に移り、最終的に保険会社の社員として現在まで8年間働いているという経歴の方。バツイチで大学生の娘さん一人と祖父母とで暮らしていらっしゃいます。

もともと大人しい子供で、アメリカに行った当初2年間はちょっといじめられ小さくなっていたけれど、これではいけないと、どんどん自分を前に出して行くようになり、大変身を遂げたようです。そう言われれば喜怒哀楽の表情の変化が大きく豊かです。

しかし、帰国子女として戻ると日本の文化に馴染めないこともあったそうです。今では、女性管理職3%登用目標とかで女性が会社でキャリアアップして行くことは当たり前になって来ましたが、当時のその銀行ではまだ、いくら能力や実績があっても、努力しても昇進できず、妙齢の年頃になると、理不尽な配置転換や肩たたきにあい辞めて行く図式だったそうです。一昔前のアメリカで言えば「ガラスの天井」ですね、現在もかな。
早々に見切りをつけ、親戚の会社を手伝い軌道に乗ると、知人のつてで派遣として次の会社へ。冒頭の旅行土産エピソードにつながる会社です。S女史は、よかれと思ってとった行動が影響して、次の契約更新の際、更新を打ち切られたそうです。

「君は、あの時、目上の方々を差し置いてお菓子を一番に取ったよね。日本では一旦断るのが礼儀だよ。」と。

S女史曰く、自己主張が強いなど他にも色々自分にも非があったとは思うけれども、日本文化に馴染めていないと感じたひとつだそうです。

その後ハローワークに通っていた時、知人の生命保険会社の所長さんにばったり出会い、保険の仕事に誘われ、家族を養わなくてはならないし、とりあえずやってみるかで始めてみると、結構性に合っていて現在に至っているそうです。

f:id:sumikichi52:20160802190102j:plain ←冷房なくて首にタオル ごめんなさい!

 

Q.保険のお仕事は楽しい?

保険の仕事は定年(55歳)まで続けるつもり、保険の仕事が好きというより普通だったらお会い出来ない社長さんや田舎のご高齢の方まで様々な人と会ってお話し出来るのが楽しくて仕方がない、担当させて頂いている方々のアフターフォローをしたいので辞められない、用事がなくても顔を見に会いに行く。


Q.嫌な事はない?

日々のクレームだったり、些細なもめ事はあるけれど、愚痴っても仕方ない、一番申し訳ないなと思うのは、契約して頂いたのに、いざ事故など発生しても対象外の場合、保険適用されない旨をお伝えするとき。

 

Q.辞めたいと思ったことは?
一度だけある、私をこの業界に誘って下さった所長が他へ移るとき。

 

Q.ストレス解消法は?
お酒も飲まないし、愚痴っぽくなる会にも参加しないし・・ちょっと離れた場所まで車で走り、車内で大きな声で歌ったりするのが唯一の発散法、かなりすっきり。

 


仕事に関して、興味深い話がまだあります。

今の会社で所長が異動して(辞めたいと思った時)、後任の新所長に半年くらい生意気な態度をとっていた時期があり、これではいけないと気付いたきっかけは、自分に後輩が出来た時だそうです。自分が上に対して取る態度を見て、後輩もそれに習うし、営業先でもふと出るのは社としていかがなものか、と自分のこれまでの態度を客観視できたとのこと。自分も後輩から尊敬に値する先輩だと思われるようになりたいし、外部から素敵な先輩をお持ちですねと後輩に云ってもらえるようになりたいと言動を改め、所長にも申し訳なかったなと反省されたようです。自分を変えるのってなかなか出来ない事ですが、そこを、えいっと乗り切ってきたからこそ今があるんですね。


明るくサバサバと、ハキハキと、テンポ良くお話しされて、こちらまで元気になりました。きっと、ご苦労は多々おありだったとお察しします。けれど、そこは初対面の他人が深堀りするのは失礼かと思い控えました。つらい事は自分から話し始めるまで聞かないことが礼儀かな、人にはプライドというものがありますし、とこの歳になると考えるようになりました。って、そもそも、私、クールだし。

 

この他、「断捨離」「終活」の話も出来ました。S女史も、引越し等でもと住んでいたマンションの家財や持ち物ほとんどを処分した経験があり、すっきりしたとおっしゃっていました。まっ、お決まりの、しまった、あれ必要だった!っていうのはあったそうですが。そして、「終活」っていうのかな、もし突然自分に何かあったらと、自分の亡き後の処理方法を書いた紙を毎年誕生日に書き直し、保管場所を娘さんらに伝えているそうです。私も、これは必須と思っていますのでやらなくては。そうか、誕生日に更新すれば、忘れないですよね。そうそう、献体カードみたいなものもお持ちだとか。それも、考えているんですよ。S女史、さすがです。

「再婚」に関しては、結婚うんぬんかんぬんは置いておき、大人の会話が出来るパートナーは欲しいなと思っているそうです。そっか、そこは、異性との付き合いに興味が無い(単にモテないだけじゃん)私と違うな。いや、他の事も違うでしょ。


初対面ですので、どこまでどのように受け止めて良いのかわかりませんが、とある女性の働く事情としてとても勉強になりました。と同時に自分の甘さも。なぜこんなに詳しく綴るのか?どうも私は女性の生き方・働き方に興味があるようです。しかも、リアルに会話した場合特に。ブログの目的のひとつにもつながります。それは、別の機会に。

 

ふと、また余計なコトを考えてしまいました。
営業職って、商品を売る前にまず自分を売り込めってよく聞きますよね。保険のセールス業績の良い人は最初は商品を絶対ススメなくて、女性対象なら女性が好みそうな流行のモノを身につけ(ブランドものというわけではなく)、とにかく挨拶だけを何度も繰り返し、やがてお客様からそれ素敵ですね、の一言から会話が始まり、それでもまだ商品をススメず、お客様が、保険って、となって初めてやんわりと商品の情報提供がスタートするみたいな事を聞いたりしました。全ての人にではないけれど時間をかけ、後は口コミで広がる場合があると。リアルな口コミって効果絶大ですものね。でも今の時代こんな手間暇かかる営業スタイルってないでしょうね。私には、人にモノをススメるのは苦手ですね。尋ねられたら、私の場合として紹介はしますが、自分が選ぶものに自信がない、いえ、一般受けするとは思わないのです。

そんなこんなをつらつら思うと、S女史や世の営業職の皆さんを尊敬します。

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ちなみに「ガラスの天井」は日本の地方に存在する私でも実感していました。その時代に生きていたのは誰のせいでもなく文句を言っても仕方がないのですが、自分の立場を横に置いて、女性差別問題については、世界レベルでの長い歴史を振り返ると、かなりの進歩を遂げていますよね。女性の諸先輩が男社会の中で懸命に闘い続け、少しずつ勝ち取って来られた結果(まだ過程?)、こうして女性の地位がここまで変化を遂げてきました。これからまだまだ変わるんだと思います。その過程で、自分のDNAを残さないちっぽけな私に出来ることといえば、歳を重ねて会社でどんな待遇を受けようともそこに居続けること、つまり、女性が働き続けることは当たり前のこととなるように実績のひとつとして頑張ることくらいかなと思っていました、会社員時代は。申し訳ありません、完遂できませんでした、って誰にも強制されてませんけどね。

 

長くなりましたが、最後に「旅行土産を一番に取るか?」については、私なら、その状況であれば一番に取ります、取ってきました。良くも悪くもそういうキャラを演じていました。誰かがそうしなければ成り立たない時がありますよね。

良いじゃないですか、強い風を受けても柳の枝のようにそよいでみても。自分がより深くなれます。働く女子、いえ、女性の皆さん、応援しています!

 

日々心豊かに過ごせて感謝です。