本日は、断捨離を経て今手元にある、いつか読むつもり?の本①をご紹介してみます。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
いつか読もうと思って、随分前から買っておいた(で、忘れていた)本を勝手にご紹介します。ブログに載せたら読むかなと思いまして。買っておいても、その都度新刊に手を出し、読後誰かに貸したり、ブックオフに持ち込んだり、断捨離したり・・・それらの過程を潜り抜け、今、手元にある本たちです。その前に、私と読書の関係を簡単に綴らせて下さい。
私は、読書家ではありません。小学校3〜4年生?の頃でしょうか、夏目漱石の本の中から読みたいものを選んで読書感想文を書く宿題があり、何を思ったのか「こころ」を選んだのです。当時の私には高尚?過ぎて理解出来ず「この人ヘン!」と夏目漱石嫌いになり、その後一切夏目漱石は手にしていません。なぜ、「吾輩は猫である」とか「坊ちゃん」「三四郎」にしなかったのか。おそらく、クラスメートのほとんどがそれらを選んだので、人と一緒が嫌な私は、ひとり「こころ」にしたのではないかと推測してます。誰もが通る道順をすっ飛ばす癖があり、太宰治にしても、最初に手にしたのは「人間失格」で「走れメロス」は未だに読んでいません。つまり、なんゃら全集とかを制覇することも世間一般ほとんどの人が読んでいるであろう本を読んでないとか、そういう意味で読書家ではないと自覚しているのです(全て読むのがりっぱとかではありませんよね)。
小学生の頃は、宿題のために本を読み、なんで強制的に感想文を書かされなければならぬのかと思いながら書きなぐっていた。ヘルマンヘッセの「車輪の下」だの、武者小路実篤の「友情」だの、山本有三の「路傍の石」だの、ルソーのなんとかという本もあったかな(これは高校か)、当時の私はどんな感想文を書いていたのか皆目思い出せないですよ。ただ、こんな感じで書けばいいんでしょ、みたいな小生意気な気持ちはあったと思います。たまに、コンクールで入賞したりしてましたね。担任の先生が赤ペン入れてくれてましたから。とにかく、自発的ではなかったです。読書より外で飛び跳ねてました。
そんな私でも、高校生あたりから、これまた何を思ったのか、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」全8巻を一気に読んでから、自分の持続力に驚いたのと同時に読書の面白さに興味を持ち始めたました。その後色々読むようになり、ベストセラー本などはよほど嫌いでなければ読みますし、今さらですが誰もが読んできた本を読み始めたりしています。そして、本から知った事もたくさんあります。例えば、たいしたことはありませんが、‘脳死’については、世間で取り上げられる前から渡辺淳一氏の著書で知っていましたし、‘インドの二けた掛け算’は「国家の品格」で。山崎豊子氏の著書は眉間に皺を寄せながらほぼ読みましたね。小説を読むというより、山崎氏を読むという感覚で、毎回ご本人の熱量に圧倒されていました。年代によって読むジャンルは変化しますが、心底つらい時によくお世話になったのは、村上春樹氏の著書です。すごく平易でわかりやすい文章なのですが、内容が深く、といいますか、哲学的といいますか、読み手によって、時によって全く異なるので、ひどい時は一ページ読むのに5分位かかったりします。人の数だけ正解がある感じ。ん?ん?と前に進めず、そうやって深く入り込んでしまい、いつの間にか悩みから解放されてる感じになります、私の場合。
まだ書き足りませんが、このあたりで本日のテーマにやっと移ります。すみません。
《今手元にある、いつか読もうと思っている?本①》
タイトルと著者名だけを羅列しておきます。だいたい雑誌やネットに紹介されていてその時々で気になったものや誰もが読んでいるであろう作品などです。今は、歌いたい曲探しや植物たちのお世話でなかなか読む時間がないんですよね。はい、言い訳。
◆父親がよく寝床で読んでいた作家
「樅の木は残った」山本周五郎
「小説 日本婦道記」山本周五郎
「蝉しぐれ」藤沢周平
◆途中で他の小説に浮気してそのまま
「金閣寺」三島由紀夫
「斜陽」太宰治
◆内容を忘れてなぜか気になっている
「破戒」島崎藤村
◆タイトルとあらすじに興味を持った
「アニマルロジック」山田詠美
「旅のラゴス」筒井康隆
「李陵、山月記」中島 敦
「堕落論」坂口安吾
「銀の匙」中勘助
「日本のいちばん長い日」半藤一利・・映画を観てしまった
「死の棘」島尾敏雄
「恍惚の人」有吉佐和子
「半島を出よ」村上龍
まだ読んでいないのであらすじは省きますが、ざっと暗い印象がありますよね。ですので、正直、今読みたいという気分にならないから、手元に置いたままなんでしょうね。今後本は、図書館で借りて読むことになるので、手に取って買ったこれらはちゃんと読んでから処分します。う〜ん・・強いて言えば「堕落論」から手にとるかなぁ。今、NHK教育で「坂口安吾」特集をシリーズで放送してますが、私が読むまで待って欲しかったですよ。
皆さんは、ほぼすでに読んでらっしゃるのでしょうね。