今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

《人生棚卸》資格・検定

人生棚卸のお時間です。

会社員時代の迷走記事から、‘資格・検定’を抜き出してまとめてみました。以下の情けない迷走ぶりは、今思うと、人間ぽくって、可愛くもあります。

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◆20代前半 社会人のための夜間洋裁学校
退職して好きで得意な分野に進んだ方がいいのかなと思い、就業後週一で通っていた。スカートとワンピースを作って、途中でやめた。職にするほどの情熱はなかったのだ。

◆30代前半 着付講師免許取得
他界した母の着付道具を見つけ、着物も数枚あるみたいだし、せっかくだからと始めた。会社の厚生会でメンバーを募り、週一就業後に会社まで先生に来て頂き習った。その先生がとても寛容な方だったので、休みながらでも続けることができ、40歳手前で講師認定まで辿りついた。この時は、転職計画を立てていたが、実際に生徒を持ち、インターンをするかどうかの段階になると、まだまだ未熟な私は自信が持てず、本業の仕事が忙しいという理由でやめた。この頃、住宅ローンを抱えたことで、現実に引き戻され退職出来なくなったこともある。これも職にするほどの情熱はなかったのだ。余談だが、着付けが出来ることが社内にも伝わり、番組の出演者に着付けたりしたこともあった。しかし、日々修練しているわけではないので出来栄えはお粗末。毎回二度とやらないと思っていた。その先生とは現在もお付き合いは続いており、お互い読んだ本の貸し借りや旦那様の音楽ライブには毎年欠かさず行かせて頂いている。この頃、着物も少しずつ買い足しており、これまで着ることがあまりなかったが、これからじゃんじゃん着るつもりだ。運良く、若い頃から地味好きで、紬系が多いので50代からが丁度良い。さすがに、着物は全てを断捨離できなかった。総じて、着付けは習得しておいて良かった。

◆30代中盤 日商簿記2級合格
放送局の仕事ばかりしていると進歩しないと思い、ならば、世間一般に通用するもので自分にも学べるものは何かを考えた。例えば、経理部に移ると、簿記というものが必須と聞き(この時は経理部を希望していないし、嫌いだった)、簿記って何?のレベルだったが、即夜間の学校に申し込んだ。開講3日前だった。早い話が何でも良かったのだ。向いてるとは一切思わなかったが、新鮮で、3級、2級と立て続けに受験した。2級までは誰でも真面目にやれば合格できるようだが、1級は別格で撃沈。税理士を目指そうか、と安易に夢は膨らんでいたが、早々に撤退。しかし、勉強したことで、経理実務は嫌いでも、かりに長く勤めるとしたら全体を見渡せる、つまり、お金の流れから会社の成り立ちを知りたいと思うようになり経理部を希望するようになった。この後、なかなか叶わず、幸か不幸か忘れかけていた40代過ぎで異動となる。やはり、実務は性に合わないが、もし起業を考えたとしたら何も知らない時よりお金が怖くなくなったという点は大きな収穫である。

◆30代後半 通信教育のアロマコーディネーター試験合格
       アロマ検定1級合格&インストラクター試験合格
何か、他に出来そうなものはないかと手当り次第探していた時、これなら癒されるし、自分にも出来るかもしれないと手を出した。かなり費用もかかり、今度こそ投げ出せないぞ、と意気込んだものの知識上では合格しても、また実地の段になると、自信が無くて、やめた。実は、人にサービスする事自体に興味がないのかもしれない。

◆キャリアインストラクター試験合格
ならば、これまでの自分の会社員経験が、誰かの役に立つのでは、と考え始めてみた。カウンセリングという科目の受講中、仲間同士でのワークで気付いた。こんな中途半端な自分が人様に何をアドバイス出来るのだと。しかも、途中から自分で考えなさい、みたいな切り捨てタイプの私には無理。これまた、挫折。しかし、この時の仲間から新しい分野のお誘いがあり、転職など関係なく足を運んだのが次の講座だ。

◆40代前半 交流分析1級取得
新しい分野とは、この講座で、フロイト心理学の流れを組む、とてもわかりやすいコミュニケーション心理学だ。インストラクター資格は持っていないので、この心理学についての正しい説明は、フログ上ではしてはならないと思うので割愛する。大学の単位取得科目に取り入れている学校もあるとのことで、決して怪しいものではない。日頃、自分は二重人格、つまり、仮面をかぶりいい人ぶっているなどの悩みもあり、気持ちを整理するため参加した。この心理学系の学びは、知識を得ても、自分の身体に浸透・熟成するまでかなりの時間が必要だと思う。インストラクターとして職業にするなら、まず、仲間の前で涙が勝手に溢れるほどの自己開示をして学ばなければならないらしい。そこまでの覚悟はなく、日常生活で自分をコントロールできるだけで良かった。コントロールという表現が怪しければ、気持ちの整理がし易いということにする。ここでの仲間数人とは、年一回の忘年会で会う程度だが、お付き合いは続いている。早期退職の話をしたら、前向きに受け止めてくれ、中には年代が近いこともあり、同じような悩みを抱えていることを話してくれた人もいた。時には自己開示が必要だ。

◆ラフターヨガリーダー取得

交流分析仲間に誘われ気軽に参加してみた。笑いは健康のもととよく言われるが、まさしくその通りで、脳は、気持ちが沈んでいても表情が笑顔になると、この人は笑っている、だから楽しいと錯覚するらしい。この原理を利用して、とにかく面白くなくても、大笑いして健康になろう、その笑い方を教えるというのがこのヨガ。大勢が輪になってただ大笑いしているのを端から見ると、何やら怪しい宗教団体風だが、やってみると、最初は躊躇するが、人が大笑いしていたらその姿が面白くて笑ってしまうのだ。楽しさは伝染するのだ。すると、身体がぽかぽかしてきて、すっきりしてくる。今は遠ざかっているが、機会があればインストラクターを紹介しよう。

◆女性起業塾・交流会出席
もうここまでくると、迷走の末期である。ここで知り合った女性が、今、小さなカフェを開き、自分の好きなものを提供している。わざわざ私にまで案内状をくれ、驚いた。10年くらいかけて夢を実現させたのだ。まだ結婚していないようなので、独りで頑張ってきたのだ。私には、この志・夢が無いのだ。いつかお店で漫才をしても良いかとメールしたら、楽しみにしてます!と返してくれた。落ち着いたら会いに行くことにしている。

 

そうそう、この他、国立大学の社会人入試の募集要項を取り寄せたりもした。自分には足りないものばかりで、色々手を出すが、どれもとっつきやすくて楽なものだけだった。一体、私は何をどうしたかったのだろう。得意な事を伸ばすより、苦手な事ばかり克服しようとしてきて、それが成長なのだと勘違いし、元気な若い時代をマイナスを埋める作業に費やしてきた。それにしても、何一つモノにしておらず、数打ちゃ当たる的なお勉強でした。ふと、ブログを書いていて気付いたのですが、深い人付き合いが苦手な私にも、結構細く長くお付き合いしてくれる人々がいるようです。そして、自分がやるには無理だけれど、橋渡し、いわゆる紹介なら出来るのかもしれないことも。さらに、日常生活に活かせている事も多々あり、心豊かであることも。さらにさらに、これらで知り合った友人の中には、私の本当にやりたかった事、今から必ずやるつもりの事に手助けしようとして下さる方もいて、感謝の極みです。私は何一つ誰かのために身を粉にしたことが無いのに。恥ずかしくて思い出したくもないこと含めて、やってきたこと全て考え方ひとつで無駄にもなるし、宝物にもなります。どれも自分の人生を彩っているアイテムです。よくやった。えらい。自我自賛!

それで良いのです。