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今日も、生涯の一日なり

自分軸で生きると決め早期退職した50代独女のつぶやき

《人生棚卸》子宮頸がん②

病気 人生棚卸

人生棚卸のお時間です。
癌宣告や治療期間の心の動きを中心に綴ろうと思いますので、治療の詳細などは省きます。断捨離で重要な書類を捨ててしまったのです。お気楽者でございます。

子宮頸がん①の続きです。

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そろそろ職場復帰。丸坊主なので、かつらを専門店で購入。値段はピンからキリまであるが、あまり安いと材質がテカテカなので、中ぐらいのレベルで税込15万円位のものにした。セミオーダーで長さなどは調節してくれた。そこの従業員の方達は、心得ていらっしゃり、客の心の状態に寄り添い過剰の対応ではなく適度な距離で接してくれた。そういったものも含めての15万円だ。

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まつ毛・眉毛も無いので、メガネも購入。視線をそらすため趣味性のあるものにした。私の病気のことは、社内であまりオープンにしておらず、復帰後は、普通にそこに居るという感じだった。というか、みんなそっとしておいてくれた。

当初なぜオープンにしなかったか?
誰か一人お見舞いに行くと、皆自分も行かねば、と義務のようになり、余計な心配事を増やすのは悪いと思ったからだ。これでも一応は悩んだ。今思うと、当時淡々としていたものの、結構重く受け止めていて、自分独りで何とかせねば、と余裕がなかったからかもしれない。誰かに入ってこられると、自分が崩れるとも。

その後、定期健診に通った。予後の経過観察期間5年。この間再発・転移なければひとまず安心。あくまで、ひとまずだ。最初3年間は三ヶ月ごと、残り2年は半年ごと。平成28年5月で終了。これからは、一年に一回近所のかかりつけ病院で。

私は、癌になって、癌治療をうけて、心から本当に良かったと思っている。どこかのCMじゃないけれど。この経験がなければ、本当に望む生き方を真剣に考え直すこともなく、ただただ贅沢な老後に向けて貯金だけはいっぱいしたけど、その生きる過程はつまんない人生を送っていたに違いない。

勉強になった事もたくさんある。
生死に係わる仕事をする看護士さんたちの働く姿をみて自分はなんて甘いのだろうか、とか、患者の立場になり人の痛みにどう寄り添えば癒されるのか(人によって違うけど)、など色々。今でも忘れてない。会社内しか見えていなかった自分の視野が広がった。

現実的な事では、30代の初めに、A会社の保険外交員さんに勧められるまま個人年金型女性特約付き保険に申し込んでいた。その後、B会社の外交員さんに同種の保険を勧められた時、すでに入っているとお断りしたら、でしたら、内容が被らないように癌と診断された時に一時金だけがおりるものにされたらいかがですかと言われ、あっさり申し込んでいた。実際治療して、届け出したら結構な大金の入金があり、正直助かった。
コマーシャルではないが、治療に専念できたのはこの外交員さんたちのおかげだ。保険は入っておこう。

私の周囲にも子宮関連の病気に罹っている人は結構いる。子宮頸がんに関して言えば、初期であれば、なんとかなる。私が治せるわけではないが。現時点では私のように腺癌なら初期でも子宮・卵巣全摘になるかもしれないが、医学は日に日に進歩しているので、放射線や薬で治療できるようになっているかもしれない。即命がぁーと慌てることはないだろう。だから、どこでも聞くフレーズだが、定期健診は必須だ。実は、不正出血があったのを放置しており、その時検診を受けて初期の前の段階なら子宮全摘まではいかなかったのだ。自業自得。

職場復帰後5年間、がん関連の情報収集は一切せず自由な生活習慣だ。少しは気を使え。再発・転移を恐れてずっと気にしている方が心身ともによくないし、なる時はなるし、自分ではどうにもならないのでがん予防の生活はしていない。それよりも、退職のことで頭がいっぱいだった。気にはしていないが、このがん経験が心の拠り所なのは確かである。

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まだまだたくさん書きたいことはありますが(まだあるんかい)、徐々にということで。結局、今こうして普通に生活できているからこそ好きな事書けるんですよね。療養中はひとりでしたが、実は自分ひとりでは乗り越えられなかったと思います。全てに感謝です。