Eテレ「あしたも晴れ!人生レシピ〜“お墓”どうしますか?〜」を観て。本日、姉弟揃って20数年ぶりに墓参り・・。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
本日は原爆の日。だからというわけではないのですが、ここ数年足が遠のいております両親のお墓参りをいたしました(ごめんなさい!)。といいますのも、車で一時間、山の中腹に古くからある墓地で駐車場の整備もされておらず、とても不便なので(過去に電信柱に車をぶつけてというトラウマあり)・・後ろめたい気持ちいっぱいのまま・・って言い訳ですね。
ですが、先月から我が家に居候している弟・Kくんが、どうしても行きたいと申しますので、Kくんの人生再出発の意味も込めまして、姉弟揃って20数年ぶりに早朝から出かけたのでございます。
きっと、草ぼうぼうで大変な事になってるんだろうなー、申し訳ないなーとびくびくしながら到着しましたら、なんと、綺麗に維持されておりました。そうです、地域のボランテイアの方々が維持管理して下さってるんですね。本日も、麦藁帽、首にタオル、手には軍手スタイルのご年配の方々が大勢お掃除をなさっておりました。すれ違いざまには「おはようございます、有難うございます」の言葉と一緒に頭も下がっりました。
早速、Kくんに掃き清めてもらい、花を飾り、線香に火をつけ、静かに手を合わせてお詫びと祈りと・・・。
昨日の朗読会で聴いたオリジナルの詩(原爆投下直後、母親が我が子を4日間探し続け無事見つかる、その子供が成長し、自分が生きている意味を考えた時、母が見つけ出してくれたのが原点だという詩)を胸に。
道しるべ〜墓前にて〜 左近司みのり 作
手を合わせると
うかんでくる
母の姿がかんでくる
二十歳の夏
閃光
爆音
変わり果てた 人 人 人
わたし わたし わたし?
どこからか母の声がきこえてくる
名をよぶ声がきこえてくる
母はわたしをみつけてくれた
「わたし」を
「わたし」に
もどしてくれた
九十二歳の夏
たったひとり 手をあわせ
なぜ生かされたかを問うときは
母が わたしの道しるべ
母が わたしの道しるべ
当然の事でございますが、来て良かったと思いました。心が落ち着き、気持ち新たに人生を始められるような気がいたしました。Kくんも神妙に何かを感じていたようでございました。「ちょくちょくお参りしようね」とポツリ。
実は、このお墓、母親が亡くなった際に父親が建てたもので、先祖代々から続いているわけではなく、しかも、姉弟揃って独身(きっとこの先も)で跡継ぎもいないので近い将来、無縁仏になる運命でございます。ですから、墓じまい?みたいな事をした方が良いのではないかと考えており、お墓参りを決めた際、Kくんにも話して検討しようねということにしていました。
そう具体的に考えるきっかけになったのが、レギュラー視聴しているEテレ「あしたも晴れ!人生レシピ〜“お墓”どうしますか?〜」を観たから。
「お盆は子供も連れて里帰り、先祖代々の墓に手をあわせる」と言っていたのは40代頃まで、50代以降になると子供はもちろん、自身も故郷のお墓には疎遠になっていく、その解決策として最近増えてきた“お墓の引越し”はどのように行われるのか?さらに今話題の“樹木葬”や“散骨”とは?従来の代々受け継がれてゆくべきお墓のあり方が変わり選択肢も広がる中で、お墓に関するさまざまな悩みと解決のヒントを探ってゆくという内容。墓参り日記の途中ですが、気になった個所をざっくり備忘録しときましょ。
●永代供養
墓を継ぐ人がいなくてもお寺などが永続的に供養や管理を行うこと
管理料の明確な相場はない、約20万円?80万円までと幅広い。管理料の滞納が続き一年間連絡がとれないと、その墓を撤去することができ、官報にも記載して知らせるらしい。
●お墓の引っ越し(改葬)
いろんなタイプの引越し方法があるが、まず改葬許可証を手に入れなければならない。市役所に連絡して郵送も可能。
「お墓の引っ越し」手続き
役 所
↑
改葬許可申請書
↑ ↑
新しいお墓 ↑ ↑ 元のお墓
墓地使用許可証 埋蔵証明書
または
受け入れ証明書
お墓の移転などの際には「開眼供養」や「魂抜き」などが行われる。
●ある家族の改葬費用
岩手の寺への志 100,000円
旧墓地解体工事代 500,000円
移転先墓地確保 1,000,000円
〃 埋骨代 60,000円
〃 銘板彫刻代 37,260円
計 約1,700,000円
東京の相場で新たにお墓を建てるとすると約300万円。
一般的な墓地の種類
①寺院など宗教法人が運営 寺院墓地
②地方自治体などが運営 公営墓地
③宗教法人が事業主で民間が運営 民間墓地
①の場合は檀家、②と③は宗派は問わない。
そもそも、お墓は好きな場所には建てられない。
「墓地、埋葬等に関する法律」(昭和23年制定)によれば、墓地は都道府県知事が許可した区域でなければならず、墓地の経営・管理は永続性や非営利性が求められるため地方公共団体や宗教法人に限られる。
よく田舎などで見かけるお墓は、みなし墓地。“墓埋法”制定前からあった私有地や集落の一角にある墓地。
最近はいろんなお墓のタイプがある。
◆樹木葬
樹木を墓標代わりに、多くの人々と一緒に遺骨を袋に入れて、土の中に収める方法。やがて自然と土にかえるしくみ。
先祖代々という家族の永遠性というものが見込まれない時代に、自然の永遠性、自然に囲まれたゆったりした環境で、自分の見知った人達、自分が出会った人達がお墓参りに来てくれればいいとうもの。
◆散骨
船の上から海に向かって遺骨をばら撒く。自然にかえりたいという人が多いらしい。
◆機械式の納骨堂
会員カードをかざすと、自動オートメーションで遺骨が運ばれてきて、お参りできる。裏側を拝見すると、まるで立体駐車場のシステムのよう。
◆送骨
あるお寺には全国から引き取り手のない遺骨が郵送されてくる。永代供養墓に収められる。
◆アメリカでの宇宙葬
ロケットで地上100kmまで遺骨が打ち上げられて散骨。お墓に拘らないというスタイルのひとつ。
そもそも、この“散骨”について・・
お墓の法律に詳しい星野宏明弁護士によると、まず“散骨”は合法か?違法か?ということについては散骨は合法とも違法とも断定できないと言える、散骨が法律上 問題になるかどうかは2つの法律が関わってくる、ひとつが「墓地、埋葬等に関する法律」で厚生労働省が所管、見解としては「散骨は法律上 想定も規定もされていないので違法と判断はできない」というもの、もうひとつは遺骨の遺棄を禁止した「刑法190条」で法務省が所管する法律、こちらの見解では「善良な宗教感覚などを保護することが目的なので“節度”をもって行われる限り問題ない」としている、この“節度”の解釈がグレーゾーンと呼ばれる原因となっているのでは、つまり法律上は「違法性はない」となるが社会通念上の“節度”は守らなければならない、とのこと。複雑そうだが、グレーなのね。
お墓というのは、埋葬された方に関わった方の精神的な拠りどころになっているという側面もあるので、残される側のいろんな選択肢が出てきて、選ばれる方自身、自分はどうしたいのかということと、なにより、家族、周囲の方々と議論して決めていく必要があるとのこと。 (完)
で、話がもどりますが、姉弟でお墓参りを済ませた後、ホッとしたのか、この先どちらか残った方が考えることにしようか、という結論に達したのであります。Kくんが結婚
する可能性はまだゼロではないですしね。私自身は散骨して貰えればそれでいいかなと今は思っております。これを一般的には“先延ばし”というのでございましょう。
日々感謝です。
朗読発表会・13分間リーディング、初聴講。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
本日は、最近通い始めました朗読会の発表会“13分間リーディング”が夕方7時半からございまして、先程(23時前)帰宅いたしました。ふう。
この発表会は、朗読者が自分で作品を選び、13分間で収まるように演出・構成して読む、他者の指導、演出は一切なし、発表と参加者による合評の勉強会です。私は加入したばかりで、どんなことをなさるのか勉強のため見学参加させて頂きました。
発表者は3名。
・ラフカディオ・ハーン 小泉八雲 「雪女」
・吉本ばなな「新婚さん」
・「平和の祈りコンサート」で朗読する自作の詩
発表者の皆さん、原作を制限時間内に入るように自分でアレンジされ、ストレートに朗読する人、独り芝居のような演出で表現する人、色々でございました。私は、まだ初心者ですので大人しく拝聴させて頂くばかり。いつか発表者になれるのかな。
ところで、朗読だけでなく、歌の練習もしなくてはならないのですが、Vocal Lessonの練習曲を選択中。音楽好きな居候Kくんの提案により、水越けいこさんの「too far away」がいいかなと思っております。
そして、“秋のバラード特集アコースティックバージョン”というテーマの教室発表会がこの秋・11月に開催されることになり、エントリーさせて頂きました。さて、その曲も探さなくてはなりません。Kくんは、思いつくつころで、私の声質に合うのではないかと障子久美さんの「あの頃のように」、沢田知可子さんの「会いたい」、今井美樹さん、かなり頑張ってホイットニー・ヒューストンなんぞをチョイスしてくれました。自分では思いつかない曲ばかりですので、新鮮といえば新鮮ですが、やはり、曲選びは難しゅうございます。でも、楽しい。
本日も忙しゅうございました。朗読発表会の前には、午前中、入社前健康診断の結果を聞きに行く居候Kくんを病院まで送り、午後いちでまた別の病院に付き添い一旦帰宅。そして、朗読会に出かけるまでにKくんの夕食準備。ふと、もしかすると私は、良妻になれていたんじゃないかと最近思い始めています。が、期間限定で、一年以内に自立する約束だから出来ることでございます。きっとそうです。世の奥さま、尊敬いたします。
日々感謝です。
Eテレ「オイコノミア〜帰省シーズン到来! 実家とうまくいく経済学〜」を観て。すでに実家はないけれど。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
レギュラー視聴しているEテレ「オイコノミア」。今回のテーマは〜帰省シーズン到来! 実家とうまくいく経済学〜。帰省シーズン到来!今“実家”を離れて暮らす人は今国民の7割に及ぶ。実家の親と上手くコミュニケーションをするために、経済学の考え方を用いるとスッキリ上手くいく!?というもの。ゲストは、漫画家・蛭子能収さん。では、かなりざっくり備忘録しときましょ。すでに実家というものはないけれど。
子供が、独り立ちして実家からいつ離れるか、その後両親とどう関わっていくかはとても大切で、その親子関係を経済学で考えてみる。その時、ひとつのキーワードがある。
今回の場合は“血縁”によるコミットメント。
子供の場合、自分の意思で産まれるわけじゃない、産まれた時点で“血縁”というつながりで行動が縛られる。自分(子供)が離れた後、母親が一人になって大丈夫かな、という感情になるのは、この“血縁”によるもの。
この親と子のコミットメント、強さゆえの弊害も・・。
例えば、子供が独立したいという時に、‘私を置いて出て行くの?親不孝じゃない?’と強烈な言葉を言われたら、受ける子供側としてはどうして良いかわからなくな。これを
コメットメントが強いってことは、退路を断っていること。その中で強く押されると逃げ場がなくなってくる。親という強い立場から圧力をかけられると子供はホールドアップした状態に陥る。これも“血縁”というコミットメントのなせる技。
他の関係と比較してみると・・。
例えば、夫婦関係。これもお互いを縛るコミットメント。何によって縛られている?結婚制度。結婚に至るまでいろんなプロセスがある。指輪を贈る、両家に挨拶、結婚式、友人たちの前で誓いをたてるなどしてお互いを縛っていく。
決定的な違いは、社会制度によって縛られているけれど離婚はできる。親子関係の場合はずっと続いていく。
“血縁”というコミットメント。強いからといって放っておくのは危険。良い関係を保つために子供は、働きかける必要がある。
蛭子さんは、上京して来て何日も泊って帰ろうとしない母親に、いつまで居るの?と聞くと、すぐに帰ったことがあり、いくら嫁さんからせっつかれたとはいえ、あの時は心苦しかった、と振り返る。
“血縁”によるコミットメントにより、うしろめたいっていうのがあるが、そういうのは経済学で・・
親子の間で決めようねと言っても、言いづらかったり、照れくさかったり、で“血縁”という関係があるために交渉費用がかかる。昔の親子間の交渉費用は、ほとんどかからなかった。一緒に暮らして、家業に勤しんでいるのでいつの間にか以心伝心、ツーカーだった。昨今の親子は、生活環境が異なることが多く、会話ははずまないので交渉費用がかかる。
又吉さんの家族は比較的仲が良いが、たまに母親の言葉を理解するのに、難しい小説を読むより難しいと言う。上野動物園でパンダのこどもが産まれたニュースをメールで送ってきて、国家間の不穏な空気ある中でこれを捉えたのか、早く結婚しろってことなのか、いろんな意味で難しい。
蛭子さんは、息子さんと何を話していいのかわからないから、あんまり会わなくていい、愛情はあるから健康でいてくれたらそれでいいと言う。
今は交渉費用が高くなった。なぜ高くなったのか?
つまり、親が持っている情報と価値が、子供のそれとズレる。何を考えているのかわからない。
又吉さんは、昔、母親が上京した際に、奮発して美味しいお店につれて行こうとしたら母親はすでにファーストフード店で食事をすませていた、その方が落ち着くらしい、親孝行はひとりよがりになる可能性があるなと思った、と話す。
では、この非対称性を少なくするには?交渉費用を高くしてじっくり話す。国民的話題や歌謡曲とかをテーマにすれば盛り上がる。共通の話題を見つける。
ところで、最近、世の中を賑わしている片付けられない実家の問題。ある調査によれば、28%の人が帰省した際に実家を片付けたくなったそう。昔の物がいつまでもあり、子供が大事に思っている物と親のそれのズレ。散らかりの原因は、“親子間の情報の非対称”にある。
こういう問題を解決するプロ、片付け会社社長・杉之原富士子さんは、これまで3,000件以上の片付けを手掛け、いくつかの解決方法を紹介。
娘Aさんが久しぶりに実家に戻ると、台所には大小様々な鍋の山。
A「なんでこんなに?」
母「最近は軽くていいのが出てるのよ」
A「なんで古いの残すの?」
母「まだ使えるし、もったいない」
A「これなんか子供の頃から使っててボロボロ、使わないでしょ!」
鍋を巡っての大論争。
杉之原さんがとった解決策は・・
『思い出を聴く』
娘Aさんにお母さんの思い出をじっくり聴いてもらう
その鍋でどんな料理を作っていたのか、あのとき確かにそうだったね、というような話をしたことで、お母さんのいろんな思い出が“外に”出た。「そうねぇ、私(お母さん)にとっては卒業なんだね」と納得してくれた。娘Aさんは交渉費用をかけて、話を聴いてあげて、鍋というものの価値を思い出という価値に転換することができた。さらに言えば、親子で話し思い出を“共有”することで、情報の非対称を解消することができた。
娘Bさんが久しぶりに実家に戻ると、クローゼットには大量の衣類が。
B「リサイクルとか捨てるとかしたら?」
母「まだ着るし・・」
渋々売ることに納得してくれた母と一緒に買取窓口へ。
母「えっ!?これ全部でたった800円!?売るのやめます!」
自分の財産がそれだけの値打ちしかないとショックで、片付かないまま。
杉之原さんがとった解決策は・・
『捨てる・売る以外の方法を提案』
古着とか団体、自治体とか回収してくれるところで活用してもらう
母「私の服が役に立つのね」と喜んで持ち込む。
値段がつくのも良し悪しで、寄付の動機は、お金じゃない、人間の善意の気持ち。ものの価値から心の価値へ転換。この二つの事例は、価値の転換。
さて、実家と上手くいくために避けて通れないのが財産の問題。親が子供に財産を残す動機について、経済学での研究がある。
利己的とは、親が子供に面倒をみてもらうために財産を利用
利他的は、遺産は子供のため
王朝的というのは、代々続く家のため
日本とアメリカで、どれが重要かと考えているか調査したところ・・
この違いは宗教心によるものと分析されている。
この財産の継承は、最近難しくなってきている。かつては、子供が小さい時は親の方が財力がある、やがて子供が出世し、親が退職すると立場が逆転、だったが、最近は、経済が成長していなくて子供の給料が上がらない、おまけに、日本の平均寿命が延びて、親がリタイヤ後も、リレーのバトンをほいと渡すわけにもいかず、併走し続けなければならないので大変。
又吉さんは、子供が親を養えない状況を知ってほしい、親を養うのは当然という常識は少し考えてほしい、と話す。世の中変わってきているから親子関係も難しくなっているが、なるべく交渉費用をかけて、夏、実家に帰るとかは大切ですね、と指南役は言う。
又吉の経済ポエム・・
リレーだとすると 今走ってる世代、次の世代 遅いのではなく坂道
(完)
私には、もう実家というものはございません。自分が建てた(自慢ではないつもり)家が私の居場所でございます。母親は私が29歳のときに癌で亡くなり、30代前半で一生独身を貫く覚悟を決めて家を建て、父親とは別居でずっと独り暮らし。父親も一昨年癌で亡くなって、天涯孤独。って言いたいところですが、4歳下の弟(ブログ上ではKくんと表記)がひとり、東京の大学生となってそのまま東京で就職し、ずっと関係の薄いまま今に至っていたのですが、先月からわけあって私の家で居候中。ここに至るまで様々な葛藤がありまして、今回の親子間の血縁コミットメントならぬ、兄弟コミットメントにより、期間限定同居を受け入れたのでございます。交渉費用も高くついております。今月中旬で居候一ヶ月を迎えますので、その頃 、想うコトを綴ってみたいと思います。そうそう、両親が生存中に心の内をもっと聴かせて貰っていれば良かったと日々思っております。ですから、Kくんとも日課のように、幼少期の頃の話をしては大笑いしております。それは、おいおい。
日々感謝です。
約2ヶ月ちょっと経過。元気すぎます。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
“乱暴な仕立て直しから2ヶ月以上が経った観葉植物たちの様子”を載せときましょ。癒されるといいますか、元気を貰える過ぎるといいますか。
【モンステラ】
→
↓
←
↓ 8/3
まだまだ、新葉が続々と出ております。ただ、気になるのが、モンステラ特有の切込み模様がないこと。栄養不足なんでしょうか。補給した方がよろしいですね。太陽に向かって成長するので、時々くるくると鉢を回しております。
【マドカズラ】
→
↓
←
↓ 7/14
→
8/3
こちらも、次々と新葉が。切り口から幾枝にも分かれてます。凄い。
下の挿し木は、水挿しから鉢植えにしたもの。どうなるかな思っていましたら、根付いた頃からはぐんぐん育っております。
⇒
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【プミラ】
→
8/3
水挿しから苔挿ししたもので、なかなか根付いてくれませんでしたが、少しずつ育ってくれてるようです。
【アイビー】
↓ 8/3
こちらも、プミラ同様に水挿しから苔挿ししたものですが、一見変化ないようですが、よくよく見ると生きてくれております。頑張れ!
【アルテシマ】
何だか縮んだ?みたいなのは撮影角度の問題ですね。
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5本とも順調でございます。頑強です、アルテシマは。
【ウンベラータ】
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ウンベラータも丈夫でございます。成長、早い!
モンステラ、マドカズラ、アルテシマ、ウンベラータは、夏、一日水やりを忘れてもちゃんと育ってくれまして、初心者の私にはとっても相性が良いです。基本的に、土の表面がカラカラになってから(限度はありますが)水やりしています。それに、病気にもなりにくそうですし、剪定にも強そうですし。友人にプレゼントするのは、どの子がいいかしら。
ところで、最近、大好きな早朝の我が家の庭ぶらりをさぼっております。といいますのは、居候Kくんに水やりをさせているので。
なんと、雑草たちがわやわや、もさもさ、しております。
ちびモミジが草に埋もれて・・
初めて見た!ミントの花
近いうちに二人で草むしりをするぞ!と号令をかけてはいるものの・・。ふう。
無理矢理、水やりをさせられているKくん曰く、「最初は、もぉー、水やりなんて、と渋々やってたけど、そのうち天気予報が気になりだして、あっ、あさって雨かぁ、なら明日は朝晩じゃなくて・・とか考え初めてるんだよねぇ、なんか愛着湧いてきた。ペット飼ってる感じかな」ですって。「そうでしょーっ、そのうち、元気ないなぁ、水が足りてないんかなー、とか、冬場の肥料が足りてないんかなー、とかまで考えるようになるんよー、ネットで調べたりして」などと私もノリノリになって会話がつながっております。けれど・・朝、水やってね、と申し渡しておりますのに、何故に言われなきゃやらないのだ?うーん、まだまだだな。
日々感謝です。
Eテレ「趣味どきっ!〜 わたしの夜時間“無心になれるやすらぎ時間”〜」を観て。色日記、興味津々!
こんにちわ、SUMIKICHIです。
たまーに参考にさせて頂く「趣味どきっ!」。
マラソンや登山、自転車、茶の湯や書道、ギターそして仏像鑑賞の旅やスケッチ紀行、パソコン・IT講座など、現代人の趣味は幅広くジャンルも多種多様。その道の第一人者を講師に起用し、初心者にもわかりやすく紹介する番組。
今回のシリーズ「わたしの夜時間」、“お休み前の心と体を整える夜時間の過ごし方”の中で「あっ、これなら私もすぐ出来そう!」と思ったものをざっくり備忘録しときましょ。
〜無心になれるやすらぎ時間〜
≪アートセラピーテクニックを利用した“10分で心をゆるめる色日記”≫
塗り絵感覚の色日記で無心に
アートセラピーは、悩みを抱えた人が、セラピストと絵画やダンスなどの芸術を通して交流を深めていくもの。心の内なる世界を表現することでリラックスして、自分に対する気づきや癒しが得られるといわれている。
これを利用した色日記は、丸い枠を描いて、そこに自由な色を塗るだけ。こんな簡単な作業の中にセラピーの要素が詰まっている。
用意するのは、色鉛筆と手帳だけ。
たった10分、無心になって色を塗るだけで心がリセットされる。
◆好きな色を選んで、○(円)を7つ描く
どこに描いても良い、深く考えないで
大きく描き過ぎると後が大変、○が重なっても大丈夫
どんな形に描いても良いが、色を塗るためなので円の線は閉じる
この枠が大切、後付け法から来ているが、自分の心の中の表現したいことを、この枠の中だったら自由に画けるんだよって。際限なくある空間をこの枠ど留めるブレーキの役割をしてくれる。枠を描くことがアートセラピーの大きなポイント。
例えば、このページで、自由に表現して、と言われても戸惑う。逆に、○があれば塗り易くなる。今回は○だが、違う形でも良い。
◆好きな色で○の中を塗る
何色でもいい、1個でもいい、無理しなくていい。誰かに見せるためではなくて、あくまでも無心になるためのもの。心の赴くままに塗るのが大切。何をしても、まず自分を許してあげる自分だけの世界。
鉛筆のサラサラっていう音もいい・・塗っていくうち、だんだん何も考えないで、呼吸が整ってきて、リラックスしてきて・・鎮静効果ぶある。
◆塗り終えたら円の横に日付けをいれる
慣れてきたら、○の配置や枠の形を変えたりしてみるのも良い。
文字がないと成り立たない日記とか具体的にものを描かなきゃいけないお絵かきと違って、ただ○の中を塗るだけで完結する表現を夜の時間に持てたら良い。
私も早速、挑戦。キリのよい8/1から始めてみました。
日付忘れてるけど 8/1
日付! 8/2
お子ちゃま以下でございましょうか。本来は誰に見せるものでもないですし、そもそも、いつか、大量に持っている色鉛筆で何か描きたいと思いながらも手つかずでしたので、気軽に手に取るグットタイミングなのよ、ということで納得させましょ。塗っている最中は、たしかに無心になります。あらっ、日付けを入れ忘れておりました。今は、塗ることに集中しましょ。いつまで続きますことやら。
この他、
≪マスキングテープを使った簡単コラージュアート≫
文具店や100円ショップで買えるマスキングテープを、テーマを決めないでちぎって貼っていく。いろんな色があって、上手に使って場所や時間を表現することができる。
例えば、茶色テープを横に貼ると地面に見えて、その下に水色テープを同じ方向に貼ると海や川に見えたり。上の方にオレンジや赤で夕陽、黒っぽい色だと夜、といったように。逆に、自由気ままに貼っていくと、そのうちそれが何かに見えてきて、そうなるとしめたもの。シールや包装紙などを貼っても良い。
こちらも、なぜか大量に持っているままのマスキングテープを使う絶好のタイミング!ただ、模様のあるテープを貼ってみて・・ただ貼っただけだな・・規則性を持たせるなら・・どうしたらいいのだ・・紅色の細めのテープでつなげとくか・・うーん、やっぱり貼っただけ・・ってな仕上がりでございます。
コラージュは、逆にストレス溜まりそうですので、しばらくは色日記にしておきましょ。そうそう、思うばかりじゃ駄目でございますね、実際に手を動かしませんと。塗り方ひとつで全く出来上がりが違うんですものね。これって当たり前のことですが。メージングばかりしてて、いつか、いつかとか、やれば出来る、とか、いつまでも先延ばししてても技術は勝手に上達してはくれませんから、あまり深く考えず、まずは手を動かしましょうよ、ってことに気づかされました。どこぞの教室で基本から・・と、意気込んで始めようとする癖があり、それで億劫になるタイプです、私。隙間時間にでも手に取りましょ。
日々感謝です。
実践!“一日一禅”
こんにちわ、SUMIKICHIです。
Eテレ「まる得マガジン」で、‘禅の言葉で生活をグレードアップ 実践!一日一禅’という、興味深い内容の番組が放送されていまして、ざっくり備忘録しときましょ。禅語は好きですし、5分のミニ番組ですので、簡単に取り入れられそう。
禅語、それは人生の教えを記した禅の修行の道しるべ。指南役は、曹洞宗 徳雄山建功寺18世住職 枡野俊明さん。番組は8回シリーズ。
①はじめての坐禅
身も心も執着から完全に抜け落ちるという状況、何ものにも捉われず、身も心も一切の執着から離れた禅が目指す最高の境地。
ストレスが多い現代社会には、禅の心を取り入れることが有効だと枡野さんは言う。人々の心に欲や悩み、いろいろなストレスが埋まっている、これを心のメタボリックシンドロームと呼んでいる。心のメタボを解消するには坐禅。
・坐禅をするときは、坐蒲(ざぶ)を使う。なければ、座布団を半分に折って。
・両脚は、結跏趺坐 か 半結跏趺坐。
胡坐をかいて腿の付け根の上に両足先を乗せるか、片足先を乗せるか。
・手は、両手で輪を作り、親指が軽く触れあうかたち。
・体の中の邪気を一度吐き出す。
・体を振り子のように左右に振り、しだいに体が真ん中でピタっと
止まったところで静止。
・姿勢が整ったところで坐禅開始。
・坐禅の最中は、目は見開かず、半分に開き、視線は斜め45度下に落とす。
・鼻で呼吸を行いながら40〜45分間ほど。初心者は10分でも大丈夫。
家で行うときは壁やタンスに向かって、明るすぎない場所でリラックスして行う。
まず、続けることが大切。いつしか身心脱落の境地に近づけるでしょう、とのこと。
少し慣れたら・・
②坐禅で心を調える
唐の時代に活躍した百丈懐海禅師という方が唱えられたのが、この百丈山という自然豊かな中でどっかりと坐っていること、命を頂いて坐っていることが、何よりも尊く有難いことだとお答えになった、という意味。
その境地にいたるために坐禅をしましょう。
‘調身 調息 調心’。姿勢を調えれば 呼吸が調う 両方が整うと心が調う。
・脚や手は前述同様。
・意識して骨盤を立てているような姿勢で。
・鼻から呼吸し、慣れてくるとやがてゆっくりになってきて
1分間で4〜5回くらいになる。
もし、頭に何かが浮かんでくるようならそれに取り合わず、浮かんできたものはそのままに放置、そうすると自然に心が調い、調心という状態になる。
足が組みづらいときや仕事場で一息つきたいときは、椅子坐禅。背中は、背もたれから離して坐り、膝は肩幅くらいに開く。
③はじめての写経
心に浮かんでくるいろんな想いをそのままにしておく、そして、消えるままにまかせる、そういう状態のこと。
心がざわついて落ち着かない時、写経をすると心がすっきり落ち着いてくる。
今回の写経は般若心経。仏様の智慧が凝縮され、最も多く写経されているもの。
最初は、最後の部分を書いてみよう。市販されている写経セットを利用。
サンスクリット語を音写したもので、‘私もみなとともに行こう みなで悟りの境地を円満成就しよう’という意味で、一番重要な部分。
・始める前には、手を洗い口もゆすぐ。
・まずは、合掌しながら深くお辞儀し、写経する一文を唱える。
・お手本の上に紙を置く。筆ペンでもボールペンでも良い。
・姿勢を正し、呼吸を整えてから始める。
集中して、一字一字丁寧に、上手い下手ではない、心穏やかな時間に入ることが大事。
最後に、普回向(ふえこう)を唱える。
④般若心経を書く
禅では、そのひとつのものに一心不乱に取り組んでいる状態、そのものと一つになる、そのものと一枚になる。雑念を捨てて写経三昧。
般若心経は、“大般若経”という600巻にも及ぶ経典を276文字に凝縮したお経。
・手順は③と同様。
写経には“一字一仏”という言葉があり、一字一字心を込めてを仏さまを書いているという気持ちで取り組む、そうすることで、仏さまの教えと一体になるということ。そして、写経には、願いを込めることもできる、それは最後に、‘祈願’を入れる。
祈願例・・諸縁吉祥、家内安全、心願成就、身体健全、商売繁盛、諸災消除、世界平和など
写経したものは納経(お寺に収める)できる。
⑤生活の中心をすがすがしく
一番大切なのはお掃除。信心より掃除が先にきている。仏の道を志す者にとって最も重要な信心よりも掃除が上位であるとこの言葉は表わしている。
掃除は、単にその場をきれいにするだけでなく、自分の心の中の塵や埃を払う行いだと考える。お寺では掃除のことを作務という。
では、作務の智慧を活かして家の中を掃除してみる。
≪台所≫
命のあるものを調理する神聖な場所だと考えてみる。そうすると、常にきれいにしておかなければならない。使ったものは、すぐもとの場所にもどす、後回しにすると億劫になる、出しっ放しだと神聖さを保つことはできない。
修行僧が、便をしたり、寝起きしたり、食事したりする所を“僧堂”という。ほか、“浴司(風呂)”、“東司(トイレ)”、があり、、この三ヶ所では、修行僧が口をきくことは許されていない、重要な場所と考えられている。“東司”には、烏枢沙摩明王(うすさまみょうおう)というご本尊さまが祀られている。お参りしてからトイレに入る。それだけ大事な場所だと位置づけられている。
丁寧に磨けば、自らの心も磨き上げられる。禅寺の掃除には、見えない所こそきれいにするという鉄則がある。人目につきにくい場所も丁寧に掃除しよう。部屋の状態というのは、自分の心の状態が映ってしまう。部屋がきれいになると、心も強くすがすがしくなる。
⑥家の中をきれいに
体と心は切り離すことができない一体の関係であるという意味。落ち込んだ時、もやもやして切り離すことができない時、体を動かすことが大事。心が沈んで淀んでしまっているので、気分を変えるにはお掃除するのが一番もってこい。
玄関は‘家の顔’といえる場所。最重要お掃除エリア。
・内側は、ほうきで隅から中央へ寄せるように掃く。
・掃き掃除後、固めに絞った雑巾で水拭きを行う。
・掃き掃除と同様に、隅から中央に向けて拭いていく。
・玄関の外側も、まずはほうきで掃き、打ち水で清める。
埃が舞うを防ぐ上に、夏は涼しげ。
禅の言葉で
窓ガラスは本来、透き通っていてピカピカ。だとしたら、塵や埃など汚れが積もってからでは遅くて、常にそうならないように掃除しておくのがあるべき姿。
・まず、ぬるま湯に浸して絞った雑巾で、水拭きをする。
・その後、乾拭きをし水滴の跡を消す。
清々しい気持ちになる。空間をきれいにする、というのと、心は一体。いつもそんな気持ちでいられることが大切。
⑦おもてなし その一
この茶会を催す機会は一生に一度、もてなす側ももてなされる側も誠意を尽くしてその場にのぞまなければいけない、もともとは人をもてなす時の時世の言葉で、もてなしの基本となる心構え。
来客時、一期一会の気持ちでもてなす方法紹介。
≪玄関≫
お香を焚いてもてなすのもひとつの方法。
夏・・清涼感のある香り
冬・・温もりを感じさせる香り
焚くタイミングは、来客時にいかにも、あなたのために焚いてますというのは野暮、到着時間を見計らって香りの調節をしておく。
≪お花≫
もてなしに欠かせないのが、お花。
季節の花をお香と一緒に玄関の靴箱の上や床の間に置く。華美にならず、さりげなく。
≪お茶とお菓子≫
季節感のあるもの。暑いときは透明感のあるもの。基本は、先に手に取って頂きたいものを“右側”に置く。
抹茶(左)+ お菓子(右) お菓子(左)+ 煎茶(右)
―お菓子が先― ―お茶が先―
お客様到着後は、季節に合わせたお茶を出すのも心配りのひとつ。
夏・・良く冷えた麦茶
冬・・ほうじ茶
招かれた方も、こんなにもてなして貰って有難いなと嬉しくなる。
⑧おもてなし その二
和やかな表情をして、思いやり深い優しい言葉で人と接しなさい、来客を迎える際の心構えはこの言葉に言い尽くされている。
おもてなしは挨拶から始まる。まずは、お客様が来た時、
和顔愛語の心で挨拶する方法。
≪玄関に出てお出迎え≫
挨拶で注意すること・・言葉とおじぎを同時にしてはいけない。
まずは、相手の顔を見て言葉を言ってから、おじぎをする。日本古来の“語先後礼”。
出迎え3歩 見送り7歩
出迎えは相手に3歩、歩み寄る 「ようこそおいで下さいました」と言葉を言ってからおじぎ。
≪見送り≫
「本日はありがとうございました」と言って、相手の後に従い7歩進む
相手の姿が見えなくなるまでその場に立ち続ける。
逆に、見送られる側は、相手を立たせたままにしないよう、最初の角を曲がって
視界からいなくなるのが心配り。
もてなす側ももてなされる側も和顔愛語
日々過ごしている生活そのものが禅に続いているよということ。心に溜まっている塵や埃を取り払い、心軽く過ごしましょう。 (完)
ほとんどが当たり前の事なのでしょうが、意味も分からず行っている所作や禅語が結構ございました。お恥ずかしながら、お茶とお菓子の配置や出迎え3歩 見送り7歩、修行僧さんたちの作務中の私語禁止など。実は、以前、禅的生活とかなんとかいうタイトルの本を読んで日々の生活に活かそう!としましたが、すぐ忘れて・・今回は、ミニ番組のため詳細な説明はございませんが、指南役の有難い雰囲気のお言葉をお聴きしながら映像で観ますと、なんとな簡単に日々の生活に取り入れやすい感じがいたしました。
台所は、命あるものを調理する神聖な場所だと心に刻むと、使ったらもとにもどす、いつもきれいに、と身体が勝手に動く?かな。窓ガラスにしましても汚れが積もったら拭く、ではなく、そうならないように拭く。そうだよねーと思いはすれど、我が家の窓ガラスは未だに水滴跡がばあーっと。
よく考えてみますと、型から入るのも大切だと思いますが、相手のことや空間のことを心から想えば、自然と言動に表れますよねぇ。多少型にはまっていなくとも。空間をきれいにしておくのも、そこに集う人たちに居心地良くいてほしいという気持ちの表れでしょうけれど、まずは、一人のときでも空間を清潔に保つのは、自分を大切にしてるという表れですよね。いえ、自分だけが気持ちよければいいというスタンスではなく、自分を労わっていればこそ、相手への心配りがより深くなる・・のかな。まあ、これが、なかなかしんどくもございます。だって、あとでやろってなりますもの。美と労力は切り離せないものでございます。えっ?私だけ?
日々感謝です。
NHK「ドキュメント72時間〜海が見える老人ホーム〜」を観て。
こんにちわ、SUMIKICHIです。
最近よく観る「ドキュメント72時間」。今回は、〜海が見える老人ホーム〜。神奈川県の海を見下ろす高台にあるその老人ホームでは、平均年齢84歳、450人を超える入居者が静かな日々を送っている。人生100年時代に問う“幸せって何ですか?” ざっくり備忘録しときましょ。
建物の中に入るとまるでマンションのよう。30年前に出来て全国から入居希望者が絶えないという。ホテルのような食堂、バランスの良い食事が三食摂れる。
◆92歳女性 入居30年 夫と入居したが21年前に死別
90歳男性 入居22年
ご夫婦ではないようだが、夫婦以上のおつきあい。ここで30年生きてる。「(夫が死んで)独りでしたら、しょぼくれてたと思う。私、わがままですけど、上手くリードして下さいます。このお漬物、私が作ってるの」
〜毎日この席で待ち合わせ まだまだ青春みたい〜
◆元高校教師82歳男性 妻と死別し、茨木から13年前に入居
ロビーで熱心に新聞を読んでいる。「レトルトのカレー買ってきて、それをご飯にかけるとかさ、そんなやつをずっと食べてたんだよね。そしたらこんなこと長く続けてたら駄目だろうと思って老人ホームに入るかなと思ったの。姨捨山みたいな所に入りたくない、リゾートっぽいのがいい、ここ(僕の部屋)オーシャンビューでしょ」この景色を手に入れるために自宅を売却し、3,500万円の入居費を捻出したそう。「ジャズが好きだから今日もいろいろジャズを聴きながら、生の豆を買ってきてローストして・・スムージーって知ってる?満足してるね、だって見ればわかるでしょ、オーシャンビューでさ」
〜460人が暮らす巨大老人ホーム 社会から少し離れた“お歳寄り”だけの国〜
◆91歳女性 ゆったり新聞を読んでいる
「いろいろありますよね、世の中がこんなですから、でも私たちは、もう枠外の人間ですから。毎日気分良く暮らせたらそれでいいと思っております」
〜人生の多くの時間をここで過ごす人も〜
◆元エンジン開発 90歳男性
20年前木彫りを始めて、気づけば数百点の作品を作っていた。「こんなに長く生きてはずじゃなかったんですけどね」
◆夕暮れ時、女性4人がテーブルを囲んでいる
「ここに入って、子ども孝行してるんです。一番安心するのはお嫁さん」そう言いつつみなさん自身が楽しそう。4人の中で一番年上は、88歳の女性。東京大空襲の生き残り、9年前に夫と死別。新しいもの好きで、スマホを使ってここでの生活を楽しんでいる。「ひ孫が5人いて、ラインで写真をやりとりしてる、孫が‘いいね’ってスタンプを送ってくるの、月に数回会いに行くけど、普段はスマホで十分。孫の動画を観たりして楽しいですねねこれって。これがなかったらつまんないですよね」
〜距離の取り方も どこか今どき〜
夜7時を過ぎると館内は一気に静まり返る
◆89歳と80歳の女性姉妹
80歳の妹が向かうのは、医療設備の整っているホームの中の診療室。足を怪我して二年前から入院中の姉を毎晩見舞う。13年前姉妹で入居。両方とも独身で仕事一筋だった。子どももいないので、将来お互いに迷惑かけまいとここを選んだ。就寝前の何気ない会話が二人の日課。「この頃ね、おさかな一匹出ても、なぜか骨がないのよ、一番美味しい所を抜いちゃってね」
〜様々な人生が同居する老人ホーム 確実に訪れる老いと静かに向き合っている〜
体操から始まる老人ホームの朝。バス待合室にはポツポツ人が集まってくる。「ちよっと歯医者へ」。みんな健康を心がけている。ほかにもあちこちに出かけていく人たち。
◆元通信関係 90歳女性 28年前に単身入居
フロントのソファで独り坐る女性。通りがかる人がみな挨拶している。「あたし、古だぬきだから。そうねぇ、いろんな人見てきたねぇ、ここにいてどうこうないんじゃない、もう終わりの人が来るんだもん。(長生きが楽しいって人もいらっしゃいますけど?)へぇーっ、だ。あたしは楽しくない、やっぱり若い時が一番楽しいわよ、だいいちくたびれるじゃない、自分の体が」独身を貫いて90年。「誰の手も借りず自立して生きてきた。自分に自信があったから。結婚は、やっぱりね、すれば辞めなきゃなんないじゃない、万事が辞めなきゃの時代だった、だからそういうことはしなかった。いい加減が嫌いだから、あたし」自分に厳しいからこそもどかしい気持ちが伝わってくる。
夕方になると、外出から帰ってくる人たちが・・
◆元自動車製造 86歳男性 9年前に単身入居
モノづくりが趣味と言う元技術者。奥さんを早くに亡くし独り暮らし。天井には手作りの花々がぶら下がっている。持て余す時間をどう過ごすか考えた末、現役時代の腕を活かして始めたそう。毎月ね近くの保育園に届けている。「保育園に行けば子どもたちが、キャーっと言って集まってくるから可愛い」。でも、時々手放してしまった以前の暮らしを思い出すこともあるそう。「今日も表から帰ってくるときに畑を見てね、もとの家に住んでたら今頃は植木にこうやって・・まあ、どっちがいいか、それはわかんないけどね」
◆70歳女性 入居2年目
「ここ、私の菜園でね、凄いでしょ、お野菜とお花が。みなさんに百花園とかジャングルとかいわれてるの。育っていくと気持ちがせいせいして」
〜育っていく草木に期待を膨らませる〜
ホームの近くにある共同墓地 現在130名が眠る
◆「女房が眠ってる。次は俺だよ、あそこに。自分の行く末は末はあそこだと思えば気が楽じゃない」
七夕の短冊に願いを書いている人がいる・・
◆車椅子に乗っている97歳女性
“今が しあわせ・・・”と。寄り添っていたのは花飾りを作っていたあの男性。長い付き合いでいろいろ本音を聞くこともあるそう。「私、寂しくて、寂しくて死にそうだという電話がかかってくるから。人間というのは、口じぁさぁ、早く逝きたいというけれど、口とは裏腹で本心として、具合が悪くなったら病院行くでしょ?」
〜30代で悩んだことを80代でもやっぱり悩んでるし、それはいくつになったって同じ〜
◆87歳女性 入居18年
「生まれつき視力はないの、少ししか見えないの。でも、転ばないからみんなが不思議がるの。階段は全部勘定してます。ここの下に行くには18段、向こうが5段。」不安と隣り合わせの中、ずっと手探りで歩いてきた。ポストの中の納涼祭りのチラシを読んでもらう。「窓を開けて見てましたね。凄い華やかで、焼き鳥の匂いなんかもいい、でも、男性は煙が入るから開けないでっていう、1年に一回なんだから煙が入ったってどうってことないのにね」
〜今度はどんな一日になるのか 女性の声は明るかった〜
最後は・・
「9時からピアノやらなきゃいけないから。このロンドン橋やるんですけど」。83歳女性、ピアノに初挑戦。
〜今、入居者の平均年齢84歳 旅はまだ続く〜 (完)
番組で紹介されていた老人ホームは、まるでホテルのようなそれぞれ独立したマンションスタイル。入居費3,500万円。なるほど、私にはどう逆立ちしても捻出できません。ということは、こうして画面を通して眺めるしかないのです。みなさん一見楽しそうですが、心情を深堀りしていくと・・いえ、それは、私自身が近い将来感じれば良いことですよね。やっぱり・・お金なんでしょうか、老後の支えは。お金さえあれば、ホテルのような老人ホームに入居できて、似た環境の方たちとお友達になり、心配なく余生を送れる・・早期退職しなければ、入居できたかもなぁーと考えてみますが、私は、健康なうちは独りでも我が家で暮らしたい、出来れば亡くなる時も孤独死であろうと我が家で・・。って、健康な今は言えますよね。何が正解なのかわかりませんが、自分で選択した人生に納得できるよう日々を過ごしたいな。それにしても、皆さんお元気でございます。私の人生設計は、母が59歳で癌で他界したこともあり、60歳までで途切れてまして、それから先、80歳の自分は想像もつきません。どうするんですか?私!
日々感謝です。